伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
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議会質問 「武道必修化について」毎年起こっている柔道の死亡事故、安全対策は?

2012-03-28 00:22:41 | 議会
議会質問 死亡事故が毎年起こっている柔道について、時間に追われながらの質問でした。

中学校「武道必修化」について。

伊藤:柔道の部活死亡事故が毎年発生している問題点と、新学習指導要領により4月から始まる中学校の武道必修化の課題について伺います。
 名古屋大学の先生が独立行政法人日本スポーツ振興センターの資料を整理分析した報告によると、柔道の部活動や授業中に毎年死亡事故が起きています。
28年間で中高合わせて114人の子どもが亡くなっており、柔道の死亡事故率は他のスポーツに比べて特出して高いことが明らかになっています。
佐倉市での死亡事故、または重篤なけがなどの報告は過去にありましたか。

教育長:部活動を含め過去20年間無かった。

伊藤:それでも全国ではこれだけ114人の子供たちが亡くなっている。これ部活なのです。
これから必修化になりますが、柔道を選択している学校の割合はどれくらいありますか。

教育長:授業で柔道を選択している中学校は、11校中男子8校、女子6校。

伊藤:その中で、柔道の指導経験者の割合はどれくらいですか。

教育長:保健体育科を指導する教員の28人中20人、約71%の教員が柔道の指導経験がある。

伊藤: ということは、残りの8人の方はどうされるのでしょうか。

教育長:今後研修等を含めまして実践に入っていきたい。

伊藤:今からこの8人の方々は指導経験もなく、研修をしていかれるということだったのですけれども、非常に危ういものを感じます。
それで、安全対策について伺います。
柔道固有の動作に起因し、急性硬膜下血腫などの頭部外傷による死亡が多数を占めていることが指摘されておりますので、現在取り組んでいる安全対策、それからあとは予算面も含めましてどのように今後対応していかなければいけないのかということを伺います。

教育長:これまで市内中学校の女子柔道の授業を参観して、課題について把握し、研修してきた。
今年度は、市内中学校の体育主任が参観し、授業について研究協議を実施。
講師を招き安全指導を含め女子柔道の指導方法について研修した。
体育科の教員を対象に柔道指導の専門家である順天堂大学スポーツ健康科学部学部教授を講師に柔道の安全指導に配慮した実技研修を開催する。
実技研修は、来年度以降も引き続き実施していく予定。
養護教諭研修会でも安全に配慮した環境整備やけがが起こった場合の救急対応について具体的な研修を行ってきた。
さらに、AEDの設置場所を体育館に統一し、緊急時により迅速に対応できるようになっている。


伊藤:それを聞いておりまして非常に危ういものを感じます。
慌ててこの8人の方、指導経験もない方に任せていいのでしょうか。
やはり外部の方、講師を呼びまして、その方とともに授業をやっていただくように求めます。


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