あの・・・えっと・・・
どうも、おは・・・おは・・・
おはこんばんちは?
言葉を忘れかけている5日目の連休の朝なんて、
こうなっても仕方がないです、おはようございます。
そんな世間との交信を断ち切られていた私に、
救いになったやもしれない約束があった。
先週メールでしていた約束を、奇跡的に思い出し、
私は急いで、約束の地へ出かけて行った。
そこは、「喫茶 迎賓館」だ。
始まりは、友人とのメールのやり取りだった。
お洒落スポットに詳しい意識高めの友人は、
私に、この私に、おすすめカフェを聞いてきたのだ。
私は、迷わず、「喫茶 迎賓館」をすすめた。
どこが、おすすめポイントかといえば、店名だ。
じわじわ来ませんか?
「喫茶 迎賓館」という響きに。
お洒落な横文字のデザイニングし過ぎた看板で、
もう今更、店名が読めないとも言えないような、
そんなお洒落なお店にばかり行ってる友人は、
やっぱり、店名に喰いついてきた。
メニューも、喫茶の名に恥じぬ、スタンダード喫茶メニューだ。
ナポリタン、焼きそば、カレーに、サンドウィッチ。
どれもこれも、安定感が耐震構造だ。
モーニングに至っても、シンプルにトーストとゆで卵だ。
もちろん、コーヒーを頼めば、モーニングセットのみならず、
コーヒーのおつまみとしてセットされている「豆菓子」も
付けるという、大盤振る舞いだ。
パンはコーヒーに浸してもよし、コーヒーシュガーを散らすもよし、
今日は、ゆで卵はお土産に、豆菓子は食べて帰ろうという選択もいいだろう。
無数のアレンジを楽しめるのは、シンプルだからこそだ。
それを伝えると、友人は、
「逆にお洒落!」と喜んで、
私は、逆にの意味を考えながら迎賓館で逢いましょうと約束をした。
午前10時、駐車場に到着。
午前10時半、駐車場で待ちぼうけ。
午前10時45分、ついにメールをした。
「まさか、今日の約束、忘れてない?」と。
午前11時、友人から電話だ。
「ごめん、おかっぱ。あのね、今すごく大変で。
娘がアレだもんだから、てんやわんやで、連絡もできずに、
ほんと、ごめんなさい。」
娘さんが、どうしたの?と聞くと、
友人は、
「ちがっ、大したことじゃないの。アレだ、ほら・・・。
娘が、あれやこれやって頼んでくるっていうか。
ごめんね、すごく楽しみだったのに~!」
おめー、忘れてたな!
という事で、約束は延期となった訳だが、
しどろもどろで、どうにかこうにかしようと必死の友人に、
笑いを堪えながら、電話を切った。
私は、嘘は、嫌いじゃない。
人は、時々、嘘で傷つくが、
その嘘が、ある意味、真実を映し出す。
そして、嘘が優しさからのものであれば、
嘘も悪くはない気になるものだ。
うちの父さんも、姉が久しぶりに実家へ顔を出した時、
「お前、おかっぱより若く見えるな~」と言ったそうだ。
それを姉から聞いた私は、もちろん、
「おい、じじー!どういう意味だ?」と詰め寄ったさ。
すると、父さんは、しどろもどろになりながら、
「ちがっ、そういう意味じゃない。
ぱっと見、そう見えただけだ!」と言った。
うそだー!ぜってーうそだーーーー!!
他にも、様々な嘘を思い出す。
「おかっぱはバカじゃない。きっと天才の一歩手前なんだ」
どゆ意味?
「出っ歯になんて見えないよ。唇が足りないんだよ」
そっちのほうが、深刻じゃない?
「いやほんとお若く見えます。40歳くらいに見えるもん」
当時、35歳です。
「うわ~、足が長いですね~」
すそ、15センチ、切ってください。
「おかっぱのせいじゃない、俺を正す旅に出たいんだ」
他の女の子の所にでしょ?
「ごめん、財布を落とした」
何度目だ?
「寝言で、さゆりって言った?
あぁ~、俺には、おかっぱは、さゆりってイメージなんだよね」
苦しすぎて、窒息しそうだわい!
そんな私も、多くの嘘を付いてきた。
「服のサイズはMで大丈夫です。」と嘘をつき、
その数日後、バイト先の制服を破いたっけ。
それを、
「あそこのフックに引っ掛けちゃって~」と嘘を付き、
思いのほか、フックの危険性が問題視されたっけ。
ごめんなさい。
ついてはいけない、嘘もあるんだな、うんこさん!
うんこ「そうよ、嘘はだめよ、かあさん」
そういえば、最近、
あなた、またリバウンドして、太ってません?
そうなの?
そうだよね、あやさん。
騙されるとこだったよ。
って、騙されるかーーー!