伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

自然界には放射性カリウムがあるじゃないか、というけれど

2012-01-21 08:34:00 | 放射能問題
厚労省が出した、「食品中の放射性物質の新たな基準値について」の説明でも、放射性カリウムが自然界にこんなにあるとグラフで示している。
だから「放射性セシウムだってダイジョウブ」となるのだろう。

果たして
放射性カリウムは大丈夫なのだろうか?

「食品とくらしの安全12月号」に「バナナに放射性カリウム?」という記事があった。

以下転載
Q.カリウム補給にバナナが取り上げられています。
カリウムには放射性カリウムが含まれているという事ですが、大丈夫ですか?

A.放射性カリウムはが半減期が12.8億年と長いので、自然界のカリウムには0.0117%の割合で放射性カリウムが含まれています。
 カリウム1000mg当たりの放射能は30.4ベクレル。
 カリウムを含む食品は、すべて放射性カリウムを含んでいて、
   バナナ    109ベクレル/kg
   ホウレンソウ 210ベクレル/kg
   ジャガイモ  125ベクレル/kg
   きざみ昆布 2492ベクレル/kg
   大豆      73ベクレル/kg
   精白米     27ベクレル/kg
   豚もも肉   106ベクレル/kg
 食品だけでなく、サプリメントや添加物のカリウムにも放射性カリウムが含まれていて、食べると内部被ばくは避けられません。
 人間には体重1kgあたり2000mgのカリウムが存在しているので、61ベクレル/kgになります。
 このように生物界に広く存在する放射能は、生物が生きている間を考えると、目に見える危険はありません
 ところが、遺伝の時に起きる突然変異は違います
自然界に存在する放射性カリウムでも、突然変異を起こすと、ほとんど全てが有害で、その生物は淘汰されてきました
 ただし、避けることができないし、人体中のカリウム量は一定なので、カリウムを豊富に含む豆類、いも類、野菜類、果物を食べても、余分なカリウムは体内から排出されます
 たくさん食べても、人体中のカリウムは一定量が維持されるのでバナナは安心して食べていいわけです。
 
 ここに原発から出た人工的な放射能が加わると、どうなるのでしょうか。
例えば、放射性ストロンチウムは骨に蓄積して、白血病や骨がんを増やし、放射性セシウムは膀胱がんを増やします。
 その上、将来の世代に遺伝病が増加し、少なくとも1000年以上にわたって日本人を苦しめることになるのです。
 だから、原発推進派も、できるだけ放射能が漏れ出ないように原発を造っていたのです。
 ところが、爆発してからは、危険な放射能を「心配ない」と言い始め、マスコミを含め大合唱のようになっています。
 彼らが触れないのは「遺伝」です。
 自分がいなくなっている将来にツケを回して、被害が出た時のことは知らないふりをしているのです。
 しかし、このままでは、子孫に大変な被害が出ることは確実です。
引用終わり


1/14、15「脱原発世界会議」(パシフィコ横浜)を終えて
首長会議に笹口巻町元町長、保坂展人世田谷区長、西原牧ノ原市長、三上湖西市長、桜井南相馬市長、井戸川双葉町長、そして石井長生村長がパネリストとなり上原公子元国立市長とヤマモトコータローさんが司会をした。
上原公子さんから「脱原発首長会議」が提案され、合意された。
これを足掛かりに少しでも前進していかなければ、ただの祭典に終わってしまう。
継続した取り組みを続けていかなければならない、とみんなが思った熱気に包まれた2日間でした。
満場のメインホールからの帰り道。