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『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。
私の創作において、「命」というのは大きなテーマだろうなと感じています。(もっと強く意識したほうがいいか?) 人の命だけではなく、生きもの全般。でもそれはきれいごとではなく、よく言われるのが、人は他の動植物の命をいただいている、ということ。
でも、それだけではなく。岩手にいると、人は生きるために殺生をしているのだなあという場面に出くわします。
うちの小屋には、籾の状態ですが、去年の米だけではなく一昨年の米まで残っています。そこに今年にはいってからチラチラというかシュッというか、スッというか、ネズミが走る姿や気配が。ネズミ取りホイホイなどしかけていましたが、その処理から、私は逃げていました。でもこっちに一人でいるときには他にやってくれる人もなく、(そうだった、小屋に行ってみなくちゃ)と出かけたところ、ああ、やはりかかっていましたよ。二十日鼠が2匹。しかも、一匹はまだ動いています。
思わず見なかったことにして、戸を閉めたい衝動にかられました。でも。
手袋をしてマスクをして、息を殺して、ネズミとりホイホイのまま袋に入れて生ゴミの袋にまた入れました。死んでいたと思ったもう一匹の足がそのとき動いて……。
うーん、「ぐりとぐら」のような絵本を書くのは無理だなあ。
旧正や二十日鼠が小屋走り あぶみ
散歩で見かけたクモ
何グモでしょうか? 5センチくらいありました。
実物を直視して、さらに童話の世界を作るということも頑張ってみたいです。