fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

星空

2016年08月16日 | 日記
 夕べは雨でしたが、お盆のこの時期、その前はずっと月もきれいでした。
 少しずつ太っていって、クレーターもくっきり。(乱視なので、ホントはちょっとぼやけてますが)
 
 月の近くにも明るい星があり、うーん、惑星っぽいなあと思って、調べたら、火星と土星でした。その近くに、蠍座のアンタレスがあって。
 天頂には、夏の大三角(ベガ、アルタイル、デネブ)、西から北の地平線に近い方には、うしかい座のアークトゥルス、スピカ、そして北斗七星。
 そして、カシオペア座、アンドロメダ座。アンドロメダ星雲はあのあたりだなあと眺め。
 
 ペルセウス座流星群のピークの13日は、流星を見ることはできませんでした。月が沈んでから12時過ぎが見頃ということでしたが、寝てしまいました。
 家の光のないところで、寝ころんで、星空を見たいなあ。
 
  

 少しくたびれた烏瓜の花。たぶん昨晩咲いたもの。夜、これから咲くのだろうというのが、ほどけそうになっていました。

消えゆく風習

2016年08月15日 | 日記
 
 

日中は残暑が厳しいので、夕方歩いています。


 
 散歩途中で、迎え火をしているお宅の前を通り、写真を撮らせていただきました。藁なので、ぼっと燃えて、近くに来たときには、もうこの状態でした。昔は麦わらだったそうです。
 風習を守っていくのって、今年はいいか、と一度なるとなかなか復活できなくなるのかもしれません。

 うちは、今年、煮しめを作るのをやめてしまいました。去年まで、朝からお煮しめ、他いろいろ作り、お墓に煮しめと赤飯とお菓子を供え、でもすぐに持ち帰る、とやっていたのです。(昔は、そのまま置いてきた)今年は、スーパーで買っちゃったよ。ラクちんだった。夕方お墓参りをして、おじさんとおばさんといっしょに食事というのも、舅の三回忌も過ぎたので、なしになり。なので、散歩なんてしていたってわけです。
 そのぶん、お掃除しっかりしたので、勘弁してください。

 

2016年08月14日 | 日記
        

 空が広いと、やっぱりいい。

  

 鈴虫も鳴いています。稲の花も咲きました。
 そして岩手の家、気合いで掃除しましたよ。普段使っているのが一部なので、それ以外は、放置状態。そして、今回も1部屋だけ、手をつけなかったところがあります。
 畳や床、凹んでいて、踏み外しそうだよ。そういえば、そんな句を作ったことがあったっけ。
 
 盆用意畳の凹みよけつつに   あぶみ
 
 『だだすこ』を見たら、お盆の句がけっこうあるので、載せておきます。

 施餓鬼舟極楽寺より運ばれ来

 日高見と半被に文字や川施餓鬼

 盆雑魚寝骨を鳴らしてみせもして

 畑より伐りし盆花ちよつと地味

 石灰の白き畝立つ二十日盆

 盆過ぎの茄子が路に落ちてをり    北柳あぶみ(『だだすこ』)


 
 *K香様、メッセージをありがとうございました。(さがせばどこかにメルアドがありそうなのですが、ここでお返事を)
  書評の反響はあまりないので、嬉しいです。
  ぜひ、草の香りワールドを目指してください! 改めて、おめでとうございました!!   

秋なんだなぁ

2016年08月13日 | 日記
しつこいですが、秋です。暑いけど。

      

  向日葵も、こんな感じ。

  
 畑の菊も咲き始めて。

それから、11日にアップした、この実。

  

 毎日ブログを見てくださっているという、Hさんからメッセージをいただきました。「コノテガシワ」の実だそうです。檜科ということなので、葉っぱが檜に似ている。
 Hさん、はじめまして。そして、ありがとうございます!!
 調べると、確かに! 園芸用としてきれいに刈り込んで、栽培されている場合が多いようですね。私が見たのは、神社の境内で、自然に成っているような感じでした。
 

七夕

2016年08月12日 | 日記
           

 これは、仙台駅に停車したときに撮ったもの。仙台の七夕は8月。もともと、七夕は8月の旧暦に行うものということです。
 だから、七夕は秋の季語になっているし。

 そう、秋なの。
 先日は、夜の空がきれいでした。天頂に織姫星(こと座のベガ)、低いところに彦星(わし座のアルタイル)そしてその間には、天の川が流れ、白鳥座が。久しぶりに、天の川も見ました。(うっすらでしたが)この時期だからこその伝説。

秋の空だ

夕方散歩をすれば、「つくつくほうし」が鳴き、「盆踊り」が始まり。明日は、「盆の入り」。「墓掃除」もしました。今年は、今まで一番念入りにゴシゴシ墓を磨きましたよ。
 これまで台座はやってなかったけど、台座も。一仕事でした。

秋だ。(しつこい)

『頭がよくなる10の力」を伸ばすお話(PHP研究所)

2016年08月11日 | 自作紹介
 
 2013年4月に発売になったもの。8刷になったとのご連絡をいただきました。

 本屋さんではほとんど見かけないのですが、通販等でがんばっているのか? 嬉しいことです。表紙、内容については、発売当初の記事をごらんください。

  7月末、岩手

 初めて見た花? ヒバ? 
 ヒバというのは、檜の葉ということらしく、でも檜の花で調べると、違うのが出てくる。
 何かわかる方、教えてください。
 

講演会in今市のお知らせ

2016年08月10日 | 日記
 昨夜、流れ星を見ましたよ!
 
 で、講演会のお知らせです。(栃木県日光市)



「児童文学セミナー」講演会 

日時  平成28年9月10日(土) 午後2時~3時30分

 場所  今市図書館 3階視聴覚室

定員  30名


 演題  ファンタジーを描く~『しゅるしゅるぱん』ができるまで



◆ お申込みは、今市図書館窓口または電話にてお受けいたします。

   電話 0288-22-6216


 一カ月後です。これまでの2回の講演会は、地元、元地元だったので、予想を大幅に上回る人数が集まりましたが、今度は、どうでしょうか……? 
たとえ一人だとしても、精一杯お話をさせていただきますが。
 もし、栃木の方でこちらをご覧の方がいらっしゃいましたら、ぜひおいでください。また、お友達などにお勧めをお願いいたします。
 日光観光もいいかもですよ。

 これまでの2回よりも、少し、児童文学を書く人、好きな方に参考になることも、お話しできたらと考えています。(これまでのは、地元ネタに比重があったかな? と)
 流れ星も見たし(笑) 
 

家祠

2016年08月09日 | 日記
       
 
 日野を歩いていると、あちこちのお宅の敷地に祠があります。家祠。
 写真は、後ろ姿。私は、リビングや仕事場からこの後ろ姿を日々拝んでいるのです。
うちの南側は、道路を挟んで、この緑地。個人の土地なのですが、管理は市でやっていて、たまに草刈りが入ります。なので、その時以外に人が立ち入ることはなく、かなり大きな木があって、一階は日陰にはなるけれど、余所様の家の壁があるよりはいい。そして、祠。

 信仰っていうことを考えながら。
 苦しい時の神頼み? いや、あるだけでいいもの。いや、あるようでないもの。などなど。

 で、岩手です。暑いよ、岩手。

茗荷とブルーベリー

2016年08月08日 | 日記
       花茗荷

 

 わずかですが、収穫。

 それにしても、『イティハーサ』、初めて読んだという感じがしなかったのですが、そりゃあそうだよ。数年前にKさんが勧めてくださって、全巻借りて読んだんでした。
 記憶がやばい。(←茗荷とかけてるつもり)

 きょう、ゴミを出して、収集されたのを確認してから、岩手へ行きます。(日野は、個別収集なので)

梅干し

2016年08月07日 | 日記
      
 
 もう立秋になってしまいましたが、土用干しは、先週したものです。(土用は、立秋前まで)
 今年の梅干しは、これだけ。でも、嬉しい。来年はあそこへ行って、梅を拾おうかなと、今からもくろんでいる場所があります。(去年いっぱい拾えたところが、今年はもうなかったので)買ってつけようとは、思わないんですよね。

 干したとき、笊にくっついて中の果肉が出てしまったのは、よせておいて早速食しました。うまい、しょっぱい。暑いときには、最高です。

 岩手の散歩途中で、落ちっぱなしになっていたところもなあ。(お訪ねして、拾わせてくださいってお願いしたいくらい)

 えらびたる大きすももや暗き赤   辻 桃子(「童子」2015・12月号) 
 すもも、大好き。「暗き赤」のが、おいしい。でもちょっとの期間しか売ってないのよね。
 きょうは、立秋ですが、夏の句をすべりこみ。(覚えておきたい句は書いておこう。← 続くかどうか、ですが)

「季節風」2016夏号

2016年08月06日 | 日記
 きのうの『もののけ姫』、途中から寝てしまって、気づいたらラスト近かった。でも、私やっぱりジブリの中で、これとトトロが一番好き。(← 寝たくせに)
 自然破壊と文明ってことを、勧善懲悪ではなく、どちらが正しいとか悪いとかでもなく。
 同じことをテーマに書いている作品があるんですが、子ども向けに描いて、子どもが全て理解できなくてもって思うのですよ。

          

 「成長するって、かっこいい」というタイトルで、『まく子』(西加奈子)福音館書店 の書評を書かせていただいています。
 
 今号に掲載された作品は2作。一作は、いずれ本になるのでは? と思いました。
 とにかく、ひたすら投稿している方は、伸びる。あたりまえっちゃあ、あたりまえ。これだけ厳しい作品評にさらされるのですから。

 「児童文芸」の最新号では、つばさ賞の発表がありましたが、物語部門では、優秀賞も佳作も「季節風」にずっと投稿されていた仲間です。嬉しいなあ。ホント、嬉しい。
森くま堂さん、草香恭子さん。おめでとうございました!! 

 ところで、Mさん。
 私はまさに東北の人間です。ただこれまで、東北で行われている書き手さんの集まりには、出たことはなかったのです。今年初めて、仙台の童話塾に参加したのでした。いろいろな会があるけれど、出ているほうなのか? 出ていないほうなのか? 自分でもよくわかりません。
 先日はある方に「おおぎやなぎさん、何も出てこないわね」と言われました。(たしかに、その方とお会いできる会には出てなかった)まあでも、書くことを一番に、デビューのお祝い会にはお呼ばれがあれば、なるべく。あとは、その時々の判断で出たり出なかったりです。
 
 上に書いた、つばさ賞の授賞式は、嬉しくって「出るぞ」っと思ったら、姪の結婚式の日だった。

 

森の中の小さな器

2016年08月05日 | 日記
         

 友人の陶芸家加賀谷千里さんから、いただきました。
 冷酒でもいいし、料理をちょんっと入れりしたらおしゃれ。

 加賀谷さんの作品は、秋田市の郊外にある「真理」というお店で購入できます。売り切れている場合もあり。
 
 陶芸もエネルギーがいる仕事だから、大変です。特に加賀谷さんの作品は、ひとつひとつ、とても丁寧に仕事をしているのです。はっきり言ってもっとお値段上げてもいいと、私は思うのですよ。というか、この値段で今買えるというのは、すごくお得。お得すぎる。(いくらと、はっきりとは書きませんが)

 あ、今日のタイトルは、私が勝手にイメージしてつけたものです。(笑) だったら、せめて外で写真撮れよ、ってね。

 ホントはきょうから岩手の予定だったけれど、アクシデント(?)があり、延期。お盆の帰省ラッシュには遭遇したくない。
 

『ランド』(山下和美)講談社

2016年08月04日 | 日記
        

 書店のコミックコーナーへ行くと、95%は、知らない作家、知らない作品がずらりと並んでいます。
『ランド』は、どうして気になったんだか、ネットサーフィンをしていて、あれ? これ、読んだほうがいいかな? となった漫画でした。(書店へ行ってもどこにあるか見つけられず、すぐ店員さんにきく。ふうん、店員さん、『ランド』だけではわからないんですが…って、そんなもん? 3巻は出たばかりで平積みだったのに)
 一冊買って、よかったら続きも買おうかと思ったけれど、めんどくさいので3冊大人買い。(ああ、大人になってよかった)
 なるほど、好きな世界だ。
 閉鎖的な村、四隅に聳える神、50歳になったら死を迎えるというしきたり、太占、双子は忌み嫌われ、片方は山に捨てられるという因習、などなど。
 でも、読み進めていくうちに、これは萩尾望都の『マージナル』と同じ構造の話なのでは? と思い始めました。
 3巻が出たばかりで、謎は残っています。主人公の少女はまだ幼いので、これから成長するに従って、また苦難が訪れるのかもしれません。完結までは相当の年数がかかるかも? 

 ただ……。
 ちょっと盛り込みすぎかな? と思いました。3巻の最後には、巨大地震がこの世界にあったらしいことも見えてきます。
 続きは、また何巻か出てからにしようかな。

 そうそう。この漫画、先日観た『異界をひらくー百鬼夜行と現代アート」に通じるものがあると思いました。つまり、やっぱり、私の好きな世界なのです。

パタリロのモデル

2016年08月03日 | 日記
 パタリロの実写化というニュースを見て思い出しました。
 私の知り合いが、パタリロのモデルは自分だと言っているのですが・・・。
 たしかに、ほんとにそっくりなのです。
 ちなみに女性。ちなみにお孫さんのいる年齢。(私よりたぶん10歳以上年上)
 かつてシナリオライターをしていた方で、当時は漫画の原作なども書いていらした。それであの漫画を出している出版社にも出入りをしていて、企画会議に同席していたら、あの作者が、次の漫画の企画としてパタリロを描いて、「モデル、○○さん」と言ったのだとか。

 ホントに似てるんですよ。
 性格は違うけど、別な意味でおもしろい。

  合歓の花 (秋田市)

 

『坂の上の図書館』(池田ゆみる)ーさ・え・ら書房

2016年08月02日 | 本の紹介
          高学年から

 小学生の春菜は、母と二人で、自立支援センター「あけぼの住宅」で暮らしはじめる。住む家のない母親と子どもが、自立できるまでの間暮らせる。そのあけぼの住宅のとなりには、市民図書館があり、春菜は、生まれて初めて図書館に入った。
 その一角で始まった、読み聞かせ。
 春菜は立ちつくしたまま、『たなばた』や、『ちいさいおうち』を食い入るように見る。聞く。

 図書館司書をされていたことのある池田さんとお話しをしていて、その読書量に驚いたことがあります。本への愛情が確かなのです。そんな池田さんならではの物語。やはり、書くということは、どう生きているかが現れる。その人ならではの作品というのがあるのだなあと、改めて感じました。

 春菜が一冊一冊本と出会っていく過程と、母子の関係、学校での様子がシンクロしていく過程が、表紙の青い空のように、気持ちよく進んでいきました。

 池田さんは、現在は、鎌倉で「湘南くじら館」というギャラリーのオーナーとして、現代アートの作家に場所を提供してもいらっしゃいます。実は体育系。そして、今回奥付を見て、ドールハウス作家であったことも知りました。
 引き出しがいっぱいある。これから、どの引き出しを引いて、作品を作り出してくださるのか、楽しみです。

 *この物語のラスト近く、春菜は読書リーダーとして、研修会に参加します。そこに講演に来たのが、五島一平という作家。『大地のこどもたち』の作者です。これは、後藤竜二、『大地は天使でいっぱいだ』がモデルだ! というか後藤さんそのものという感じ。こんなところで、後藤さんと会えるなんて。
 池田さん、ありがとう! 

 そして、もちろん「おめでとうございました」