私は、ドライヤーすら持っていない。
それなのに、なぜかヘアーアイロンは持っている。
じゃ、ブラシは?
おはようございます。
持ってなどいない。
私の女子力が、散り散りバラバラだ。
しかも、そのヘアーアイロンも使い方が分かりません。
髪を真っすぐに整えるためのアイロンのようだが、
私の髪は、放っておいても、
嫌んなっちゃうくらい、真っすぐだ。
そんなヘアーのアイロンは持っているのに、
布のためのアイロンは、持っていない。
なのに、アイロン台は持っていて、
もちろん、シワになりやすいシャツも、持っている訳で、
そういうシャツは、洗濯した後、
畳んでタンスにしまったりはせず、
洗濯かごの上に、フワーッと置いている。
ちなみに、その洗濯かごの持ち手は、もげている。
こんな、どうしようもない私だが、
先日、美容院で髪を切ってもらった。
濡れた髪を乾かすのに、
オシャレでかっこいい男性二人に挟まれて、
温風に吹かれながら、右から左から、
撫ぜ撫ぜされている間、
私はずっと俯いて赤面しながら思ったんだ。
せめて、顔の産毛を剃ろう・・・
そう思って帰ったところで、
家にあるのは、男性用の髭剃りしかない訳で、
その髭剃りで口の周りを剃っていた私を、
我が家のおじさんは、悲しげな眼で見ていた。
うんこさん。
女子力高めのうんこさん。
私、どこからテコ入れしたら、いいのかしら?
うんこ「ふっ・・・・」
うんこ「よ・・・こらっ・・・」
うんこ「せっと。まず玄関の靴揃えなさい」
了解~!
きく「こいつは、もう手遅れだ。おじさんの女子力に期待するのみだ」
そうだな。そこだな。
今朝、目覚めて冷蔵庫を開けてみれば、
スイカが綺麗にカットされていた。
さすがや、おじさん!
がんばれ、おじさん!
テンキュー、おじさん!