おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の359ページ「第 2-5-74 図 業態別に見た ABL 実行金額の割合と ABL 実行件数の割合」をみましたが、今日は360ページ「第 2-5-75 図 ABL の融資対象先検討時における課題」をみます。
下図からABLの融資対象先検討時における課題を見ると、「物件の担保としての適性について判断ができない」、「取引先の在庫などの資産の管理状況について把握ができていない」、「ABLに対する企業の認知度が低い」の項目が高くなっていることが分かります。
この結果について白書は、企業の商流については把握ができているものの、企業が保有する売掛債権や在庫等の動産が担保として適正かどうか判断できないことや、そうした資産を企業がしっかり管理できているのかを把握できていないことが理由として挙げられている。
こうした課題を乗り越えていくには、本節で重要性が確認された、企業の事業性や経営課題を把握し、より詳細に企業のことを理解することが必要ではないだろうか。
他方で、企業側への認知度が低い点も課題となっているが、ABLの市場規模が拡大するにつれてこの課題は解決されることが予想されるため、地道に取組を進めていく中で、企業にABLのメリットを理解してもらい、利用を促進していくことが重要であろう、とあります。
想像通りの回答ですが、そうであるが故に克服していくのは難しいのでしょうね。
昨日は中小企業白書(2016年版)の359ページ「第 2-5-74 図 業態別に見た ABL 実行金額の割合と ABL 実行件数の割合」をみましたが、今日は360ページ「第 2-5-75 図 ABL の融資対象先検討時における課題」をみます。
下図からABLの融資対象先検討時における課題を見ると、「物件の担保としての適性について判断ができない」、「取引先の在庫などの資産の管理状況について把握ができていない」、「ABLに対する企業の認知度が低い」の項目が高くなっていることが分かります。
この結果について白書は、企業の商流については把握ができているものの、企業が保有する売掛債権や在庫等の動産が担保として適正かどうか判断できないことや、そうした資産を企業がしっかり管理できているのかを把握できていないことが理由として挙げられている。
こうした課題を乗り越えていくには、本節で重要性が確認された、企業の事業性や経営課題を把握し、より詳細に企業のことを理解することが必要ではないだろうか。
他方で、企業側への認知度が低い点も課題となっているが、ABLの市場規模が拡大するにつれてこの課題は解決されることが予想されるため、地道に取組を進めていく中で、企業にABLのメリットを理解してもらい、利用を促進していくことが重要であろう、とあります。
想像通りの回答ですが、そうであるが故に克服していくのは難しいのでしょうね。