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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。
作品に書くため、川の水の感触を確かめに、浅川に行ったのですが、以前はすぐ川原に降りられたのに、今は草の茂りがすごく、あれあれ? 歩いているとイナゴがピョンピョン、それはそれはたくさんいました。ずーっと歩いて、やっと切れ目を見つけて、川に出ました。すっかり秋草です。
もどってみたら、GパンやTシャツには、イノコヅチがついていたし。子どものころ飼っていた猫を思い出しました。おまえ、どこ行ってたんだよー、ってね。
秩父より盗人萩をつけてきし あぶみ 『だだすこ』
盗人萩(ヌスビトハギ・ヌスットハギ)……盗人の足跡みたいな実が、服につきます。これは私は子どものころは経験ないのです。地域的に東北にはないのでしょうか? ところで調べると、実の形が足袋をはいた盗人の足の形に似ているのが語源とあります。でもサングラスにしか見えないなんても書かれています。あれあれ? 私は秩父電車に乗って、ふと隣にいた人のズボンにこの盗人萩の実がついているのを見て、なあるほど。と思ったのです。服についた実の状態が、点々と、まるで盗人の足跡のようでした。そのとき激しく納得したのですが、違うのかなあ。
気づくと、ザクロは実になっているし、台風は来るし、すっかり秋です。