伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

改善しました 佐倉署管内の駐車監視員活動ガイドラインの見直し

2023-05-07 15:13:41 | 政治
駐車監視員制度ってご存知でしょうか?

千葉県警HPによると、平成18年6月からスタートしたもので、
駐車監視員が最重要地域と重点地域を巡回しながら、駐車車両にステッカーを貼って回っている制度です。

佐倉警察HPによると
「駐車監視員とは、警察署長の委託を受けた法人の下で、地域を巡回し、駐車車両の確認や確認標章の取付け
などの仕事を行う人のことであり、法律上の資格が必要とされています。
交通反則切符を作成したりはしない」とありますが、実質取締りを行っています。

各警察署長が、管内の地域の実態等に応じて、
場所・時間帯等を定めた「駐車監視員活動ガイドライン」を策定・公表しています。

佐倉署管内の駐車監視員活動ガイドラインを見ると、指定されているのは主要駅の周辺が最重点地域、
離れた閑静な住宅地が重点地域として広い範囲が指定されていました。
お隣の八千代警察署管内と比較しても広くエリアを指定しています。

昨年4月以降、急に問題になったのが、ユーカリが丘駅周辺で
監視員が通行車両もあまりない住宅街を頻繁に巡回し始めたのです。
自宅前にほんの数分間停めていただけで「放置車両確認標章」を取り付けられ、反則金15000円を
取られるケースが続発。
急に雨が降ってきて急いで洗濯物を取り込んでいる間に、、、など1人が3回も取り締まられただけではなく、
民生委員も介護事業者も訪問先で、取り締まられ、仕事にならないという声も頻繁に寄せられるようになりました。
自治会から見なおしを求める要望を警察署に届けても、「法律に決められているから」「警察署ではどうしようもない」など
門前払いをされてきました。



2022年度ガイドライン



2022年度の取り締まり状況(23年4月に公表)
一目瞭然、以前はピンクの最重点地域を中心に取り締まっていたのが、
黄色の重点地域のユーカリが丘1丁目、2丁目に集中しているのが分かります。
駅からも距離があり、住宅地内の道幅も広く、自治会としてマナー向上を呼び掛けて実績を上げてきた地域、にもかかわらずです。

困りはてた声を受け、県警にヒアリングをすると、
県警としては毎年ガイドラインを見直すよう警察署長に指示している、とのこと。

ところが、ガイドラインの地図を見ると、特にユーカリが丘は開発が進んでいるにもかかわらず、
駅周辺の開発を全く反映していない古いままの地図であったことが判明しました。

そこで昨年9月議会の警察常任委員会で取り上げ、「現状に合った見直しを行うよう」要望しました。

本年4月ガイドラインの見直しが発表され、改善されました。





追記
この時の警察常任委員会では(いつものことなのですが)、
警察担当課へ質疑中にもかかわらず、委員からのヤジ、怒号、不規則発言が止まらず、
傍聴者からは「驚いた」「不愉快になる」などの感想が傍聴後に寄せられました。

私が警察常任委員会で質問をすると大体、このような状況となります。
他の常任委員会を傍聴していても皆無ですので、珍しいと言わざるを得ません。
結果、千葉県議会の特に警察常任委員会では「議員間討議」が活発に行われるようになりました。