fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事および画像の無断転用はお断りいたします

『物語のゆりかご』第2号/いわて震災小説2020

2021年02月05日 | 本の紹介
 岩手在住児童文学作家、ちばるりこさんにお送りいただいた2冊です。
        
 ちばさんは、『物語のゆりかご』を発行した岩手児童文学の会の会長で、私がやっている、AIYA(秋田、岩手、山形、青森の児童文学の勉強会。現在は秋田中心)のメンバーです。小川未明文学賞をご受賞し、『スケッチブック』でデビューを果たしていらっしゃいます。

 さて、『いわて震災小説2020』は、今年が東日本大震災から10年目ということで、公募され、そこから入選した作品集です。この最優秀賞が、岩手児童文学の会の方、他にも入選していらっしゃいます。
 岩手はやっぱりすごい! 
 岩手児童文学の会には、田沢五月さんもいらっしゃって、ちばさんと田沢さんは、みちのく童話賞の支援スタッフもしてくださっています。実力者ぞろい。
 ちばさんの「オタマジャクシのドレミ」は、AIYAの合評会に出された作品でした。幼年童話として、本にならないかな。
 田沢さんの「コウタとおれと」は、コウタにしか見えない幽霊猫とコウタの交流。私、猫の話好きなんで。キャラがいい。

 「物語のゆりかご」を読み終えて、同人誌の温かさを感じました。書くことが好き! 物語が好き! お互いの作品を読み合って、いいものにしたい。長編になれば、もっと読み応えあるだろうな、でも大変な作業かな、などあれこれ考えながら読ませていただきました。
 公募に応募して入選する。これは絶対励みになります。公募が減りつつある中、今年はみちのく童話賞、がんばります。わくわくしてきました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿