おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の327ページ「コラム 2-5-1 ①図 売上規模別に見た経営者保証の動向」をみましたが、今日は329ページ「第 2-5-52 図 貸出判断力の向上に向けた取組」をみます。
下図から、中小企業向け貸出における、金融機関の貸出判断力向上に向けた取組を見ると、「財務内容分析に関する教育」は、ほぼ全ての業態の金融機関で行われていることが分かります。
白書は、「経営内容把握に関する教育」もかなり高い割合で取り組まれているが、都市銀行や地方銀行に比べ、信用金庫や信用組合では、やや低い割合となっている。
また、業界動向や技術動向に関する「情報収集・分析を行う部署の設置」についての取組は、金融機関の規模が大きいほどよく取り組まれており、「業界・技術に関する外部専門家・機関との連携」は、金融機関の規模が小さいほどよく取り組まれている。
これは、規模が大きな金融機関ほど、専門的な部署の設置を進め、規模が小さな金融機関は外部の専門家や機関との連携により貸出判断力の向上に努めていることが推察される。
業態の構造上に制約がある信用金庫や信用組合では、外部との連携が重要と考えられるが、信用組合では地方銀行や信用金庫に比べて連携の取組が低くなっている、とあります。
過去のデータからではなく現状からいかに未来を予測するか・・・私にはそんな能力はないので、自分が100%納得できように、経営者を質問攻めにします。
そして、経営者の考えを論理的に整理してあげることで、上記の取り組みの弱いところが見えてきます。ここがコンサル業の最も面白いところなのではないでしょうか!!
昨日は中小企業白書(2016年版)の327ページ「コラム 2-5-1 ①図 売上規模別に見た経営者保証の動向」をみましたが、今日は329ページ「第 2-5-52 図 貸出判断力の向上に向けた取組」をみます。
下図から、中小企業向け貸出における、金融機関の貸出判断力向上に向けた取組を見ると、「財務内容分析に関する教育」は、ほぼ全ての業態の金融機関で行われていることが分かります。
白書は、「経営内容把握に関する教育」もかなり高い割合で取り組まれているが、都市銀行や地方銀行に比べ、信用金庫や信用組合では、やや低い割合となっている。
また、業界動向や技術動向に関する「情報収集・分析を行う部署の設置」についての取組は、金融機関の規模が大きいほどよく取り組まれており、「業界・技術に関する外部専門家・機関との連携」は、金融機関の規模が小さいほどよく取り組まれている。
これは、規模が大きな金融機関ほど、専門的な部署の設置を進め、規模が小さな金融機関は外部の専門家や機関との連携により貸出判断力の向上に努めていることが推察される。
業態の構造上に制約がある信用金庫や信用組合では、外部との連携が重要と考えられるが、信用組合では地方銀行や信用金庫に比べて連携の取組が低くなっている、とあります。
過去のデータからではなく現状からいかに未来を予測するか・・・私にはそんな能力はないので、自分が100%納得できように、経営者を質問攻めにします。
そして、経営者の考えを論理的に整理してあげることで、上記の取り組みの弱いところが見えてきます。ここがコンサル業の最も面白いところなのではないでしょうか!!