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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

着物でParty

2007-05-20 07:20:37 | きもの
バレエ・ダンサー井脇幸江さんのBirthdayParty・・・ということで、この日のテーマは「白鳥の湖」



井脇さんのドレスと偶然色が合って嬉しい
「湖」イメージのブルーの万筋で帯は先日東三季で購入したばかりの「白鳥」帯。
バッグはイタリー製RODOの白い羽を重ねたパーティバッグで、和光で見つけたときに「バレエを観に行くときにピッタリだわ!」と即買いしたもの。


半襟はコレクションのレースの中から、白鳥の羽っぽく見える?黒のチュールに白とターコイズで大きな花唐草が刺繍のように乗せてあるものを白衿に重ねて・・・。
帯揚げは極淡いラベンダー、帯締めはグレー・白・クリームの三分紐。
帯止め代わりに、ラリックのような淡いほのかなブルーの葉っぱを重ねたヴィンテージもののイヤリングを並べて、イメージは白鳥の羽(のつもり)に・・・。


白鳥が金糸銀糸で織り出された紗の帯です。この日は会社から一端帰宅、1時間しか猶予のない中、メーク・ヘア・着付けをしたので、手先を長く取りすぎてお太鼓の柄が上手く出ない!と焦るもやり直す時間なし。お太鼓を凝視する人もいないでしょうから、これはこれでいいことに・・・。
次回はばっちり白鳥を目立たせます(予告)!


会場では他にもいらっしゃるかなと思っていたのですが着物の人はわたくし一人。
でも、着物がカンバセーションピースとなって色々な方にお声をかけていただけたのも楽しいことでした。




井脇幸江さんのBirthdayParty

2007-05-20 06:36:30 | BALLET
東京バレエ団のバレリーナ、井脇幸江さんのお誕生日をお祝いするパーティに伺いました。



東京バレエ団では22年のキャリア、今年40歳を迎えられた井脇さんは、東バでも1,2を争う美貌のダンサー。
プリンシパルとして、「ジゼル」のミルタ、「ドン・キホーテ」のジプシーの若い女、メルセデス、「眠りの森の美女」のカラボス(東バ版のカラボスは老婆ではなく黒鳥を怖くしたような美女)、「くるみわり人形」のアラビアの踊り、「白鳥の湖」のスペイン、といったクラシック全幕の名脇役、そして、「春の祭典」「バクチ」などベジャール作品の主役などを務める、鉄火な情熱と氷のような冷たさを併せ持つ、大人の表現力のあるバレリーナです。
安定したテクニックと美貌で昔から主役を望むファンの声も多いのですが、名バイプレイヤーとして使うのが東バの選択。こういうダンサーを脇に持てるのが東バの贅沢さの象徴とも言えないこともありませんが・・・。
真っ直ぐで誠実、知的で暖かい人柄も同世代の女性として共感できる部分が多い、素敵な方です。

今回は、ファンやゆかりの方50人が溜池山王のレストランに集い、最近結婚で退団された井脇さんの妹分(?)大島千賀子さんが司会進行を務められ、息のあったトークを聞かせていただきました。



すでに侵食されていますが、バースデーケーキ



しまった、立ち位置、遠近法を考えて逆にすべきでした!
マクロビオティックを実践、ご飯は玄米でお肉はあまり召し上がらないほかはしっかりとお食事をされるそうですが、細く、そして強靭な筋肉を感じさせる均整のとれたスタイルはさすがと言うより他は有りませんね。



井脇さんの手元。Partyのためにスペシャル仕様のネイルにされると伺っていたので楽しみにしていましたの
お母様から譲り受けられたというダイヤで囲まれたオパールのリングにぴったりのネイルアートで揺らぐ水のようなドレスともマッチしていました。



穏やかで可愛らしい”後輩”大島さんは和みキャラ。司会もお上手でリラックスした空気を作り出す名人!

幸江さんの今まで嬉しかったこと3つ、はベジャールさんに直接「春の祭典」の生贄を振付けてもらい、公演後に良かった、と言われたこと、「ジゼル」や「シルフィード」で主役を踊るご同期の斉藤由佳里さんが怪我から復帰されたときのこと、そして今日、とのこと。

コンクールに出場してタイトルを得たり、留学や外国のバレエ団の在籍経験があるわけでもなく、8歳からバレエを始めてコツコツと地道にキャリアを積み上げてきたとおっしゃる井脇さん。
舞台は、自分からやめる、ということではなく、役をもらえる限りは続けたい、その声がかからなくなったときが引き際と心得るというお話。また、コールドバレエも経験し、その大切さ難しさも一歩一歩噛みしめてきた自分だからこそわかる、教えられることがあると思うので、と将来的にはバレエ教師を視野に入れていらっしゃるということも。
9月のマラーホフの公演で共演されるのが楽しみですが、次の東バ公演の「シルフィード」にはキャスティングされていない、と伺いました。一つ一つそういったことも受け止めて、自分を持って凛としているのがダンサーなのでしょう・・・・。
これからも舞台を楽しみに見せていただきたいと思います