不適切にもほどがあるもとうとう第7話まで放送された。
回収しなくちゃダメですか?
最終回に向けての、考察班とか展開予測のSNSがてんこ盛りの現代のドラマ界。
きっとこれは伏線、という思惑に駆られて、そこいら中に意味深なシーンや台詞だらけで、脚本家は辟易しているという遠回しな皮肉が描かれた。
前回(第6話)の昔語りは、自慢話じゃないという回からこっちも涙腺が緩みっぱなしである。
みんなミュージカル調の場面での歌が上手過ぎるのでびっくりする。
今回は、脚本に悩む脚本家(役)がやけにローマの休日の話題を振り撒く。
昭和に戻った純子ちゃんは、一番良かったところは?というキヨシからの質問に答えて「一番良かったのは…牢屋…かな」という金網越しのキスを交わした場面を思い出す。
君の名はとローマの休日のダブルミーニングでドラマは次回に。しっかりと伏線回収しとるやん。
とうとう未来に来たムッチ先輩と息子の真彦(磯村勇斗の一人二役)がご対面するところで終わる。
阪神大震災で純子と市郎は亡くなることを知るところを描いた前回から、今回もそれを知る視聴者は振り回されっぱなし。
未来を変えられないジレンマを抱えた主人公の昭和の中学教師は年齢構成も含めて我が家の話。
主人公は昭和10年生まれ、私の父は昭和12年生まれの早生まれで市郎の一個下。
純子ちゃんは昭和43年生まれの高校2年の3学期であることが判明。やっぱり私と同い年。
宮藤官九郎は私よりも2個下なのに、その設定の登場人物はいない。あぁタイムマシンを発明する井上が中3の3学期ならドンピシャなのか。
脚本って発売されるのかなぁ。期待大です。