伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

7月は田んぼへの農薬空中散布の時期、ネオニコチノイド問題

2012-06-15 21:24:42 | 化学物質過敏症
また水田への農薬のリモコンヘリコプターで散布する時期になった。
佐倉市では植物検疫協会が7月22日から散布する。
毎年、ヘリコプター防除の問題点を挙げて危険性を訴えてきた。
今年は、黒田洋一郎先生の学習会も下敷きに、ネオニコチノイドの危険性について質問をした。

水稲への農薬散布、ヘリコプター防除問題について 議会質問から***************

農薬ネオニコチノイドが生態系に与える深刻な問題について。

今年も7月22日から水田にヘリコプター防除が行われます。
有機リン系農薬が有害と分かり、代わってネオニコチノイド系農薬が毎年大量にまかれています。
しかし5月9日朝日新聞に、ネオニコチノイドがミツバチの大量死に関係すると米科学雑誌サイエンスの記事がのっていました。
日本でもミツバチ被害は深刻で、全国でカメムシ防除の農薬での大量死や失踪が報告されています。
また、スズメなどの野鳥や他の昆虫類などが、次々に姿を消しつつあるともいわれています。
しかし一番危険なのは農家の人たちが濃度の濃いネオニコチノイドをヘリコプターで散布したり、有機リン系農薬などを混ぜて使用して、長崎県ではミツバチだけでなく鶏や人間の被害もおきています。
ネオニコチノイドの被害は手指の震え、不整脈、短期記憶障害、頭痛、嘔吐などで、水溶性のため根から吸い上げられ、農薬が残留し、被害が出ています。
養蜂家だけでなく、ミツバチに受粉を頼っている農家の被害も甚大です。
市民ネットでは昨年3月「ミツバチ大量死への対策とネオニコチノイド系農薬規制を求める意見書」を提案しましたが、残念ながら採択されませんでした。

ネオニコチノイドの生態系に与える影響は深刻で、これ以上の汚染は防がなければなりません。
佐倉市の農業施策としてどう考えますか。ご見解を伺います。

答弁
ヘリコプター防除は稲の生育を守るために行っている。
安全性の高い農薬を使用しており、使用基準と遵守しており、生態系への安全性は保たれていると考えている。
農薬の生態系への被害の汚染防止に努め、引き続き支援していきたい。


高濃度で散布するヘリコプター防除の問題点は、これまでもたびたび議会質問をしてきました。
今年度、補助金はヘリコプター代だけということになりましたが、さらに減額を進めていくべきと考えます。
ご見解を伺います。

答弁
近隣自治体平均より低い。
高品質米の安定生産、農作業の合理化、佐倉市の農業振興のため引き続き行っていきたい。


生態系が崩れてしまえば農業生産もままならなくなる。
プロジェクトチームでも作ってネオニコチノイドについて研究していってもらいたい。

和田地区では地域活性化のため有機農業を進めていく取組があるそうです。
1月には冬期湛水不耕起移植栽培の第一人者である岩澤信夫さんが講演され、私も参加しました。
市民ネットワークでも青菅、小竹ではこの不耕起移植栽培に取り組み10年近くなります。
国は昨年度から環境保全型農業直接支払交付金制度を創設し、エコ農業プラス冬期湛水管理が支援事業になっています。
環境にやさしい農業を推進する取り組みを佐倉としてぜひ積極的に進めていただきたいと考えます。

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相変わらず、農薬を安全に使うよう指導するのが農政課は役割。
でも、農業の差別化をして、いかに付加価値を付けるか、戦略的に有機農業、減農薬を進めていってもいいのではないだろうか。
という主旨の質問だったのだけど。

農薬を空中からばらまいても、一体どれだけ効果があるというのか。
農薬会社とラジコンヘリを作っている会社が儲かるだけでしょ。

一方、トキが巣立ったとニュースになる。
彼の地佐渡では、トキのために減農薬?有機農業?
ニッポニアニッポンを絶滅させといて、多額の税金を投入して里にトキを放つ。

農薬、化学物資、そして放射能で人類が弱って絶滅しかかったら、だれがプロジェクトを組んで、ホモサピエンスを絶滅から救ってくれるのだろうか?

6/13 伊藤とし子の一般質問です 

2012-06-13 01:54:23 | 議会
ただ今議会中。
明日は私の一般質問があります。

質問内容は
1、化学物質過敏症問題
 昨年度佐倉市は「佐倉市有施設における農薬・殺虫剤仕様に関する指針」と建物管理マニュアルを作り、農薬をできるだけ使わない管理をしている。

これって画期的なすごい事なんだけど。

学校、公園、街路樹の管理は、まずテデトール(手で取る)、アシデフーム(足で踏む)。
それからニームを使う。
農薬は散布していない(はず)。

しかし、トイレの消臭剤を使っている学校もあり、トイレボールを使っている集会所もあった。

指定管理者に管理を委託している施設にいたっては、アースレッドWを毎年使っていた。
議会質問で取り上げて改善を求めていたにもかかわらず。

まあ、マニュアルは去年10月に作ったばかりだから。
どのように周知徹底していくか。

2、水稲への農薬散布ヘリコプター防除問題
 ネオニコチノイドがミツバチの大量死に関わっているという朝日新聞の記事。
やっとネオニコが問題と認めたわけだけど、すでに代替農薬が出来上がって使われ始めている。
本当にいたちごっこ。

でも、ネオニコチノイドは水溶性で根から吸い上げられて、ずっと薬剤効果があるという恐ろしい。

こんなものバンバン使っていいわけない。
農業施策の観点から市の補助金事業のヘリコプター防除は問題ではないですか?と聞きます。

3.原発事故後の放射能問題
野田市の側溝汚泥から14,210ベクレル/kg測定されたという。
それで、鋼鉄製の容器に入れて市の敷地内に仮置きすることにした。

佐倉市でも最終処分場がすでに8割まで埋まったので、延命のため、側溝汚泥には手を付けられない状態。

野田市の取り組みも考えてみたらどうでしょうか?

文科省の「放射線副読本」が小中学校にすでに配布されている。
事故の詳細や今も出続けている放射線の危険性、低線量内部被ばくの健康被害については全く触れられていない。
原発事故を2度と繰り返さないためにも自分で考える力、情報を鵜呑みにせず、判断力や批判力を付けることが大事。
それには教育の力が問われる。

などなど

3時頃から私の質問ですので、お時間ありましたら、ぜひ傍聴にいらしてください。

【拡散歓迎】6/30講演会「放射線と被ばく問題を考える」後藤忍福島大学准教授

2012-06-10 23:52:33 | 放射能問題

文科省が作成した放射線に関する副読本が3月中に小学校から高校まで配布された。

公民館にまで直接送ってきたというから、驚きだ。

内容は、放射線の説明などで、身近にも自然放射能があるなど解説している。

それだけ見ると、原発事故はどこへやら、放射線って人類と切っても切れない便利な物という感じで読めてしまう。

原発事故前に配布準備されていた旧副読本が批判を浴びて回収され、昨年10月に改訂版が作られたが、旧本となんら変わらない。

福島第一原発事故が起こって日本全国放射能に汚染されたことや、福島県から大勢の人が避難したことなどの被害の状況にも触れられていない。

また、「1度に100ミリシーベルト以下の放射線を人体が受けた場合、放射線を原因としてガンなどの病気になったという明確な証拠はない」という記述がある。そのあと「しかし、ガンなどになる可能性があると考えて、被曝する量を減らすことが国際的に求められている」とある。

否応なく被曝させられた事故があったのに、「ガンになったとしてもそれは原発事故が原因ではありませんよ」と言い逃れしているとしか取れない。

また、低線量被ばくについて全く触れられていない。

文科省の副読本に疑問を持ち、独自の「放射線について考える」副読本を福島大学の有志グループが作成した。

有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワークでは、

福島大学の後藤忍准教授(福島大学放射線副読本研究会)の講演会を開きます。

是非、おおぜいの方にお越しいただきたいと思います。

6月30日(土)14:15~16:45

千葉市市民会館 (JR千葉駅 京成千葉駅から徒歩7分)

千葉市中央区要町1-1 043-224-2431

先着60名

資料代 1000円 


大飯原発再稼働問題 ベントフィルターの嘘

2012-06-09 13:51:43 | 原発問題
大飯原発3,4号機の再稼働が正念場となっている。
しかし、野田首相は本当に責任をとれると考えているのだろうか?
東日本大震災を経験した私たちは、自然の力にあらがう事は不可能なことをイヤというほど経験した。
それどころか、人災である福島第一原発事故の収束もめどが立っていない。
日本どころか世界中を汚染した放射能の責任をどう取るのか。
子ども達へ取り返しのつかないツケを残した責任は?

即、原発NOと言っても終息させるのに時間がかかるというのに、稼働なんて馬鹿げている。

大飯原発の問題点は多々言われている。

移動可能な非常用海水ポンプを配備したと言うが、山側に設置された写真からは、万が一地震で崩れたらと考えると怖ろしい。
本体の冷却水を送りこむ海水ポンプを守る対策はこれから。
既存の防潮堤を3メートルのかさ上げして8メートルにして、海水ポンプを守る6メートルの防潮堤を建設する計画だが、全部出来上がるのにあと2年。



格納容器の圧力を下げるベント(排気)時に放射性物質を取り除くフィルター設置はこれからという事だったが、何と「大飯原発3,4号機 格納容器にベントがついていない!?」ことが判明。

これってどういう事?

たんぽぽ舎メルマガ NO.1470~大飯原発3,4号機 格納容器にベントがついていない!? 抜粋************

「大飯原発3,4号機 格納容器にベントがついていない!?」
5月26日小林圭二さん(元京大原子炉実験所)のおおい町で開かれた“もうひとつの「住民説明会」”での講演

「大飯原発稼働の問題点」で衝撃の報告 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア) 

8.沸騰水型原発(福島第一原発)より加圧水型原発(大飯原発)の方が危ない、は勉強不足私が知らないことだったので興味深い内容でした。
一番驚いたのは、9.大飯3、4号固有の危険性の(2)格納容器にベント(破裂を防ぐための気体抜き)がついていない、でした。
小林さんの事前質問に対し、関電が前日(5月25日)の交渉で回答したので判明したことです
なんと、マスコミ報道では、ベントはあるが放射性物質を除去するフィルターはない。
しかし、2015年までに設置する計画があるので「合格」だったはずです。
関電がいうにはウソをついたわけではなく、『フィルターつきのベントはない』と言ってきたそうです。
小林さんの追及がなければ誤魔化し続けたと思うとマスコミも疑います。

固有の危険性は、ほかにも、
敷地に近接する三つの活断層、
水素爆発を防ぐ水素結合器がない(2015年までに設置する予定)、
事故時に現場司令塔になる免震棟がない(2015年設置予定)などがあり、福島第一に劣る条件ばかりです。

これでは再稼働などもってのほかです。
事実を知れば再稼働に賛成する人は激減すると思います。

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敷地内に隣接する3つの活断層について
「大飯原発敷地内 破砕帯は活断層か」(6/8読売新聞記事)では
「大飯原発周辺にある海底活断層が動くと敷地内の破砕帯も連動して動く可能性がある。原子炉直下を通る破砕帯もあり、詳しく調査するべきだ」とある。

トンデモナイ問題が続々明らかになるが、
基本的問題点としてアクセス道路が1本しかないことが報道されていたが、それはどうなったのか?

もともと原発銀座と言われる国道27号線。
冬場になると積雪で通行止めになるとか。
「今年1月には県境近くで大型トレーラーが大雪で横転し大渋滞となった。
渋滞で16時間車内に閉じ込められ、翌日に東舞鶴の学校は全部休校になった。」(4/10東京新聞記事)
国道27号線でさえこうなのだから、半島の突端にある大飯原発へのアクセスの確保は必須条件のはず。

これでも野田首相はノー天気に「私の責任のもと」なんて無責任なことが言えるのだろうか。

環境省 「震災ガレキ広域処理在りき」で見直しなし

2012-06-08 09:41:38 | ガレキ広域処理問題
5月31日、衆議院会館で行われた「自治体議員政策情報センター 虹とみどり」の政策研究会に参加した。
テーマは「震災ガレキの広域処理」
木村真三さんの講演もあるということで、議会質問の通告直前だったが参加した。
全国から議会前にも関わらず、おおぜい地方議員達が集まってきた。

環境省からは、「5月21日に広域処理量の見直しが行われたが、やはり広域処理をお願いしたい」という説明があった。

「ガレキがあると復興ができないため、早くガレキを処理したい」という理由でガレキ処理の期限を平成26年度末としている。
つまり、それ以降は補助金は出ない。
そのため各自治体とも平成26年度末を目標にガレキ処理を行っている。
お金に糸目はつけない勢いで行っている。

石巻市に造っている県処分場の焼却炉は1基40億円。5基で200億円。
プラント全体の総工費は400億円。
それを26年12月で処理を終わらせ、3月には撤去終了させる予定になっている。

宮城県は当初344万トンが127万トン。217万トンの減。

知事も初めは大枠の数字だったので見直して少なくなったと言っている。
私たちの視察でも、石巻市に造った県の処分場でこれから日量1500トンの処理が始まる事が分かった。
また、仙台市も日量480トンの焼却が行われていて、仙台市分の処理の見通しが立ったので、被害が大きく一番ガレキ量の多い石巻市の可燃物を引き受けることになっている。

岩手県は当初57万トンが120万トン。63万トンの増。
しかし内訳は、木くずと可燃物の50万トンが30万トンと20万トン減になったが、不燃物7万トンが90万トンで83万トン増としている。
これは津波堆積物(土砂など)と海から引き揚げられた災害廃棄物、そしてビルなどの建物の解体量を入れてとのこと。
資料には
「ただし、約89万トンにのぼる不燃物については、土砂分を含むものであり、県内処理、復興資材等としての利用に活路を見出すことに努めることとされている」
と明記されている。

広域処理はあくまでも焼却炉での処分を前提としていたはず。
それはこの環境省のレクチャーでも職員自ら言っている。
にもかかわらず、「広域処分量が増えたので、あくまでもお願いしたい」の一辺倒。

「これって変じゃありませんか?」
といったところで、環境省の役人は、自分たちのミッションである広域処理推進だけを言いつのる。
いつもの院内集会と同じ。
何の権限もない職員が説明して、国民の意見を吐き出させて、ガス抜きをする。

論理が破たんしていようが、提示している資料の問題点を質問しても、論理のすり替えに終始する。

「処理費は?」と質問したところ
「資料には3万円~7万円と書いてある」とのこと。
しかし、引き受けた自治体から処理費を出した自治体へ請求する。
最終的には国がすべて税金で清算する。
つまり私たちの税金が投入されることになる。
遠距離になれば費用もかかるわけだが、引き受け手が北九州市でも、静岡県島田市でも、手を挙げてくれたから、いくらになるかわからないがお願いする、というわけ。
手を挙げている自治体のごみ処理炉は、処理費が高い炉だとか。

「広域処理しない場合、被災地の焼却炉で処理をするとして、期限を26年度末に切らなかったら、あとどれくらいかかるのか?」
という質問には、
「宮城県はあと7カ月と聞いている」と答えたが、「岩手県は分からない」と言葉を濁していた。

しかし、6月6日の東京新聞記事によると
「新潟県が独自に計算したところ、宮城県は7カ月弱、岩手県は2カ月弱延長すれば広域処理しなくとも焼却は終わる。
見直し後の数字であれば、期限内で終わる」

としている。

私たちは石巻市石巻市県処分場女川町仙台市を視察したが、全て仮置場へ搬入され、ガレキに埋もれて困っているという場所はなかった。
平地が少なくガレキに埋もれて困っているモデルケースとしてキャンペーンによく使われる女川町でさえ、44万4千トンといわれるガレキは仮置場にすべて撤去されていた。
女川町ではやっとまちづくり計画ができあがった状況だった。
これから山を削って住宅地を造成する。
地盤沈下と産業の壊滅、鉄道の不通と震災のダメージは大きい。
視察で大勢全国から訪れても、周りに宿泊するところがないため、結局地元にお金が落ちない。
広域処理ができないから復興が遅れているというのではなく、町の被害、人的被害があまりにも大きかったことが原因ではないだろうか。

そんなことの説明はなく、仮置場のガレキを大写しにして、情緒に訴え、分かっただけも40億円近い予算を費やすキャンペーン。この広域処理問題ってそんなにおいしい話なのだろうか。



【緊急署名 拡散歓迎】6/10正午まで延長「大飯原発3・4号の再稼働を断念するよう求めます」

2012-06-07 18:44:46 | 原発問題
下記緊急署名締切が6/10日まで延長されました。
まだの方、ぜひネット署名ができますので、声を上げていきましょう。

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『「避難の権利」ブログ』6月4日より
【緊急署名】大飯原発3・4号の再稼働を断念するよう求めます

大飯原発3・4号の再稼働を断念するよう求めます
悲惨な福島原発事故を直視してください
事故の責任もとれないのに「私の責任で」と言わないでください
安全性はすべて置き去りなのですか

●署名は7日(木)6月10日正午まで延長しました。
●緊急ネット署名の呼びかけ5団体: 
グリーン・アクション/美浜の会/FoE Japan/グリーンピース/フクロウの会
ネット署名はこちらから

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悲惨な福島原発事故を直視してください
事故の責任もとれないのに「私の責任で」と言わないでください
安全性はすべて置き去りなのですか
内閣総理大臣 野田佳彦 様
福井県知事  西川一誠 様

 しっかりと目を見開いてください。福島原発事故が生み出した被害と苦しみ、苦悩と憤りに正面から向き合ってください。今なお15万の人々が避難生活を続け、故郷に戻れぬ悲しみの中にいます。避難できず、とどまらざるを得ない人々がいます。子供たちの健康と将来を思い、不安にさいなまれている母親たちがいます。

軽はずみなことは言わないでください。「私の責任で再稼働を判断する」などと言わないでください。事故が起これば誰も責任などとれません。福島事故で、政府も東電も、とれる責任さえとっていません。

安全性はすべて置き去りなのですか。国の安全指針は福島原発事故で基本的に崩れてしまいました。新たな基準もないのに、大飯3・4号だけは動かすことができるのですか。

大飯原発近傍の3つの活断層が連動して動けば、大飯3・4号では事故時に制御棒を基準値(2.2秒)以内に挿入できません。国はこのことを知っているため、その評価は再稼働の後に行うとしてしまっています。関西電力もこのことを知っているため、評価を改変しています。
関電は、2つの活断層の連動で700ガルの地震動を設定しています。ところが、3つの活断層が連動しても700ガル以内に収まると言っています。こんなずさんなやり方が、福島原発事故後にまかり通るというのでしょうか。
3号機の真下に伸びる破砕帯は活断層の可能性があると専門家も指摘しています。敦賀原発のように、詳細な調査は行わないのですか。

安全性をまったく軽視した「暫定的安全基準」で再稼働を了承しないでください。福井県知事は、県民と関西の人々に責任をとれるのですか。

耐震安全性の評価も、斜面崩落の安全性評価も、避難道路の完成も、すべて再稼働の後でいいのですか。おおい町の人々の不安と憤りの声が聞こえませんか。

大飯原発で事故が起これば、関西1400万人の命の水瓶である琵琶湖は、すぐに汚染されてしまいます。隣接の京都や滋賀、岐阜、そして大阪をはじめ関西一円が汚染されてしまいます。

福島原発事故が語っているのは、原発の電気よりも、子供たちの命が大切だということです。
 大飯原発3・4号の再稼働を断念するよう強く要求します。

緊急ネット署名の呼びかけ5団体(2012年6月4日)

グリーン・アクション
京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952

美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3 階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581

国際環境NGO FoE Japan
東京都豊島区池袋3-30-22-203 TEL 03-6907-7217 FAX 03-6907-7219

国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
東京都新宿区西新宿 8-13-11N・F ビル2F TEL 03-5338-9800 FAX03-5338-9817

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
東京都新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405 共同事務所AIR TEL/FAX 03-5225-7213