うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

優しさに負ける、鬼

2018年05月16日 | 日記

弊社のトイレが

和式から洋式に替わって以来、

私は、鬼と化していた。

 

おはようございます。

社内の掃除は、基本、私の担当だ。

はっきり申して、凄くテキトーに済ませている。

時々、隣の熟女さんに、それを見抜かれては、

笑って誤魔化している訳だが、

トイレの美化にだけは、余念が無い。

「男性は、トイレを汚すからさぁ。

あまり酷いようだったら、あたしゃ、張り紙する!」

そう豪語している。

 

汚したって、いいじゃない。

だって人間だもの。

その時は、

自分で掃除したら、いいじゃない。

だって自分のブツだもの。

           ー相田みつよー

 

こんな文句を考えながらも、鬼は、

誰が一番汚すのかをデータ化すべく、

男性社員がトイレから出てくるたび、

出来るだけ、限りなく何気を装って、

トイレに入って、チェックもしていた。

まさに、私は、鬼だった。

 

そんなある日、

遠くから帰社した、トラックのドライバーさんが、

「下の車庫のゴミ袋、カラスに荒らされてるよ。」と

教えてくれた。

私は、何も持たずに社を飛び出して、

その荒らされたゴミ袋を呆然と見ていると、

先ほど教えてくれた男性ドライバーは、

ホウキとちり取りと、新しいゴミ袋を持ってやってきて、

もくもくと掃除をしてくれた。

夜通し、トラックを運転していた人がだ。

鬼は、その男性ドライバーのトイレ後も、チェックしてたよな!

 

また別のある日は、

これまた別の男性ドライバーから、

「おかっぱちゃんは、鳥を育てた事、ある?」と聞かれた。

詳細を聞いてみれば、

致し方なく、娘さんと協力して小鳥の雛を育てているという。

鬼は、この男性ドライバーのトイレ後も、チェックしてたよな!

 

鬼、サイテー!!

 

優しい男たちだ。

張り紙はやめよう。

そう悔い改めたのだった。

 

我が家にも、優しい男がいる。

鬼に、こんな口で「チュー」ってされても、

 

暴れず耐える、優しい男。

 

鬼みたいな小娘の圧にも、

 

動かず耐える、男。

 

その小娘に

「あや姉ちゃん、楽しいな~」っとご機嫌に挨拶しても、

 

叩かれる、男。

 

そろそろ、背中に天使の羽根が生えてきた、男。

がんばれ、おたま!