fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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童子25周年記念大会ー一期一会

2012年12月07日 | 日記

 2日(日)、横浜インターコンチネンタルホテルにて、童子25周年記念大会がありました。50名ほども来賓をお迎えし、総勢200名を越える祝賀会は、あまりにも広い会場で、圧倒されました。各賞の受賞式もかねていたため、私も壇上で、「童子賞」の記念品をいただきました。

 慣れない着物で動き回り(ご来賓案内係、受賞者うながし係でした)、くたくた。

    25年前、たとえて言えば、同人誌程度の人数で始まったのが、今500人を越える会員になっているのですから、すごいと思います。今俳壇で花鳥諷詠を提唱してやっているのは、ごく一部である。芭蕉の時代でも、芭蕉の一門はごくわずかであった。他はほとんどが月並みな俳句をただ楽しんでいた。自分たちは芭蕉の流れをくむという立場で、これからもやっていきたいという主宰の挨拶が印象的でした。

 花鳥諷詠を詠み(これは人間、人間の暮らしを全て含むということです)、月並みに落ちない俳句を作り続けるという意味だと、私は解釈しています。翌日の吟行、句会でも、私自身は相変わらずたいした句はできませんでしたが、「いいなあ」「好きだなあ」「こういう句、読んだことない」と思える句に出会いました。3句出しの101人なので、303句。そう思えたのは、数句ではありますが、こうして多くの方と句座を共にできるというのは、一期一会のことだと感じました。 

   IMG_2519句会_1200

 写真は童子の俳句仲間タローさんのブログから拝借しました。私は部屋の一番向こうの角(笑)カメラを忘れるというドジを踏んでしまい、でも 「童子」のHP主宰走るにも写真あります。(左のブックマークからどうぞ)

 写生句についての議論もありました。何が正しいということのない世界ですが、前日の大会で評論家坂口昌弘氏が、講演で「写生はそのものの魂を写すこと」とおっしゃっていらしたのが、ひとつの答えなのではないかという気が、今しています。若手俳人が、がんばって発言してくれたことが議論のきっかけでした。若い人が、どんな場でもこうして発言できる結社だということも、嬉しいことです。

    記念品の手拭いと目録


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