おやざまーす。
私は、運送会社で働いている。
といっても、ドライバーではなく、事務をしている。
事務といっても、それほど難しい事をしている訳ではない。
15,000円+300円の計算に、わざわざ電卓を用いたり、
自分が打ち込んだデータの誤字脱字に爆笑したり、
いい加減な掃除を指摘されたり、
鳴ってる電話を無視したり、
キーボードの上が、お菓子のカスだらけだったり、
来客に出すお茶が、茶葉だらけだったり、
ほんと、サイテー!
そんな私だからこそ、挨拶は大事にしている。
つもりだが・・・
仕事柄、会社に来るドライバーさん達は、
朝だからって、出勤とは限らない訳だ。
遠出から帰ってきた人もいる。
夕方に出勤してくる人もいる。
だから生まれた、魔法の挨拶が、
「おやざまーす」だ。
おはようございます。
運送会社のプロドライバーは、
出発時と帰社時に、アルコールチェックが必須となっている。
そのためにも、必ず、
アルコールチェッカーが置いてある事務室へ立ち寄る訳だ。
その時ドライバーさんから
「おはようございます。」とはっきり言われれば、
もちろん、おはようございますと返す。
しかし、中には、何を言っているか分らないが、
なにかしらの挨拶とおぼしき声を掛けながら
入って来るドライバーさんも少なくはない。
その時に用いるのが、「おやざまーす」な訳だ。
行きか戻りが、来るのか行くのか、
寝起きか、寝る前か、どっちかなんて分からない。
だけど、挨拶しなければ!
そんな時、自然と口から出てくるのが、
「おやざまーす」だ。
私だけかと思っていたら、
隣のデスクの熟女も、「おやざまーす」と
言ってる事に気付いた、ある日、
だよね、やっぱ、そうなるよね。
と、心の中で手を叩いた。
おたま「おやざまーす」
あや「・・・」
おたま「お・・・おやざま・・・す」
あや「あいつ、何言ってるか、わかんない!」
おたま、お前は間違ってないぞ。
自信もって、言ってごらん!
おたま「うんこ姉ちゃん、おや」
うんこ「おやつくわせろざますっ」
おたま「ん?なんつった?」
さぁ~、なんつったんだろうな?
※いつも、コメント頂き、ありがとうございます。
頂いたコメントが、明日以降になるかと思いますが、
申し訳ありません夜飲みに行きます無事に帰ってきます無事に・・・