たまには、猫の話をしよう。
だって、猫のブログなのだから。
おはようございます。
この部屋に暮らす猫達は、いわば寄せ集めの集団だ。
好き好んで、同居している訳じゃない。
猫にしてみれば、ある日突然、小さいのが増えているという訳だ。
しかも、その小さいのが、
自分の気に入った座布団で、我が物顔で寝ていたりする。
煩わしいくらい纏わりついていた人間は、
その日を境に自分を遠ざけて、
時々、取ってつけたような笑顔で、「大丈夫よ~」と言うだけだ。
何が大丈夫なものか。
その腕の中の、小さいのは、なんなのだ?!
シャーーー!
おっかないから、近付くなっと言っただけで、
人間は「そんなに怒らないであげて~」と、困り顔だ。
困っているのは、こっちなのだ。
あれほど「あなたは可愛い可愛い」と纏わりついていたくせに、
まるで猛獣を見るような眼で、こっちを伺ってくるじゃないか。
そうだ。
猫は猛獣だ。
その腕の中の小さいのなんて、
その腕ごと、簡単に血まみれにだって出来るんだ。
けれど、私の腕は、血まみれになったことが無い。
ある日突然、小さいのを連れて来ても、血まみれにされたことは無い。
それどころか、
それぞれの猫は、それぞれの時間を掛けて、受け入れていく。
おたまは、たれ蔵を受け入れるのに、充分な時間を掛けた。
慎重に、慎重に。
今じゃ、たれ蔵と連れ立ってふざけ過ぎるから、
時々たれ蔵と並んで、私に叱られている。
あやは、地を這うような恐ろしい唸り声を武器に持っているが、
あれで案外、優しくて面倒見のいい雌猫だ。
幼い頃、4匹の大きな雌猫達に可愛がられて育ったおかげだろうか。
小さいのが来ると、1週間は押し入れに籠って出てこなくなるくせに、
意を決したように、勇気を振り絞って子猫の尻を嗅ぎに来る。
まさに、努力の猫だ。
ど根性で努力して、1か月もすれば、面倒見のいい姉さん猫になる。
猫は猛獣だ。
こんなに優しい猛獣を、私は心から尊敬している。
そんな、優しいお姉さんと、ちびっ子チンピラ
のん太「今ら!チャンスら!!」
あや「あら、のんちゃん、どうしたの?」
のん太「はっ・・・バレた?」
のん太「セーフらったぞ。よち、今ら!」
カプッ
あや「そいやーーーーー」
引っかかったな、のん太め!