我が家の猫達は、
それぞれ、給餌の内容が、少し違う。
おはようございます。
うんこさんには、背の高い器に、シニア用のご飯を入れるし、
あやはドライにちょっとだけ嗜好性の高いウェットを乗せる。
おたまは、あやと同じ内容だが、
どこで食べるかは、毎回おたまの気分で決まる。
「おら、あっちで食べる~」とあっちへ行けば、
私は、あっちへ器を持って追い掛ける。
実は、たれ蔵も、そういう傾向があるから、
私は、おたまを追い掛けあっちへ、
たれ蔵を追い掛けそっちへ、皿を持って行く。
こうして部屋をひと回りして台所へ戻ると、
「えっと・・・なんだっけ?」となる。
そこへ、のん太が「のんのはぁ?のんのぉ」と主張してくるから、
我に返って、
のん太専用の小粒のウェットをドライに乗せて出すのだが
じーっと皿の中身を睨んで、食べない。
のん太は、乗せるだけではダメで、混ぜてやらないと食べないのだった。
こういうことは、昔からあった。
数匹の猫と暮らすと、どうしてもこうなる訳で、
これを面倒だとは思わないが、ここ最近、
給餌を間違えちゃう頻度が高まってきた。
会話の内容も、
「ほら、あれ。なんだっけ、あれよ、ほれ、あれ」が増えてきた。
なんでも、「あれ」でどうにかしようとするが、
聞いてる相手も、だいたい同世代が多いから、
「うん、あれでしょ?分かるよ、あれだよ、うん。」
と、「あれ」で互いの理解を深めようとしてくる。
「あれ」の解決は、いつ、やってくるのだろうか・・・
おかっぱ「あやってさ、あれみたいだよね?メビウスだっけ?」
おじさん「あれでしょう?眼を見ると石にする神話の人ね。」
おかっぱ「そう、ヘルペスだっけ?ウェルネスだっけ?」
のん太、あやの眼を見るなよ、石にされちゃうぞ。
あっ、あれと眼が合っちゃった。
ほら、髪があれになってる、あれは神?悪魔?
あれに見つめられたら、あれになるって言うじゃない?
あや「あたしは、あやよ!」
ちがうー!
あれは何かが、知りたいんだー!!