fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

浅草四万六千日ー鬼灯市

2013年07月12日 | 日記

            

 俳人なら一度は行かなくてはと思っていました。7月10日は浅草浅草寺の四万六千日。この日参拝をしたら、一日で四万六千日分お詣りしたことになるということです。境内では鬼灯市が賑やかに開かれてもいます。

  

  

 四万六千日という季語を使うと、それだけで9文字になってしまいます。あと8文字だけでどう勝負するか。鬼灯は秋の季語だけど、鬼灯市は夏。おもしろい句がたくさんありました。句会は花屋敷の裏の喫茶店「こきりこ」。カレーがおいしく、12人で店の一角を占め、句会を長々やっていてもイヤな顔をされません。お世話になりました。浅草のこの花屋敷の界隈、初めてです。遊園地もおもしろそうでした。というか、界隈には刷毛屋さんやら刃物屋さんやら、それはそれはいろいろでおもしろい。

 鬼灯は旧かなだと「ほほづき」。「ほうずき」より「ほほづき」のほうがやっぱり俳句にするといいです。今の時代、旧仮名を使うなんて、俳人くらいのものですが、この味わいは捨てられません。

 でも、暑かった。そして人がたくさんだった。きっと夜がまたいいだろうな。

 このまま上野から新幹線に乗り、岩手に来ました。私は仏壇用に鬼灯の枝を買ったのですが、岩手でタクシーに乗ったら、「テレビでやってましたね」と運転手さん。

  で、こんな感じ。

 

 


雑誌いろいろ

2013年07月11日 | 本の紹介

             KKベストセラーズ

「一個人」「歴史人」「人生の達人」(どれも「人」がつくと発見)

 季節風のKさんから、たくさん雑誌をちょうだいしました。先日、お話する機会があり、今直面していることを特集した雑誌のことが話題に出て、「読みたい」と言ったらば(つまり催促したわけで……)その雑誌だけではなく、こんなに!

 まずは気になる内容のところから、ふむふむ。「歴史人」はすごいなあ。なにげにうちにもありましたよ、「歴史人」。新選組の特集のやつ。付箋、赤線いっぱいです。お世話になっています。

 「一個人」の日本のお寺入門も、保存もの。四十九日の法要についての小さな囲み記事に、七日ごとに閻魔大王たちのお裁きがあるので、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)と、一週間後とに法要を行い、四十九日で忌明けとなる。とあります。岩手でも、「昔だば毎週やったども」という声が聞こえていたのですが、そうだったんだ! うちも四十九日がもうすぐ。

 仏教の宗派、仏像のことも、わかりやすい。

 とにかく充実の内容。これを定期的に出している編集者さんたち、すごいです。


チョーカー

2013年07月10日 | 日記

                 

 句友のMさんから「あぶみさんに似合うチョーカー見つけたから」と電話がありました。私、(チョーカー?)「イケメンのお琴奏者がいてね。琴の爪なの」とも言われ、ますます??? 

 で、先日いただいたのが、上の写真のもの。文学をやっているからには、古い言葉だけではなく、新しい言葉にもアンテナをはっていなくてはいけません。若い子は、ネックレスなんて言わないのかなあ。

 お琴の爪をアレンジして作られたこの「チョーカー」、超気に入っています。(っていうのがもう古いギャグだ) エコットスパースターズというイケメン和楽器ユニットのオリジナルだそうです。


誕生日

2013年07月09日 | 日記

 もう先月ですが誕生日を迎えました。当日、お昼前にパソコンメールを開くとJALから「おめでとうございます」とメールがあり、(そうだった、誕生日だった)と思い出したというていたらく。しかも、(で、いくつだっけ?)と、年齢早見表で自分の年を確かめました。大丈夫か? あたし。

 蟹座です。

   大天狗、小天狗

 小野照碕神社内の浅間神社のお仮屋に掛けてあったお軸。後ろはたぶん富士山。


旅する夕張メロン

2013年07月08日 | 日記

              

 二ヶ月家が無人だったので、郵便物と宅急便の転送をしてもらっていていました。このたび、郵便物の転送を解除したのですが、うっかり宅急便のほうをそのままにしていて、メロンが旅をするはめに。北海道から東京へ来て、岩手へ行って、また東京へもどってきて、すっかり食べ頃ギリギリ。でもそれはそれはおいしくて、大きなメロンを2つ、二人で二日で食べきりました。

 トホホ。でもおいしかったあ。

 


新聞

2013年07月07日 | 日記

  

  関東地方、梅雨があけました。そのせいか、きのうの雲は、不思議な様相を呈していました。

  こんな雲も

  さて、二ヶ月家を留守にしていたので、当然新聞を止めていました。やっと東京が主の生活が復活して、いろいろ手続きもしているのですが、新聞どうしようかなと思っています。数日新聞なしの暮らしをしてみて、とくに困ることがないのです。思えば子どものころから、新聞のない暮らしをしたことがありません。でも今もこうしてパソコンを開けて、ブログを書いたりメールをチェックしたりすると、とりあえずニュースは目に飛び込んでくるのです。気になる記事をクリックして読んで、テレビのニュースもたまに見て。で、事足りる。

 東京新聞が、このごろいまひとつどおよ? と疑問も抱いていた時期でもあったので、ちょっと新聞なしの暮らしをしてみたいと思っています。新聞がないと、テレビ欄も見ないので、テレビもたまに手持ちぶさただとつけてみるくらいです。「あまちゃん」だけは、見てますが。

 新聞を取らないなんて、社会人として、心許ない気分も少々あります。

 


杏のシロップ煮

2013年07月06日 | 日記

             

 このまえ東京にもどったときに作っていた杏のシロップ煮。よかった黴びてませんでした。甘酸っぱくておいしいです。(手前味噌)種をとらずに煮たので食べにくいのですが、種があったほうが、酸っぱさがでるように思えます。

 この種の中の粉から、杏仁豆腐ができるのだから、これもすごいなあと思います。杏仁豆腐も、大好き。そういえば、俳句を始めてしばらくの間は、杏子という俳号を使っていました。


句集『これがかうなる』(舟まどひ)ー本阿弥書店

2013年07月05日 | 本の紹介

              

 待ちに待った句集。いやあ、これはもう、「こうきたか!」という句集。読んでいるうちに、どんどんこっちが元気になり、ジメジメした自分とサヨナラしたくなってしまいました。

 これがかうなりますと売り水中花

 腹切つて長々語る夏芝居

 残されていよいよ頑固茄子漬

 涅槃図の蛇の隣が空いてをり

 蹴躓く二百十日の石畳

 竹落葉踏みキリストのところまで  まどひ

 どの俳句も、あっけらかんとしていてサイコー。これぞ俳諧! という一冊です。

 文章の妙もまた。

 そもそも人生に於いて真剣になる、なり所というものがとんちんかんなので、日常の鰻丼選びなどですっかりエネルギーを使い果たし、肝心の人生の大一番という時には、なんだかナゲヤリになってしまって、いつもスカを引いてしまうのです。

 なんて、書いていながら、この大一番(句集出版)では、スポーンと大当たりを引きましたよ。

 この装丁も、すごいなあ。高島屋か三越の特設売り場を連想。

  遊び心が鮮やか

 実は今、私も句集を作りつつあるのですが、このあとに出すのって、どおよ? と腰が引けてしまいました。でも、やめるわけにはいかない。

 左のブックマークの「童子吟社」から、購入ができます。


卯の花?

2013年07月04日 | 日記

         

 これは、更紗卯木ではないかと、「童子」のKさんから教えていただきました。

 これは? 卯の花でしょうか。

 垣根になっていたこともあり、そうかなと。でもこうして見るとえごの花とも似ているし。えごのはあまり垣根にはしないと思うので。うーん、やはりちょっと違うか?


お富士さんの植木市(浅草)そして吉原

2013年07月03日 | 日記

 30日の吟行の〆

   吊忍

   富士の石

 などもある植木市でした。植木市自体は、春の季語ですが、並んでいるものは、夏。植木、いろいろあって、岩手の畑にこういうのいろいろ植えたらいいなと、欲しくなりました。(でも、ここで買ってもね)結局買ったのは、小さな一輪挿し。

 それから実は先日、「季節風」の新鋭Kさんとお話をしていて、かつての吉原のど真ん中に住んでらっしゃるとおっしゃっていて、(そうか、吉原と浅草と近いんだなあ)と思っていました。そしてお茶を飲んだ喫茶店には花魁道中の浮世絵があったりしたもので、庚申さんにもきいてみると、「うん、すぐあっちだよ」と。「行ってみよう」ということになり、ぞろぞろと。吉原、思っていた以上に広かったです。もちろん今は普通の町並みなのですが、呼び込みのお兄さんたちが真っ昼間から店々の前に立ってもいるというところでもありました。

 さて、こんどは四万六千日だ。

 


お山開きー富士登山in東京(祝世界遺産)

2013年07月02日 | 日記

           入谷

 二日間だけ、山門が開かれ、富士塚の登山ができます。

 山門(奥にあるのが、富士塚)。両脇は、猿

  五合目あたり? 

 頂から、本物の富士の方向を……

 小野照さまの富士塚は、1782年(330年前)、富士山から岩を舟積み、隅田川より荷車で運び築かれたものです。

 岩々に注連巻くお山開きかな    根岸かなた

  浅間神社の麦藁蛇(厄除け)

 (また明日にも続く)


夏越しの祓ー茅の輪くぐり

2013年07月01日 | 日記

         小野照碕神社

 浅草浅間神社

 6月30日は、一年の半分が終わる日、この日神社の境内に茅で作ったこの茅の輪が設えられ、ここをくぐりけがれを祓います。また、形代ー人形(ひとがた)に名前を書き、息を吹きかけることも。人形ならぬ猫形、犬形もありました。

 

 形代のたぶん男の沈みをり   舟まどひ

 「童子」の同人会長である庚申さんは、歩く江戸文化と言われる方。東京散歩団と称して、ときどきこのように吟行を企画してくださいます。蒸し暑い日ではありましたが、境内には涼しい風も吹き、麦茶も振る舞われていました。(吟行記、明日に続く)

 句会はメールで。