伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

本年もどうぞよろしくお願いいたします ~発熱外来に挑戦したけれど~

2021-01-03 15:36:42 | 新型コロナウイルス問題
あたらしい年を迎えました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、昨年末、年末年始のコロナ対応について書きました。
コールセンターが10回線、看護師2人体制という事で、以前よりも大丈夫です、という担当課のコメントを紹介しました。

さて、実際はどうなのでしょうか。
実は私、昨年12月29日に風邪気味となり、夜に体温は37.4度。
翌12月30日は平熱に下がり、匂いはかぎ分けられるので、とにかく様子を見ようとじっとしていました。

その後、体の節々が痛く、寝起き時、起き上がるのに一苦労。
寝すぎかな?と考えていたけど、それは症状の一つだったようで、今日は痛みも取れて大丈夫。
ところが、また寒気がぶり返してきて、症状が横ばいのまま6日間が経過しようとしています。

これは、やっぱりだめかな、という事で、発熱外来にトライしました。
年末年始の発熱相談一覧表の印旛郡市を見ると、成田富里徳洲会病院と国際医療福祉大学成田病院の2か所。
まず、徳洲会病院に連絡入れたら、保健所に連絡を入れないと受けられないと。
保健所は休みだけど、どこに連絡するのですか?と聞くと、
教えてくれたのは「コールセンター 03-6747-8414」

ところが、コールセンターに掛らない。
全く掛からない!!😡😡😡
「込み合っているので後ほどおかけください」と2度繰り返して切られる。
以前のコールセンターは「0570」のナビダイアルで何十分も待たされて、電話料金が高額になる、という意見を頂いたが、
否応なく切られるのって、どうよ?

そうこうしているうち、国際医療福祉大学成田病院に掛けたが15時までなのに20分すぎてしまった!!
「明日8時半から受け付けるから、お電話くださいね」と優しく対応された。
優しく対応してくれ、保健所を通す必要はなかったが、時間切れでダメ。

コールセンターは何度かけても「込み合っている」として切られるし、何も改善していないことが判明した。
コールセンターだけでなく、発熱外来でも受け付けるから何とか対応できるだろう、と考えていたが、
感染者増加の中、見通しは甘かったようだ。

夷隅医療圏域では独自でPCR検査を行っている、とのことを平井愛山先生のfacebookで知っていた。
15年ほど前だろうか、県立東金病院に平井先生の生活習慣病に対する先進的な取り組みを県議だった大野博美さんと一緒に、
お話を伺いに行ったことがある。

平井愛山先生 1/2 facebookより*********

千葉県夷隅医療圏(人口7万人、二市二町)では、12月29日からの年末年始の期間中、
新型コロナの感染拡大防止を目指して、地域ぐるみでいすみ医療センターのドライブスルーと発熱外来を運用しています。
ドライブスルーは、夷隅医師会の先生方が交代で、鼻咽頭拭い液の検体採取を担当し、
自治体保健師さんが介助役で、いすみ医療センターの検査技師さんがPCR検査を担当しています。
発熱外来は、いすみ医療センターのスタッフにより運営され、地域の熱発など有症状の方の診察
と保健所からの依頼で濃厚接触者の鼻咽頭拭い液の検体採取を行い、PCR検査を行っています。

12月29日から1月1日までの運用実績は、以下の様です。

12月29日:発熱外来 17名 ドライブスルー:17名
12月30日:発熱外来  3名 ドライブスルー: 6名
12月31日:発熱外来  7名 ドライブスルー: 1名
 1月 1日:発熱外来 13名 ドライブスルー:10名

合計で74名で、陽性者は4名、1名は肺合併症があり、いすみ医療センターの感染症病棟に入院後、
急激な酸素飽和度の低下があり、後方病院へ搬送になっています。他の3名はいずれも熱発等の症状があり、
いすみ医療センターへの入院になりました。
また、診断時点のPCR検査でのウイルス量は、最高で7100万コピー/mlで、最少は1000コピー/mlでした。

また、陽性者の中で、高齢者は87歳と78歳で、濃厚接触者検査で診断された87歳の方のウイルス量は
診断時600万コピー/mlでしたが、入院後急増し、2200万コピー/mlとかなりの高値になりましたが、
全くの無症状で、現在まで、体温・脈拍・酸素飽和度などのバイタルは正常で経過しています。
ウイルス量は日をおって急速に減少しています。80歳代後半の無症候で高ウイルス量の方は初めての経験です。

これまでにいすみ医療センターの発熱外来を受診されPCR陽性になり、いすみ医療センターに入院された方は、
いずれもちょっとした症状が出てすぐの時点で発熱外来を受診し、PCR陽性で入院となりました。
診断時点のウイルス量が10~20万コピー/mlで感染力の指標となる100万コピー/mlよりかなり低いであり、
周囲への感染リスクはほとんどなく、入院後ウイルス量が急増して300~1000万コピー/mlまで増えかなりの
感染力になりますが、入院隔離中のため他者への感染はおこりません。
実際、周囲の濃厚接触者の一斉検査では、陽性者は一名も出ていません。
早期検査・早期隔離入院で、地域の感染拡大阻止につなげた高齢と思います。

千葉県下の新型コロナ感染拡大が進む中で、ちょっとした症状があればいすみ医療センターの発熱外来を
受診してPCR検査を受けよう!という市民の意識改革が、地域の感染拡大阻止に大きく貢献しています。



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同じ千葉県内なのに、なぜ、これほどまで対応に差があるのでしょうか?



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