おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の39ページ「第 1-2-13 図 売上高の推移」をみましたが、今日は40ページ「第 1-2-14 図 売上高 業種別分解(2009 年と 2015 年の第 1-4 四半期の平均 増加分)」をみます。
下図から2009年の第1-4四半期の平均と足下の2015年の第1-4四半期の平均について、業種別規模別の分解をみると、大企業は、6分類の業種全て売上を上方に押し上げているが、特に製造業
が売上の伸びをけん引しています。
他方で中小企業は、上方に押し上げている業種は建設業のみであり、製造業は微減、卸売業・小売業・サービス業の3業種は2~3兆円程度マイナスに寄与していることが分かります。
これを踏まえ白書は、こうした売上に関連する指標として、2005年の生産水準を100とした指数である、規模別製造工業生産指数を利用して、中小製造業の生産動向を確認しています。
上図の通り、中小企業の生産は、2014年6月に大きく落ち込んだが、2014年12月から持ち直しの動きが見られた。
しかし、同年5月から11月まで前月比マイナス又は横ばい傾向が続き、以降は持ち直しの動きも見られたものの、直近の2月は再び低下しており、一進一退の推移であまり強い動きとはいえない、とあります。
中小企業でプラスなのは建設業であるならば、下請体質であるので過酷な価格競争に直面している現場の声とも一致しますね!
昨日は中小企業白書(2016年版)の39ページ「第 1-2-13 図 売上高の推移」をみましたが、今日は40ページ「第 1-2-14 図 売上高 業種別分解(2009 年と 2015 年の第 1-4 四半期の平均 増加分)」をみます。
下図から2009年の第1-4四半期の平均と足下の2015年の第1-4四半期の平均について、業種別規模別の分解をみると、大企業は、6分類の業種全て売上を上方に押し上げているが、特に製造業
が売上の伸びをけん引しています。
他方で中小企業は、上方に押し上げている業種は建設業のみであり、製造業は微減、卸売業・小売業・サービス業の3業種は2~3兆円程度マイナスに寄与していることが分かります。
これを踏まえ白書は、こうした売上に関連する指標として、2005年の生産水準を100とした指数である、規模別製造工業生産指数を利用して、中小製造業の生産動向を確認しています。
上図の通り、中小企業の生産は、2014年6月に大きく落ち込んだが、2014年12月から持ち直しの動きが見られた。
しかし、同年5月から11月まで前月比マイナス又は横ばい傾向が続き、以降は持ち直しの動きも見られたものの、直近の2月は再び低下しており、一進一退の推移であまり強い動きとはいえない、とあります。
中小企業でプラスなのは建設業であるならば、下請体質であるので過酷な価格競争に直面している現場の声とも一致しますね!