早く寝るせいもあるけれど、部屋のまわりが明るくなって目が覚める毎日でした(雨戸がなくて、開け放しで寝てますから)。だから、この夏四時を過ぎたあたりから、起きだしてしまうことが何回かありました。
今朝は、五時前に起きだしましたが、そんなに明るくなかった。
少しずつ日は遅くなっているのだ。
と、改めて感じました。時間は確実に過ぎて行っている。私たちは、あまりに毎日が暑いので、いつもと変わらない、いや、いつも以上の暑さだと不平不満をならしながら過ごしていて、時の経過を意識できていなかった。
五時になっても、明けきっていなかったり、もうすぐ六時になろうとするのに、今、とても静かで、あのセミたちはどこに行ったんだろう、ということで季節の経過を知ることになります。
とても静かな朝です。つい何日か前と比べたら、恐ろしいくらいの違いです。
これが本来の私どもの朝であり、セミが五時過ぎから鳴きだす朝は、仮の姿だったようです。
もう少ししたら、ミンミンゼミが鳴くという話だけど、セミの世界でも世代交代がひとつの季節の中で行われるんですね。
「ミンミンゼミが鳴きだすころになったら、菊に肥料を上げなくては!」
とは、菊を育てている方から聞いた話でした。菊たちも、「そろそろ出番だから、肥料ちょうだいね」と、おねだりしているんだろうな。
ウチは、シロアリ騒ぎと夏バテで、クタクタになりました。
弟たち家族は、毎年恒例の淀川花火大会に出かけたのかもしれない。そして、今日からはキャンプに行くという話です。ワイルドで、アグレッシブですね。
私は、夏の終わりのしみじみで、今日も暑いけれど、何か残せないか、何か作れないか、何か描けないか、あくせくしながら大したこともできずに過ごすのでしょう。
大したことなんて、もとからできない。誰かのためにささやかな何かなら、できるかもしれない。そのささやかな何かをするために私たちは生まれてきている。
そう言い聞かせて、今日を過ごします。セミはいつ鳴きだすのだろう。5:49amまだとても静かです。
★ 六時を過ぎて、一匹だけ鳴き始めました。やはり明るさがもう少し欲しかったんでしょうか。