うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

初恋の思い出

2017年10月05日 | 日記

私は、今まで、

何度か恋をした。

でも、愛していますと言った事は、

一度もない・・・

 

おはようございます。

秋の風のせいだろうか、

最近、ちょっぴり人恋しくなったりして、

そのせいか、火野正平さんの画像をプリントアウトして、

カバンの中に潜ませている。

正平ちゃ~ん、愛してるよ~!

 

と、一度目、軽く言っちゃった訳だが、

そんな私にも、初恋の思い出はある。

 

カルビーポテトチップス・コンソメパンチを

こよなく愛するポッチャリした少女は、

例えるならば、ドラえもんに出てくる、

ジャイ子のようだった。

力が強いジャイ子は、蛇口をひねって壊し、

ドッジボールを始めれば、鬼と化した。

大笑いしながら、皆殺しだった。

肩も強かったが、腰も強かったから、

母校の中学で行われていた、

校内ギネスでも、背筋力で、新記録を叩き出した。

 

授業中といえば、鉛筆を持ち、

これ以上に無い程の集中力で、

教科書の端に、パラパラ漫画を描いていた。

ヒトが、排便をする様を、

十数枚を要して、見事に描き上げたものだ。

それの何が面白いんだか、今では、もう分からない。

定期テストが来れば、

自ら、「ヤマカンの神」と豪語しておきながら、

赤点を取って、赤面した。

態度も体も大きな私は、消しゴムを落とせば、

隣の机の、か弱い男子に、

「おい、取れ!」と、のたまって見せた。

そんな少女は、その頃、

実は、恋心も覚えていたのだ。

 

その相手は、頭のいい男の子で、

男子を見れば、強がってばかりいた私が、

なぜだか、彼には、素直に楽しく話が出来た。

 

高校に上がってからは、

どういう運びでそうなったのか、

我が家に遊びに来たりもする仲になっていた。

私は、その時、チャーハンを作って

一緒に食べた事を今でも覚えている。

白米と、ネギを、醬油で味付けしただけの、

美味しくないチャーハンだった。

あれ以来だろうか?

なぜか、好きになった男性に、初めて作る料理は、

不思議と、いつもチャーハンだ。

 

そして、あれは、

同級会の事だったろうか。

私達は、まだ高校生だったが、

彼は、原付バイクで現れた。

高校生の私には、

バイクに乗ってやって来た彼が、

とても大人に見えた。

かっこいい・・・そう思いながら、

少し、遠くにも感じていた。

私の知らない彼を見て、

少しずつ、大人になっていく私達の歩幅が、

急速にズレて行く事に淋しさを感じたのかもしれない。

 

すっかり日が暮れていた、帰り道、

「じゃ、またね」と皆で声を掛け合っていると、

「おい、おかっぱ」と彼に呼び止められた。

夜道、女一人は、危ないからと言うのだ。

女?

私が、女?

私は、その時、

彼から初めて、女性扱いをされたように思えて、

鼻血が出そうになった。

 

それを悟られまいと、

「おぉ、助かる~」と言いながら、

乗った事もない原付バイクの後ろに、

馴れてる風を装って、そっと乗り込んだ。

貸してくれたヘルメットは、

私の大きな頭には、若干小さめだったが、

それも悟られたくはなかった。

 

乗っかてるな~、ヘルメット乗っかっちゃってるな~

そう思いながら、いざ、つかまろうとした瞬間

出発と同時に、落とされた。

 

しばらく気付かずに走って行った彼の背中を見ながら、

これも悟られたくないって、そう思う少女なのであった。

 

その後、2人はどうなったかって?

結局、私の片思いで、終わったとさ。

 

あやちゃん?

おじさんと寝るなんて、珍しいね。

 

いつも、おばちゃんにべったりなくせに。

 

おたま「おらと遊ぶぞ」

 

おたま「フラれたぞ」

 

ねっ、珍しいな。

あや、何を思っているのだろうね?

あや「あぁぁ、おじさん、退いてほしい~」

そう来る?