伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

香害・化学物質過敏症患者からの声(悲鳴)を聞いてください

2024-05-18 17:49:47 | 化学物質過敏症
香害・化学物質過敏症患者の方から、体験談が寄せられました。
せめて自宅で安心して暮らせたら、という当たり前の望みですが、今はそれもかないません。
多くの方に知ってもらい、安心して暮らせる環境を取り戻したい、との切実な声です。
香害だから「におい」がなければ大丈夫かと思っていたら、
とんでもない、「香り」がないのに、さらに被害が深刻化していることが分かりました。
それは「徐放技術」により長期間においや除菌剤を放出させ続ける技術が進んだためです。
逃げ場がない絶望的な社会です。
私も化学物質過敏症です。
よくわかります。
私たちは紙一重の所でかろうじて生活しています。

この方は、自宅に住めなくなって、少しでもましな知人宅に逃げ出しました。
CS(化学物質過敏症)の原因物質は人それぞれなので、この人は大丈夫でも、あの人はダメ、ということはよくあります。

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化学物質過敏症患者です。
現在、自分の家に住めず、避難生活を送っています。

発症のきっかけは他人からの受動喫煙と柔軟剤でした。
化学物質過敏症と分かるまで時間がかかりましたが、2012年に確定診断を受けました。

その後悪化し、2年間地方での避難生活をしました。
回復したこともあり、2016年自宅に戻ってきました。
しかし、柔軟剤や洗剤臭は相変わらずでしたが、今から考えれば、まだこの頃はマシでした。

2018年頃は、洗濯排水からのニオイも一定の時間が経てば消えたし、干してある洗濯物を取り込めば、ニオイや成分の影響は全くではないですが、かなり楽になりました。

ところが、年々柔軟剤からの移香が強くなってきだし、カーテン等窓際にある物への付着が増してきました。

2020年1月から、ハッキリ覚えているのですが、ご近所で使い出した洗剤か柔軟剤なのか不明ですが、マイクロカプセルの塊のようなものとしか表現しようのない、微粒子の成分が部屋に入ってきて付着するようになりました。
微香や無香料です。
それまで室内に柔軟剤臭は入ってきても、窓を閉めると入ってはこなくなりましたが、その微粒子は残留するし、どこかしら僅かな隙間からも入ってきました。
その微粒子は重量の関係で床に落ち付着するためか、足の裏がビリビリ、ピリピリしだしました。
洗濯の排水も、排水口から何か揮発し続けているようになってきました。
家の前の道路に側溝があり、直接側溝に流れるのではなく、その地下の排水溝に流れているということですが、感じるようになりました。
特に酷いのは、抗菌ビーズ、消臭ビーズを使用した時ではないかと、後に思いました。

化学物質支援センターに相談したところ、床だけでなく棚や至る所にも付着していると思うが、現状では防ぐことは難しいと。
専門家の医師のアドバイスは、スリッパを履くしかないと。

当初はそれで良かったのですが、段々マイクロカプセルも進化したのか微粒子が舞い上がり、スリッパの上にも付着し、ズボンの裾にも付着するようになり、ピリピリビリビリの反応も、段々上がってきだし、酷い時は膝にまでくるようなりました。
当然、棚等にも付着しているので、何気なく棚の上にある物を取ろうとして、触った途端、指先に電流が走ったかのようなビリビリピリピリと反応しました。
最初に感じた時はショックでしたが、ただこの時点では、限定的な場所だったので、その場所は気をつけることや、コロコロでかなり除去できたのでまだ良かったのです。

それから1年後位からか、抗菌消臭洗剤なのか、もっと強力な洗剤なのか、自宅室内に更に細かい微粒子が入ってきて付着するようになりました。

その害が多くあり過ぎて、書き切れないので一部だけ書きます。
台所のガスレンジの上に置いてある調理器具の全部に微粒子が付いてしまいました。
気付いた最初は手がピリピリするなと思いながらも料理を作りましたが、食後に、トイレで気を失ってしまう程の激しい下痢をしました。
それからは、料理をする前にすべての道具を洗わなければならなくなりました。
さらに、食器戸棚の食器にも気をつけるようになり、できた料理も器に盛ると直ぐにラップするなど。
ありとあらゆる物をビニール袋に入れたり、ラップをかけたりと、考えられないような状態になってきました。

その頃SNSでも、料理の作り置きができないとか、食器にも付着しているとか、同様な投稿を見ました。

当然自分の髪や衣服にも付着しているので、体は段々重くなり、頭部の痺れや、頭を剣山で押さえつけられるような痛み等が無い日はありません。
微粒子は髪や衣服等には付着吸収されますが、鍋やフライパンやビニール袋等は吸収されないため、触ると痺れやビリビリピリピリするのだと思います。
マイクロカプセルの心材の抗菌剤や消臭剤が微量でも、無数に直接手に触るからそういう反応が私には起こるのかと思っています。

その他に、コロナ下で消毒スプレーという無香料の(多分)除菌消臭スプレーが使われ出し、これも強力で1回使われると数日間残留します。
撒かれた直後は頭が剣山で撫でられているような痛みが走ります。
SNSでは、顔に殺虫剤スプレーをかけられたような感じ、と何人かの投稿を見ました。
スプレーは外出の前後に撒かれたり、また布団を干している時にも撒かれたりします。
その布団を叩いたり取り込む時にも、微粒子が舞い拡散して入ってきます。
飛散、付着力が強力です。

2023年5月以降コロナが5類になってからは、感染予防だと思いますが、来客時スプレーをまいたりします。
除菌、抗菌、消臭のマイクロカプセルは香料のそれより小さく、拡散・付着力も強力ではないかと思います。
そしてマイクロカプセルは、大気中にある他のマイクロカプセルや粉塵等も付着してくるのではないかと思います。
ご近所が使用してない香料が付着していたりする時もあるのです。

そして更にショックだったのが、昨年の夏からは別の種類なのか更に小さい微粒子なのか、
どこか僅かな隙間から入ってきて来るようになりました。

マイクロカプセルの微粒子は大気中に拡散されると、屋内に入ってきたものは溜まり続け、家中に付着して長期間残留するので、濃度が高くなります。
香りがあればまだ分かりやすいのですが、今の洗剤の主流は抗菌・消臭洗剤ではないかと思います。
無香料でも成分がダメなCSも多く、SNSでも香害の弊害とか、香害が無くなっても解決にならない等々の投稿を見ます。

付着した抗菌消臭剤や除菌剤は水分を含むと更に揮発するようになっているようで、テーブルや台所等濡れ布巾で拭くと、成分が揮発して頭が締め付けられます。
人は汗をかくとニオイが出るので、水分を含むと成分が揮発する機能もつけたと思います。
これもSNSで同様の投稿あります。
だから雨の日も楽にならなくなったとも。
空気と同じで、防ぎようがありません。
無香料であってもマイクロカプセル、徐放技術使用の日用品はCS(化学物質過敏症患者)には苦しいです。

香料だけに反応している方々もいると最近知りました。
その被害者数は分かりませんが、香料以外にも苦しんでいる私も含めて多くのCSは、香害が無くなっても苦しみは続くと思っていると思います。
無香料製品でも害があることの理解が少しでも広まることを、願っています。

また、短期間でここまで追い詰められるとは思ってもいませんでした。
洗剤、柔軟剤、各種スプレーのマイクロカプセル、徐放技術使用が最大の原因です。
他者への悪影響の甚大さに怒りと悲しみしかありません。
日用品へのマイクロカプセル、徐放技術使用は禁止になることも願っています。

自宅に戻れるのか、思案する日々です。
益々CSの住める場所が無くなっています。

佐倉市のポスター 


ボトルブラッシュは満開です。



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