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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。
葛の花
浅川の川原に、たくさん咲いていました。
先週は爽やかな一週間でした。去年は、こんな爽やかな秋らしい日よりがあまりなかったように思います。今年は秋らしい。
そう。「爽やか」っていうのは、秋の季語なんです。
澄んだ空、澄んだ水の「澄む」もです。 俳句では澄む、爽やかという言葉を他の季節で使うことはしません。澄んだ声という使い方をしたら、それは秋の句になる。でも、これ他童話だったら、澄んだ声が聞こえてきた。っていうのは、他の季節でも間違いじゃあないですよね。
なので使うときは、意識します。冬の場面で「澄んだ声」……。他の表現ができないか? 本当にこれでいいのか? と。