私は、リンゴのことを、おリンゴと呼ぶ、
そういう善人と暮らしています。
おはようございます。
そんな私は、先日軽い風邪を引いた。
鼻水が出る、鼻が詰まる、それ以外の症状は全く出ず、
ほぼ健康と言ってもよいかもしれない私に、
わが家のおじさんは、優しかった。
仏のような微笑みで、私に語りかけてきた。
「おかっぱちゃん、おミカンとバナナさんを買ってきましたよ。」
ついでに、こうも言った。
「おミカン、剥きましょうか?バナナさんがいいかな?」と。
やめてくれ・・・
頼む、やめてくれ・・・
実は、わが家のおじさんは、この冬に酷い風邪を引いたのだ。
その時、私は、辛そうな様子のおじさんに、こう言い放った。
「風邪なんてもんはよ、ミカン食って屁をこいて寝てりゃ、治るんやー!」
ついでに
「わーはっはっはっはー。 プ~ってか!」と。
やめてくれ・・・
頼む、この過去よ、消えてくれ・・・
わが家のご意見番きくさんや、
あんなおじさんを前にして、おちょけた私に、お叱りを。
きく:「・・・・・・・・」
きく:「ふぅぅ」
きく:「はぁぁ」
きく:「・・・・・」
もう、呆れてモノも言えん、きくさんでした。
ついでに、
買ってきてくれた おミカンにすら、
これ、おデコポンやないかい!と、おちょけた私であった。