報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

アマゾンに 売ってないかな 玉の輿

2013-04-26 00:21:15 | 日記
 婚活川柳なる本が売り出されているらしい。軽く立ち読みしていると、出るわ出るわの悲喜こもごもの内容だ。
 私的にはもはや三次元の女性には何の期待もしてないので、どちらかというと、
『ヤフオクで 売ってないかな メイドロボ』
 ってところである。
『待ってるぜ 生きてる間に モノホンの ボーカロイドと 介護ロボット』
 短歌でスマソ。
 時事ネタ的には、gooよりYAHOOの方が面白い記事を多く載せているんだけどな。ヤフコメも面白いよw

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「えっ!?七海をですか!?」
「はい!私の出向元、大日本電機から、是非とも量産化をしたいと。詳しい話を是非と、そういう話が来ました。メイドロボットの需要を鑑みるに、いつやるの?今でしょ!と、いうことになったんですよ」
 敷島の言葉に、平賀はただただ目を丸くしているだけであった。
「おおっ!さすがじゃ!でかしたぞ、平賀君!」
 平賀の師匠、南里も歓喜した。
「しかし、敷島君。いかに量産化とはいえ、産業ロボットとはワケが違う。製作費だけで、いくら掛かると思っているんじゃ?キャデラックが何台も買えてしまう額では、世間から注目を浴びることができても、それだけで終わってしまうぞ。七海のようなメイドロボットだけではなく、初音ミク達の量産化が難しいのは、費用の問題も大きいのじゃからな?」
「分かってますよ。それを踏まえた上で、話をしたいと言ってきてるんです。これは、大きな一歩ですよ」
「う、うむ……」
「平賀先生、七海の量産化に成功すれば、当然先生の懐にロイヤリティがわんさか入ってきます」
「うむ。素晴らしい話じゃ。ほぼオーバーテクノロジーであるこの研究は、何かと金が掛かるからな。大きなスポンサーがついてくれて、やっと資金まで出してくれるようになったのじゃ」
 しかし、平賀は何故か俯き加減だった。
「……少し、考えさせてもらっていいですか?」
「えっ!?」
「何をそんなに迷う必要がある?こんなチャンス、2度と無いぞ?」
「そうですよ、先生」
「……ちょっと失礼します」
 平賀は研究室を出て行った。
「どうしたんでしょう?」
「元々、七海は完全に平賀君が自己満足で作ったようなものじゃからな。私のエミリーと同じく、量産化は考えていなかったのじゃろ。まさか、初音ミク達を差し置いて、七海に話が来るとは思わなかったぞ」
「それはまあ……」
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闘病のこと。

2013-04-24 19:23:19 | 日記
 先日、顕正新聞4月15日号のことを書いたが、だからと言って別に入信や脱会を勧めているわけではない。そんな権利も義務も、今はどこにも無いからだ。ただ、同じ病気を抱えている者として、その登壇者の内容はどうなのかを考察させて頂いただけだ。
 病気の内容のことについては、特に嘘は書かれていないだろう。但し、本当はもっと書いた方がいい真実も隠されているような気がする。嘘は書いていないが、真実もまた書いていないということだ。これを読んで同じ潰瘍性大腸炎の患者が入信したいと思うかどうか、それは微妙だろう。確かに幸運と言える事案があったようだが、それを正しい仏法のおかげとするには弱いような気がした。例えこれが法華講員の発表だったとしても、やはり同じように思っただろう。失礼だが、潰瘍が初期ガンではなく、もっと進行した際にもう1度体験発表されたらどうかと思う。この時に奇跡が起これば、それはもう大感動ものだろう。
 恐らく日蓮正宗法華講では、潰瘍の時点で何が起きても、体験発表させないかもしれない。信徒内同士で感動を分かち合うには、そして宗外に感動を伝えるには弱いからだ。仮に私が信心していた中で寛解し、大喜びで報告するとする。しかし、それでも体験発表の話は来ないはずだ。これくらい、宗門では当たり前だからだ。
 因みに潰瘍性大腸炎は厚生労働省指定の難病であり、未だ治療法は特定されていない。つまり寛解はあっても、完治は無い。顕正新聞ではそこをボカしているが、同じ患者は騙されないので悪しからず。

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 連れ去られた鏡音リンを追う際、車で大クラッシュを起こした敷島は病院に運ばれた。
 犯人達は事前に通報を受けていた警察の緊急配備により逮捕され、リンも無事に保護された。
 病院の手術室の近くには不安そうな顔を隠せない巡音ルカとKAITO、MEIKO、鏡音リン・レンがいた。
 そして少し離れた長椅子には、初音ミクが俯いて泣きじゃくっていた。
 その横にはエミリーが慰めるように、ミクの左肩に手を置いていた。
 仙台から駆けつけた南里は、悔しそうに病院の壁に拳を当てていた。

「手術はひとまず成功。命に別状は無いそうじゃ」
 南里がボーカロイド達や赤月、平賀を前に言う。
「脳波への影響、並びに後遺症の心配もない。しかし、意識が戻るまでは面会謝絶。いや、意識が戻ってもしばらくの間は、面会を差し控えるようにとの主治医の見解じゃ。私も、それに従うべきだと思う。各々心配だろうが、ここは私に任せて、それぞれの仕事を真っ当してほしい。やっと……ボーカロイドの存在が世に知れ渡るようになったのじゃ。彼も、それを望んでいるはずじゃ」

「……そういうわけだから、そんなに落ち込まないで。ミク」
 赤月が1番感情レイヤーの落ち込みが激しいミクを気遣って言った。
「ミク?どうしたの?大丈夫?」
「……え?ええ……大丈夫です……」
 ミクとルカは同じタクシーに乗って、病院をあとにした。
「ミク。例のミュージカル……主役決まったんですってね。おめでとう」
 ルカが言った。
「ありがとう……」
「プロデューサーが事故に遭ったのはショックだけど、命は助かったし、リンも無事だったんだから」
「うん……」
「ミクが主役で頑張ってるところ、プロデューサーに見てもらえないのは残念だけど、これを成功させれば喜んでくれると思うよ」
「そうだね……」
 普段あまり喋らないルカがミクに対して、元気付けようとしているのはミクに分かった。
「頑張らなきゃ……。頑張らなきゃだよね……」

 犯人達の車を避けようと敷島達の車に突っ込んできた車が大型トラックだったという設定。しかし、限定的とはいえ主人公不在にすると……結構難しいんだ、これが。
 群集劇なのでその間他のキャラにスポットを当てれば良いのだが、大抵は敷島と繋がっているので、挫折した。よって、普通乗用車くらいにしておいて、軽傷ということに。
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本日の雑感

2013-04-24 14:56:42 | 日記
JR西 信号トラブル 内部犯行の可能性(産経新聞) - goo ニュース

 春闘が近づくと、こういう不穏な動きがあって嫌ねぇという話をしたかと思うが、どうやらメーデーが近くても同じことがあるようだ。JR東日本の場合、線路内人立入りで電車が止まった時、止まった区間を調べてみてほしい。車両基地、支社、支店、営業所の近くの場合、内部犯行の可能性があるから。
 因みにJR西日本であった部品を引っこ抜くというやり方は昔、国労が鉄労への嫌がらせでやった手段である。今更ストライキはできないから、こういうやり方しか思いつかないだろう。ところで、股尾前科は【以下略】。
 JR東日本の労働組合、東労組に左翼系組織が入り込んでいるという噂は有名だが、それを影で操っていた某委員長氏は今現在、あの世とこの世を結ぶ冥界鉄道公社の労働組合と、魔界を縦横無尽に走る魔界高速電鉄労働組合の委員長を兼務なさっている模様だ。意味は【お察しください】。

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〔「1番線から特急、成田空港行き、まもなく発車致します。ドアが閉まります」〕
 地下ホームに発車ベルが鳴り響く。
「子供じゃないんだから、大人しくしてなさい」
 赤月は運転室の後ろの席に座る鏡音リン・レンをたしなめた。
〔「ドアが閉まります」〕
 ドアが閉まると、運転室から二打のブザーが聞こえる。電車は時刻通りに発車した。
「今日、仕事が無い者って聞いたら……全員来てるし」
 敷島は頭を抱えた。
「実際ヒマなんだからしょうがないですよ」
「赤月先生も?」
「私は……敷島さんや太一君だけじゃ大変だろうと……」
〔「京成電車をご利用頂き、ありがとうございます。特急、成田空港行きです。日暮里、青砥、高砂、八幡、船橋、津田沼、八千代台、勝田台、佐倉、佐倉から先の各駅に止まります。次は日暮里、日暮里。……」〕
「わたし、ボーカロイド♪……はい、たかおさん、クッキー焼いて来たんです。どうぞ」
 初音ミクは鼻唄混じりに、クッキーの入った箱を開けた。
「おっ、ありがとうな」
 敷島は1つクッキーを手に取った。
「平賀先生達、もう先に成田に着いてますかね?」
「この時間だと、もうそろそろですよ」
「あれからドクター・ウィリー、何も仕掛けてきませんね?却って、不気味ですよ」
〔「お客様に、お知らせ致します。只今、JR東日本各線において、信号機系統のトラブルが相次いでおります。千葉方面に向かわれるお客様、どうぞ京成電車をご利用ください。尚、運行情報につきましては、駅係員にお尋ねください」〕
「……ドクター・ウィリー?」
「さあ……?」

 はてさてこの敷島達、どうして仙台を出て成田空港に向かっているのか不明。しかも、京成電鉄の……普通の特急電車とは……。いや、ファイル整理してたら出てきた。多分、初期設定も初期設定。最初は仙台ではなく、東京が舞台だったので、その時のものと思われる。
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変な列車。

2013-04-23 22:01:33 | 日記
 つぶやきでも書いたが、たまに帰宅時に乗る東北新幹線“なすの”271号が、何故かE5系になっていた。これは“はやぶさ”用の車両なわけだが、10号車はグランクラスだし、1号車も座席数が少ない。多くの通勤客が自由席を利用するため、通勤輸送には不向きと思われる。何度も乗っているから分かるが、この列車、明らかに通勤客が多い。
 帰宅してから、いつE5系で運転するようになったのかとJR時刻表5月号(交通新聞社)で調べてみた。するとおかしなことに、4月20日から26日までと、28日から5月2日まで。更にその4日~6日、飛んで6月30日がE5系とのことである。つまり、別に普段はE2系で運転するつもりであるようだ。何だこのへんてこりんな運用は???しかも普段なら東京駅始発で、車内整備など無く、入線してすぐに乗車できるのだが、今日は違った。何かの折り返し運転だったらしく、乗車するまで待たされた。これも時刻表で調べてみたが、どうやら“はやて”“こまち”88号という臨時列車の折り返しだったようだ。
 では、私が乗っている“なすの”271号とやらは、わざわざ秋田や新青森から回送で来ている……?いや、そんな勿体無いことはしないな。普段はE2系なのにE5系を使う辺り、名前は同じだが別の列車だと見た方がいいだろう。
 同乗した子供は喜んでいたようだが、私は通勤では乗りたくないなぁ……。まだ一部の自由席でリクライニングはしないが、座席数の多いMaxの方がいい。ま、座席数の多い2号車に乗れば済む話なんだが。因みに“こまち”用の車両E3系も連結されている。5月5日は、E6系“スーパーこまち”の車両で運転するとのことだ。在来線以上に変化のある路線だ。

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 12月某日。仙台市北部の高台にある研究所も、冬も迎えていた。
 仙台は北国ではあっても、雪国ではない。
 山沿い以外は首都圏と同じく、12月はほとんど積雪はしないものと思っていい。
 ……はずなのだが、今冬は寒波が厳しいらしく、既に12月に入ったばかりで降雪があったし、半ばでは3㎝の積雪を観測していた。
「山は雪が降ってー♪空には太陽輝いてー♪」
 初音ミクを始めとするボーカロイド達は、オーバーヒートの心配が無い冬が1番いいらしい。
 得意の歌を歌いながら、研究所の前を除雪していた。
 で、人間達は……。
「温かくなるシリーズ。“赤いもの”。……太陽」
 所内の事務室で敷島が言った。隣に座る赤月は、
「ちょっと。いきなりそれですか。……焚き火」
「ちゃっこいですなぁ。富士山の噴火」
「縁起でも無いこと言わないでくださいよ。かがり火」
「……ホッカイロ」
「赤くないですよ、敷島さん!」
「だって……。じゃあ、石油ストーブ」
 何故か敷島と赤月、毛布を被っている。その理由は、
「壊れたエアコン!」
「役立たずのエアコン!」
 キレた人間達に熱いお茶を入れながら、エミリーが言った。
「明後日には・修理が来る・予定です」
「遅いよー!」
「敷島さん、せめてその石油ストーブくらい出しましょうよ」
「それが、それも壊れてて点かないんです。震災の時に、フル稼働させたかららしいんですが……」
 因みに所長の南里は、都合よくまた財団の仕事で留守にしているという……。
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業務連絡

2013-04-23 02:37:28 | 日記
 ポテンヒットさんへ。

 先日の写メの件、ありがとうございました。確認致しましたので、ご報告と御礼申し上げる次第でございます。多忙とはいえ、夜分遅くに恐れ入ります。
 もしまたいい写真が撮れましたら、よろしくお願い致します。

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 ここからまた普通の日記に戻ろう。東武鉄道10000系というのは、東武本線系統で運用されている小豆色の帯を巻いた電車で、西武2000系(西武初の黄色い4ドア車)のように2両、4両、6両、8両の編成があり、これらを2台以上連結させ、多種多様の輸送ニーズに応えている。特に東上線では、2両+8両だったかな?それで、最大10両編成で走行している。
 東武野田線に入線してしてきた物は、6両の固定編成だと聞いた。帯の色が野田線のシンボルカラーである水色(フューチャーブルーとかいうらしい)なのはいいが、何故ランボードの下が黄緑色(ウグイス色?)???
 特に野田線入線に当たっては、何か特別な改造をしているわけではないらしい。車内放送も、自動音声ではないとのこと。いつ乗れるのか、楽しみだ。近いうち、60000系とやらもデビューするみたいだし……。
 で、埼京線のE231系運転はいつだ?さっぱり試運転しているところを見た事が無いし、話も聞かないぞ???

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 8月某日。
 いかに仙台市北部の高台に位置する研究所とはいえ、近辺の気温は30度を超える。
 精密機械が熱に弱いのは言うまでもない。ましてやそれが歩いたり、喋ったり、歌まで歌うアンドロイドなら尚更だ。
 従って、ロボット研究所であれば、殊更に所内の空調には人一倍気を使うわけだ。
 下手すると、それは冷蔵庫並の温度に……なっていなかった!
「現在の・気温・31.75℃。全員・オーバーヒートに・注意して・ください」
 事務室内で、エミリーが無表情で言った。彼女の背後では、扇風機がフル稼働している。
 エミリーの視線の先には、ソファでぐったりしている初音ミクと鏡音リン・レンがいた。
 これは暑さの耐久実験ではない。ガチで研究所内の空調が故障してしまったのであった。
「涼しくなるシリーズ……“白いもの”。……白クマ」
「勝山スケートリンク……(←既に閉鎖)」
 リンとレンは連想ゲームを始めてしまった。
「スプリングバレースキー場……」
「冬の面白山高原……」
「シベリアのブリザード……」
「アルプス山脈……」
 そして……。
「壊れたエアコン!」
「オンボロのエアコン!」
 姉弟ボーカロイドがキレたの見て、初音ミクは苦笑した。
「結局それがある意味、涼しいかも……」
 南里も財団の仕事で研究所にいない。
 他にいるのは、専任講師として教壇に立っている大学が夏休みの為、研究所の仕事を手伝っている赤月奈津子だけであった。
「明後日には修理が来るから」
 さらっと言う。
「えー、遅いよ!」
「リン達、オーバーヒート起こして、“イレギュラー”(*)になっちゃうよ~!」
 *ロックマンXに出てくる、暴走したロボットのこと。
「心頭を滅却すれば火もまた涼し!あんた達は取りあえず外気温50度まで耐えられるようになってるんだから、我慢しなさい。エミリーなんて80度まで耐えられるんだから」
「エミリーと一緒にしないでよ~!」
「ドクター赤月。説得力・ありません」
「ん?何か言った?」
 エミリーの指摘をさらっと流す赤月だった。
 まず上半身はPCから電源を取った扇風機が稼動して風に当たり、両足は氷の入った水バケツに突っ込んでいた。
 と、そこへ……。
「おーい、氷買って来たぞー!」
 敷島が両手に大きなビニール袋を抱えて戻って来た。
 たちまち、表情の明るくなったボーカロイド達であった。
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