
民家の上の鷺です。
朝ドラで、主人公の恋の相手貴志が短歌の賞(明らかに角川短歌賞的)を受賞して、それを出版したいという編集者が現れるというやりとり、興味深く観ていました。編集者の名前が、リュー北条。えー、そんな名前でやってる編集者さん聞いたことないわ笑。
で、そんなんじゃダメとダメ出し続け、貴志は歌を作れなくなる・・。
やーな奴という感じでしたが、言ってることは間違ってないよなあと観ていました。短歌、俳句は、99パーセント自費出版です。そこなら、好きな歌、俳句を作って、好きなように本にすればいい。まあ、先生の方向性とかという気づかいがある程度です。あと、お金をどれだけ出せるか。
でも商業出版となると、そうはいかない。出版社は慈善事業ではないので、利益が出ないと、社員のお給料は出ないのです。もちろん、ただ売れればいいというものではなく、きちんといいものを作りたいという意識で皆さんやってくださっています。でもいいものでも、これだと売れないというものは、やはり作るわけにはいかないのです。よほど、他の何かで儲けが出ているならいいのでしょうが。
と思っていたら、リュー北条、やはり貴志の才能をちゃんとわかっていて、もう一歩踏み出してもらいたかったんだなという展開に胸が熱くなりました。
そうなのです。人とぶつかろうとしなければ傷つかない。でもそうやって傷つかないところで描いているものに、人は感動はしないのです。自戒を込めて。
追記 でも、自分の心のバランスを保つため、こいつとぶつかったらヤバイかもというセンサーは大事。ぶつからずに逃げることも大事だと思ってます~。
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