今日は立秋。暦の上では秋になります。いくら暑くても、俳人にとっては残暑となります。きのうは一雨あって、大分しのぎやすくなりましたね。ここで、涼しくと書きたくなり、おっととなるのが俳人。涼しいは夏の季語であり、きょうからは秋の季語を使うように心がけます。
扇は夏だけれど、「忘れ扇」とすれば秋。簾は夏だけれど、「簾名残」とすれば秋。と気持ちを秋に切り替えます。お盆や墓参りはもともと秋の季語だし。
これは3日前の夕方の空です。下にかろうじて入道雲(夏季)があるものの、鯖雲(秋季)っていう感じでした。 同じ日。盆踊りがこれから始まるところです。盆踊りも秋の季語。(「踊り」だけでも盆踊りを意味します)
づかづかと来て踊り子にささやける 高野素十