散歩コースにある小さな神社のお祭りがありました。御神輿もかわいい。ステージが設けられ、演芸大会あり、流しソーメンあり。周辺の田んぼはことごとく新興住宅街になって、さらに大きな道路ができるらしいのですが、お宮だけは残ります。昨年、稔田の中を子ども御輿が行く様子など、写真のファイルがありました。ああ、そうそう。こんなだったなあとたった一年でガラリと変わってしまった様子を偲んだり。といっても私は通りすがりのものですが。
*俳句で「祭り」と言えば、夏祭りをさします。神田のお祭りなど5月に行われるものですね。そして、今の時期のものは、「秋祭」。「在祭」「村祭」「里祭」も秋のものです。(まさに、先日のお祭りは「在祭」)この時期、稲が実ったことを感謝するお祭りだからです。ここで行われる演芸大会も、「地芝居」「村芝居」など、秋の季語になります。今はほとんどカラオケだけどね。
ただ秋祭りでも、御輿が出るのに、「御輿」は夏の季語。この辺が、俳句を始めたばかりの人にとっては窮屈に感じるところのようです。今の時期だと「秋の祭りの御輿かな」的に作るとか、他に秋の季語を入れないといけないわけなので。でもそれに慣れると、それは不自由なものではなく、逆に確固たる土台と感じられるのです。