中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

”当面”という言葉の意味

2014年03月24日 04時35分01秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」61ページ「きのこ原木のマッチングを支援」をみましたが、今日は62ページ「薪、木炭、木質ペレットに「当面の指標値」を設定」をみます。

林野庁は、平成23年11月に、調理加熱用の薪と木炭に関する放射性セシウム濃度の「当面の指標値」を、それぞれ「40Bq/kg」と「280Bq/kg」(いずれも乾重量)に設定して、都道府県や業界団体に対し、同指標値を超える薪や木炭の使用・生産・流通が行われないよう要請を行っています。

また、林野庁は、木質ペレットとその燃焼灰における放射性セシウム濃度の調査結果を踏まえて、平成24年11月に、木質ペレットの放射性セシウム濃度に関する「当面の指標値」を設定しています。

白書によると、木質ペレットの検査により、放射性セシウム濃度が当面の指標値を超えた場合には、燃焼灰の放射性セシウム濃度を測定して、濃度が8,000Bq/kgを超える場合には、販売・流通等の停止を要請する、とあります。

燃やしても、水に流しても、時間が経ってもなくならない放射性セシウム濃度に対して、販売や流通を停止しても根本的な解決にはならないように感じます。

それ故に”当面”という言葉を用いているのかもしれませんが、これまでの白書のとおり、”先延ばし”や”その場しのぎ”としか感じられなくなってしまうことが、悲しいですね。

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