今年に入ってから書き出した物語。書き始めが岩手にいたときで、東京にもどると筆は進まず、岩手に来たらまた進みました。
そうなんだよなあ。岩手が舞台のものは、岩手で書いたほうが、ぜったいい、いい。
地の神から、力をいただけるのだと思います。
今回、3分の2くらいまで進みました。
秋の稲刈りまでまた数回来るので、書き上げるのが目標。もっともそれがつまり初稿なわけで、そこからがまた加筆、削る、修正の繰り返し。特に私のものって、そうなのだとこの頃ようやく腹をくくりました。
ガンガン、バンバン出版はできないかもしれないけど、ひとつひとつ、しっかり作っていこう。
そういえば、岩手が舞台のもの。もう一つ、後半の展開に行き詰まってそのまま放置しているものもある。プロットを作らずに書き始めるからこうなるのですが、できないのだから仕方がない。
『しゅるしゅるぱん』だって、100枚書いて放置して、数年後に読んで書き進めたものでした。
秋田が舞台のものも書きたいのだけど、まだ手をつけられないよ。(種だけはあるのだけど)
必ず一度は行く、地蔵堂。大きな草鞋が奉納されています。
北上川沿いで、昔は川を舟で来て、お詣りしていたのでしょう。川から続く石段が草に埋もれています。銀杏を拾うのも、ここ。
この境内にある木が、好きで。これも作品に書きたいのだけど、難航しています。人を描いてこその作品なのだと、「季節風」で耳にたこができるほど聞かされていたことが、これ。木がいくら魅力的でも、人が描けてなきゃあ、ダメなんだよ。
*ミントサワーも、なかなかです。