岩手のこと⑥ じじばば岩 2020年10月04日 | 日記 現在「みちのく山のゆなな」という童話を、河北新報木曜夕刊に連載しています。その3、4話が「じじばば岩」という岩手に伝わる民話を取り入れたものでした。 この写真が、実際にあるものです。 龍の子と知らず捨て子を育てたのですが、子どもは大きくなると、「自分は本当は龍の子。人間の世界で修行をしてた」といって龍の世界へ帰ってしまいます。子どもを育てた老夫婦は、もどってきてほしいと泣いて泣いて、とうとう岩になったということです。写真の奥のほうがおじいさん。遠目なのでわかりませんが、大きいのです。こうして木まで生えています。 こちらは、古山拓さんが描いてくださった4話目のイラストです。ちゃんと「じじばば岩」も描いてくださっています。これはまだ老夫婦が岩になったばかりなので、木は生えていません。