うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

起きない男と、片付けない女

2021年03月27日 | 日記

昨日は、おじさんの休日だったんだ。

私は、珍しく急いで家に帰った。

 

おはようございます。

普段なら、おじさんが休日の日は、

むしろ、急いで帰る気分にはならない。

猫達だけで留守番している日より、はるかに安心だ。

でも、昨日は違った。

先週、血尿で病院へ行ったおじさんの、検査結果が出た日だ。

簡単な知らせは、私にも届いていた。

「異常なしだそうです。」というラインが。

安心はしたが、詳細を早く聞きたくて、急いで帰ったのだ。

 

「ただいま~」

と言ったところで、何の返事も帰ってこない。

「おい、おじさん?帰ったぞ、おい・・・ちょっと!」

 

おじさんが、リビングに横たわったまま、動かない。

その頭上に、猫の嘔吐物らしきものがある。

 

「おい、おじさん!」

私は、叫んだが、倒れて動かない男に、すぐ触れることに躊躇した。

怖い・・・。死んでいるかもしれないと思うと、怖くて動けない。

 

すると、男がようやく動いた。

「あら、おかっぱちゃん。おかえり~」

寝ぼけた声だ。

「どうしたの?」

私としたら、どうしたの?しか思い浮かばない。

「なにが?」

男も、なにが?としか言いようがない。

 

「いや・・・あの・・・おじさん・・・」

「ちょっと眠くなってお昼寝しちゃってました。」

「そうか。」

私は、安心して静かに、そうかとだけ言い、

何も言わずに背中を向け、猫の夕飯に取り掛かった。

 

しっかり目覚めたおじさんは、

「あら、誰か吐いちゃったのかね?」とか言いながら、

床の嘔吐物を片付けていたが、

「うんちゃんかな?誰だろうね?」とか、まだ言っていたが、

「寝ちゃって気付かなかったなぁ」とか、つべこべ言っていたが、

私は、何も言わなかった。

 

猫のゲーの大半が、おじさんの頭に掛かってることなど、

何も教えてやらないまま、肩を震わせていた。

 

うんこ「おじさんったら、うんちゃんを放っておいて起きないもんだから」

だから、掛けちゃったのかい?

 

うんこ「おじさんって言おとしたら、ゲロってなっちゃったの」

うんうん、そりゃ仕方ないよな!

 

うんこ「おじさん、寝たら起きないんだもん」

そうそう、あの人寝ると、なかなか起きないよな!

 

今度はたれ蔵が入ったのかい?

たれ蔵「この糸、ずっとあるね、母ちゃん?」

そそ、いつまでも片付けない私ならではだよな。

 

たれ蔵「ぼくがしっかりしなきゃ!」

おじさんと母ちゃんの代わりにな!