書店のコミックコーナーへ行くと、95%は、知らない作家、知らない作品がずらりと並んでいます。
『ランド』は、どうして気になったんだか、ネットサーフィンをしていて、あれ? これ、読んだほうがいいかな? となった漫画でした。(書店へ行ってもどこにあるか見つけられず、すぐ店員さんにきく。ふうん、店員さん、『ランド』だけではわからないんですが…って、そんなもん? 3巻は出たばかりで平積みだったのに)
一冊買って、よかったら続きも買おうかと思ったけれど、めんどくさいので3冊大人買い。(ああ、大人になってよかった)
なるほど、好きな世界だ。
閉鎖的な村、四隅に聳える神、50歳になったら死を迎えるというしきたり、太占、双子は忌み嫌われ、片方は山に捨てられるという因習、などなど。
でも、読み進めていくうちに、これは萩尾望都の『マージナル』と同じ構造の話なのでは? と思い始めました。
3巻が出たばかりで、謎は残っています。主人公の少女はまだ幼いので、これから成長するに従って、また苦難が訪れるのかもしれません。完結までは相当の年数がかかるかも?
ただ……。
ちょっと盛り込みすぎかな? と思いました。3巻の最後には、巨大地震がこの世界にあったらしいことも見えてきます。
続きは、また何巻か出てからにしようかな。
そうそう。この漫画、先日観た『異界をひらくー百鬼夜行と現代アート」に通じるものがあると思いました。つまり、やっぱり、私の好きな世界なのです。