うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

てべ

2016年03月25日 | 日記

なんの取柄もございませんが、

しいて言えば、私は物忘れが得意なのでございます。

忘れてはいけない事を、

眼にも止まらぬ速さで、

すぱっと忘れる事ができるのでございます。

紙に書いておいても、書いた事すら忘れるのも間々あること。

しかしながら、今度こそはと、手の甲に「せんべ」と書きました。

そしてやっぱり書いた事すら、きれいさっぱり忘れていたのでございます。

おはようございます。

 

母に頼まれた、せんべいを買うために行ったスーパーで、

私は、醤油とネギをカゴに入れてレジに並びました。

レジ係の女性は、私の眼を観て小声で何やら、呟いておられる。

今思えば、女性は「せべん?」と聞いたのではないでしょうか。

しかし、店内の雑音に紛れた女性の言葉は、

私には「てべ」と聞こえたのでございます。

 

ん?てべ?てべってなに?

 

戸惑う私に向かって、女性は何度も

「せべん?せべん?」と繰り返す。

私は、もう混乱するあまり、その場をごまかすために、

「うん、てべ てべ。そう、てべ てべ。」と笑顔で返しておりました。

代金を支払いながらも、照れた仕草を加えつつ、

「てべ。 うふふ、てべ てべ。」と言いながら、

私はようやく、その場を乗り切ったのでございます。

 

その日の夜、湯船で見つけた、手の甲の文字。

そこで、ようやく気付いたのでございます。

 

せんべい、買い忘れた。

そして新たな挨拶、生み出した?

「てべ」

 

 

うんこ~!

うんこ、てべ!

 

 

うんこ:「ああ、てべ」

 

 

おじさん:「てべ」  うんこ:「あら、てべ」

 

 

おい、おたま!

てべ~。おたま、てべだぞ~!

 

 

おたま:「てべ?」

なかなかと、しっくり来ないのでございました。