1980年の秋、司馬遼太郎さんたちは越前の旅をされたそうです。その旅が「街道をゆく」シリーズの18巻「越前の諸道」にまとめられ、1982年に単行本化され、文庫は1987年に出ています。 そして、私は、今さらながら2024年に読んでいます。もうすぐ読み切りそうです。40年以上前の司馬さんたちの旅をたどりながら、私は2023年の1月に行ったっきりですから、その時の感じと重ね合わせて、越前とはどんなと . . . 本文を読む
途切れとぎれに『菅笠日記』を読んでもう何年になるでしょう。早く宣長さんを松坂に帰してあげなきゃいけないのに、なかなか帰り着けないですね。まだ宣長さんは吉野を歩いているみたいです。いくら何でも、何年もかけたら吉野から帰って来れるのになあ。まあ、気長に旅していきますね。 このやしろ(社)のとなりに。袖振山(そでふるやま)とて。こだかき所に。ちひさき森の有りしも。同じをりにやけたりとぞ。御影(みかげ) . . . 本文を読む
朝の7時に家を出て、大阪の実家にクルマで行き、奥さんの用事をして、済んだら母と昼ごはんを食べ、少しお話したらすぐに帰ることにして、家に着いたら17時くらいでした。10時間の外出だったのですね。ほとんどクルマに乗ってたようなもので、少し疲れました。 私は電車に乗りたいのに、奥さんがまだ電車を信用できてなくて、私はアッシーとして必死こいて運転していました。そりゃ、何だってします。奥さんのご希望であれ . . . 本文を読む
昨年の人口減少が83万人だとか、ということは1年で山梨県や鳥取県や、同程度の自治体人口が減っていくことなのか。来年は、〇〇県、再来年は……、どんどん減っていくらしい。 なのに、防衛費と子ども関連の予算は増えていくだろうか。増えたとしても、また政治家たちの懐に入る予算だとしたら、本末転倒というのか、日本滅亡のために毎年努力しているとしか言えないな。そして、たくさんの外国 . . . 本文を読む
この春は雨の多い春でした。そして、何となく寒くて、サクラの開花は遅れて、それは自然なんだから仕方ないけど、サクラを楽しむのも自分たちの流儀ではなくて、何だかいろんな人に気兼ねしながら楽しんだような気がします。いや、楽しめたのかどうか、それさえわからなくなりました。 昔みたいに、仲間が集って、桜の木の下でビニールシートしいて、おしゃべりしながらゴハン食べるとか(私は数えるほどしかしたことないですけ . . . 本文を読む
インドア派のくせに、窓の向こうの風景には憧れてしまう。 窓をすり抜けて、外に出てみたら、「あれ、自分はどこへ行くんだったっけ?」とやりたいこと、行きたいところ、見たいものがわからなくなるくせに、窓の中から外を見ると、外で活躍する自分のイメージはふくらんでしまう。 そこには素敵な女の子もいる。軽やかな笑い声もある。あたたかな人の輪がある。そんな気がしてしまう。 そして、実際に外に出てみたら、いっぺ . . . 本文を読む
雨の日は、やれないことが多すぎる。いろんなイメージがあったって、それもやめよう、あれもなしにする。たくさん自分で諦めて、そういう自分がイヤになる。 「雨でも、好きなことをすればいいさ」と誰かが言ってくれたとしても、「うん、そうなんだけど、それはわかるんだけど、でも、気分が乗らなくなるんだよ」なんて言い訳してしまいそうだ。 実は、そんなにやりたいと思ってなかったのかもしれない。何となくいいなと思っ . . . 本文を読む
昨日[2024.4.7 日曜]の朝日新聞にこんなことばを見つけました。 自分がそんなふうだから、どうせみんなも隠しごとがあるんでしょう、と日々疑っている。 見渡す限りのひとびとみんな、隠しごとを持っているのだと思うと、さみしさを抱くと同時に、あたたかい気持ちにもなる。 自分の想像もつかない他者が生きる世界は、なんて孤独で、書くべきことに溢れているのだろうと、ときめく。 お仕事をしつつ小説を書き、 . . . 本文を読む
先週、山梨県を旅していました。今は日曜の朝です。晴れています。朝の散歩にも出かけました。奥さんなら50分で歩き切るコースを、私が一緒だと1時間以上かかってヨタヨタ歩きました。申し訳ないくらいにヨタヨタでした。 何てことだろう。先週は2万歩を越したとか威張ってたけど、あまり自慢できるものではないようです。本当にヨレヨレになって歩いているだけです。でも、歩かないよりはましだから、どんなになっても歩か . . . 本文を読む
昨日、気になってたことの二つが解決しました。一つは転勤していった仲間へのお餞別みたいなもの、もう一つはこれからの準備のこと、二つとも解決したから、こころは晴ればれとすればいいのに、今朝になってみたら、相変わらずドンヨリした気持ちでした。 いつになったらスッキリとした日々が送れるのか? たぶん、私のことですから、いや私だけではなくて、みんな一難去ったらまた一難、という形で次から次と新しい悩みを抱え . . . 本文を読む
今ここにある私の時間は、どんどん過ぎ去っていきます。つい何時間か前、お昼ごはんを食べて、そのあと、あろうことか、禁断のシュークリームをいただき、「あらまあ、濃厚な、ずっしりのクリームだね」とか言いながら食べてたけど、それはもう過去の時間です。 シュークリームは戻ってこない。「おいしい」と思って食べたのだから、それで満足しなくてはならなくて、もう一度食べたかったら、買いに行けばいいはずですが、たぶ . . . 本文を読む
蒸気機関車を見たことはあっただろうか。あったかもしれないけど、そんなに憧れてなかったと思う。独特のリズムとか、けむりの感覚とか、いくつもの車両がつながって走ってる感じみたいなのがあったでしょう。私たちは、そんなにたくさんつながった電車に慣れなくなりました。 都会では12両編成の快速とか、そういうものが走っているから、先頭から最後尾までものすごい長い感覚で走ってたりするんだろうけど、田舎では6両編 . . . 本文を読む
何だか、イマイチ気分が乗らない時は、孔子さんか兼好さんのことばをメモの中から拾ってくることにしています。 今日、ずっと雨で、どこにも出ていなくて、お仕事の人たちに申し訳ないくらい。でも、無理して外に出る必要もないから、ずっと引きこもりです。でも、今度は引きこもることに飽きてしまう。どっちにしても飽きっぽいから、何ごとも長続きしないし、ろくなことができないみたいです。まあ、それが私というものですか . . . 本文を読む
うっかりしていると、何もかもが「桜は満開でいいですね。人々は桜の下でひとときを過ごしていますよ」、なんていうことにされてしまう。 どうして一つのテーマをしっかりと取り上げることをしないのか。マスコミは政府広報であり、自分たちが主体となって人々が知り得なかった為政者たちには不都合な真実というのを人々に知らせるということをできなくなってしまったのか。いや、今までどれくらいそういうことができたのか、と . . . 本文を読む
今朝のラジオで、太陽のフレアの活動が盛んになっているというのを聞きました。十一年周期で元気になるそうで、そのエネルギーが文字通りに飛び火して、地球にやって来ると、電波障害、停電、オーロラなどが起こるということだそうです。 オーロラは緯度の高いところに行けば見られるのだから(ホントかな?)、フレアとオーロラは関係ないように思えるけど、まあ、地球も一つの磁石ですから、何らかの磁場で見えない力が働いて . . . 本文を読む