おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の354ページ「第 2-5-72 図 成長投資の際に、金融機関に望む条件や性質」をみましたが、今日は358ページ「第 2-5-73 図 ABL の融資金額と融資件数の推移」をみます。
下図について白書は、ABLの融資金額と融資件数の推移を見ると、2012年度から急激に融資金額が増加しており、2013年度には9,327億円まで増加したが、2014年度は8,965億円と微減した。
また、件数を見ると、2008年度以降2011年度まで減少傾向にあったが、2012年度以降毎年3,000件弱の増加を続けている。
足下では金額が減少するものの件数は増加していることから、1件当たりの小口化が進んでいる、とあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/17/0d828cf2965f10610c613fb7df9e546e.png)
ABLとは、「Asset Based Lending」の略で、企業が保有する「在庫」や「売掛債権」、「機械設備」等を担保とする融資手法である。
旧来金融機関の融資の担保は「不動産担保」が中心であったが、不動産価値の下落に伴う担保価値の低下を受け、不動産に過度に依存した融資からの脱却が金融機関に求められている。
こうした流れを受け、近年ABLが推進されている。
企業がABLを利用するメリットは、事業の拡大縮小にも対応した資金調達ができ、自社の必要運転資金額に応じた借入れが可能となることが挙げられる。
つまり、売上増加時は在庫や売掛債権の増加分に応じた運転資金の調達可能が可能となる。
こういう融資手法は昔からあったような気がしますが、ABLというのですね。恥ずかしながら、初耳でした~。
昨日は中小企業白書(2016年版)の354ページ「第 2-5-72 図 成長投資の際に、金融機関に望む条件や性質」をみましたが、今日は358ページ「第 2-5-73 図 ABL の融資金額と融資件数の推移」をみます。
下図について白書は、ABLの融資金額と融資件数の推移を見ると、2012年度から急激に融資金額が増加しており、2013年度には9,327億円まで増加したが、2014年度は8,965億円と微減した。
また、件数を見ると、2008年度以降2011年度まで減少傾向にあったが、2012年度以降毎年3,000件弱の増加を続けている。
足下では金額が減少するものの件数は増加していることから、1件当たりの小口化が進んでいる、とあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/17/0d828cf2965f10610c613fb7df9e546e.png)
ABLとは、「Asset Based Lending」の略で、企業が保有する「在庫」や「売掛債権」、「機械設備」等を担保とする融資手法である。
旧来金融機関の融資の担保は「不動産担保」が中心であったが、不動産価値の下落に伴う担保価値の低下を受け、不動産に過度に依存した融資からの脱却が金融機関に求められている。
こうした流れを受け、近年ABLが推進されている。
企業がABLを利用するメリットは、事業の拡大縮小にも対応した資金調達ができ、自社の必要運転資金額に応じた借入れが可能となることが挙げられる。
つまり、売上増加時は在庫や売掛債権の増加分に応じた運転資金の調達可能が可能となる。
こういう融資手法は昔からあったような気がしますが、ABLというのですね。恥ずかしながら、初耳でした~。