アルゼンチンもブラジルも敗退・・・南米勢優位との分析はなんだったのかしら?
このままいくと、ドイツ対オランダ、或いはスペイン対オランダ・・・(ウルグアイファンの方、ゴメンナサイ!でも主力がレッド退場覚悟の反則をした以上万全ではないチーム力、ということで!)うーん、どちらも観ごたえはありそう。
それよりも、これからウィンブルドンの決勝ではありませんか!
ロジャーの敗退は想定外でしたが
ナダルがんばれ!
諸々、あちこちに気持ちがぶれつつ・・・^^;
「Mayerling」,最終幕、行きます
<第3幕>
第1場 田園地帯。皇室の狩猟場
冬の狩猟大会の日。皇帝の誕生日に集ったメンバーが揃って、狩猟服を着ているのがシック。
控え目な色使いながら、毛皮など豪華な素材感が却ってその場のものさびしさ、寒さを物語ります。
冬を彩る楽しみごと、なれど、何気に伯爵夫人と皇太子妃が反目し合っていたり、なんとなくルドルフもイラついている感じ。
突如として王室メンバーの方に銃口が向いているにも関わらず、ルドルフが訳もなく発砲してしまう・・・。
もちろん銃の暴発、不幸な事故。
現代の新聞を賑わせる不毛な事件を思い起こさせる展開。
第2場 ホフブルク宮のルドルフの部屋
憔然としているルドルフのもとにラリッシュ伯爵夫人が訪れます。
そこに伯爵夫人の叔母にあたるエリザベート皇后 が現れ夫人を責め、追い出します。
過去に、姪とはいえ身分はかなり格下なラリッシュ伯爵夫人とルドルフの愛人関係を知り、快くは思わぬまでもスキャンダルを防ぐために結婚を勧めたことがある、といういきさつがあるためか、今は正式な妻を迎えたルドルフとよりを戻しているのではないかと疑念を持ったから、でしょうか。
再び一人になった彼のもとに今度はマリーがやってきます。
極度の神経衰弱状態にあるルドルフは、彼女に心中を持ちかけます。
あっさりと断った以前の愛人、馴染みの娼婦ミッツィカスパーとは違い、銃を手に、その概念~愛のために死ぬこと~に見入られた様子のマリー。
第3場 マイヤーリングの狩猟小屋
ホイオス伯爵、フィリップ公と遊んでいたルドルフ。
酒をあおるように飲む彼からグラスを取り上げるフィリップ。
ブラッツフィシュがマリーを伴って現れ、伯爵とフィリップ公は席をはずします。
何やら重苦しい空気を読んで、場を盛り上げようと、懸命に楽しく踊って見せるブラッフィッシュ。
リッカルド・セルヴェラが見事に回転技やジャンプを見せても一顧だにされず。
気落ちしつつも、何度も試みる彼に気付いたルドルフが、もういいよ、とハグします。
上着を手に、二人の様子を気にしながらも辞居するブラッツフィッシュの胸に去来したのは死の予感だったのでしょうか。
二人きりになったマリーとルドルフののパ・ド・ドゥ。
狂ったように情熱に駆られて愛を交わす二人。
死を覚悟したうえでの最期の情熱の発露。二人の心が同じ方向に向かって寄り添い、駆け抜けていくような非常にアクロバティックな踊りです。
音楽がやみ、静寂が訪れ、二人は横たわり、ただ、荒い息遣いだけが聞こえます。
お互いに銃をみて、そしてうなずくマリー。
二人が衝立の向こう側に姿を消して間もなく、銃声が響き渡ります。
よろめきながら姿を見せたルドルフ。
聞き咎めたお付きのものがやってくるが下がらせてまた衝立の向こうに姿を消し、再び銃声。
ロシュック、ホイオス、フィリップの3人が駆けつけると、
倒れた衝立の向こうに臥したルドルフ。ベッドの上にはマリーの屍。。。
<エピローグ>
夜明け前。ハイリゲンクロイツの墓地。
この心中事件は宰相ターフェ伯爵の命で、もみ消されました。
服を着せられ叔父二人につきそわれて馬車に座らされてきたマリーの遺体がようやく埋葬される運びに。
ブラッツフィッシュがその棺に白い花を一輪捧げて涙にくれます。
冒頭のシーンが繰り返され、墓地に並んで立つ叔父二人の黒いこうもり傘に白い雪が果断なく降り積もります・・・
リストのメロドラマティックな音楽をジョン・ランチベリーが巧みに組み合わせて構成された音楽を、今回の公演では、(佐々木さんが張り込んでくださったと見え・笑)東フィルが確かな演奏でバリー・ワーズワースさんの指揮棒に応えてくれました。
幕が降りたとたんに拍手が起こりましたが、音楽が終わってからにしてほしかった・・・というのが感想です。
主役二人はもちろん、彼女なりのやり方で情のこまやかなところを見せるラリッシュ伯爵夫人のマーラ・ガレアッツィを始め、脇も盤石。
素晴らしい舞台でした
ただ、「リーズ」とは逆で、誰一人として心を通わせることのできる人物が出てこない、人間の心のダークサイドに光を当ててえぐりだすようなこの作品、また、他のキャストで観てみたい!と思うものではなかった・・・かも。
出来るだけBESTキャストの日を選んで、一度は観ておくと良い、価値のある舞台だとは思います。
このままいくと、ドイツ対オランダ、或いはスペイン対オランダ・・・(ウルグアイファンの方、ゴメンナサイ!でも主力がレッド退場覚悟の反則をした以上万全ではないチーム力、ということで!)うーん、どちらも観ごたえはありそう。
それよりも、これからウィンブルドンの決勝ではありませんか!
ロジャーの敗退は想定外でしたが

諸々、あちこちに気持ちがぶれつつ・・・^^;
「Mayerling」,最終幕、行きます

<第3幕>
第1場 田園地帯。皇室の狩猟場
冬の狩猟大会の日。皇帝の誕生日に集ったメンバーが揃って、狩猟服を着ているのがシック。
控え目な色使いながら、毛皮など豪華な素材感が却ってその場のものさびしさ、寒さを物語ります。
冬を彩る楽しみごと、なれど、何気に伯爵夫人と皇太子妃が反目し合っていたり、なんとなくルドルフもイラついている感じ。
突如として王室メンバーの方に銃口が向いているにも関わらず、ルドルフが訳もなく発砲してしまう・・・。
もちろん銃の暴発、不幸な事故。
現代の新聞を賑わせる不毛な事件を思い起こさせる展開。
第2場 ホフブルク宮のルドルフの部屋
憔然としているルドルフのもとにラリッシュ伯爵夫人が訪れます。
そこに伯爵夫人の叔母にあたるエリザベート皇后 が現れ夫人を責め、追い出します。
過去に、姪とはいえ身分はかなり格下なラリッシュ伯爵夫人とルドルフの愛人関係を知り、快くは思わぬまでもスキャンダルを防ぐために結婚を勧めたことがある、といういきさつがあるためか、今は正式な妻を迎えたルドルフとよりを戻しているのではないかと疑念を持ったから、でしょうか。
再び一人になった彼のもとに今度はマリーがやってきます。
極度の神経衰弱状態にあるルドルフは、彼女に心中を持ちかけます。
あっさりと断った以前の愛人、馴染みの娼婦ミッツィカスパーとは違い、銃を手に、その概念~愛のために死ぬこと~に見入られた様子のマリー。
第3場 マイヤーリングの狩猟小屋
ホイオス伯爵、フィリップ公と遊んでいたルドルフ。
酒をあおるように飲む彼からグラスを取り上げるフィリップ。
ブラッツフィシュがマリーを伴って現れ、伯爵とフィリップ公は席をはずします。
何やら重苦しい空気を読んで、場を盛り上げようと、懸命に楽しく踊って見せるブラッフィッシュ。
リッカルド・セルヴェラが見事に回転技やジャンプを見せても一顧だにされず。
気落ちしつつも、何度も試みる彼に気付いたルドルフが、もういいよ、とハグします。
上着を手に、二人の様子を気にしながらも辞居するブラッツフィッシュの胸に去来したのは死の予感だったのでしょうか。
二人きりになったマリーとルドルフののパ・ド・ドゥ。
狂ったように情熱に駆られて愛を交わす二人。
死を覚悟したうえでの最期の情熱の発露。二人の心が同じ方向に向かって寄り添い、駆け抜けていくような非常にアクロバティックな踊りです。
音楽がやみ、静寂が訪れ、二人は横たわり、ただ、荒い息遣いだけが聞こえます。
お互いに銃をみて、そしてうなずくマリー。
二人が衝立の向こう側に姿を消して間もなく、銃声が響き渡ります。
よろめきながら姿を見せたルドルフ。
聞き咎めたお付きのものがやってくるが下がらせてまた衝立の向こうに姿を消し、再び銃声。
ロシュック、ホイオス、フィリップの3人が駆けつけると、
倒れた衝立の向こうに臥したルドルフ。ベッドの上にはマリーの屍。。。
<エピローグ>
夜明け前。ハイリゲンクロイツの墓地。
この心中事件は宰相ターフェ伯爵の命で、もみ消されました。
服を着せられ叔父二人につきそわれて馬車に座らされてきたマリーの遺体がようやく埋葬される運びに。
ブラッツフィッシュがその棺に白い花を一輪捧げて涙にくれます。
冒頭のシーンが繰り返され、墓地に並んで立つ叔父二人の黒いこうもり傘に白い雪が果断なく降り積もります・・・
リストのメロドラマティックな音楽をジョン・ランチベリーが巧みに組み合わせて構成された音楽を、今回の公演では、(佐々木さんが張り込んでくださったと見え・笑)東フィルが確かな演奏でバリー・ワーズワースさんの指揮棒に応えてくれました。
幕が降りたとたんに拍手が起こりましたが、音楽が終わってからにしてほしかった・・・というのが感想です。
主役二人はもちろん、彼女なりのやり方で情のこまやかなところを見せるラリッシュ伯爵夫人のマーラ・ガレアッツィを始め、脇も盤石。
素晴らしい舞台でした

ただ、「リーズ」とは逆で、誰一人として心を通わせることのできる人物が出てこない、人間の心のダークサイドに光を当ててえぐりだすようなこの作品、また、他のキャストで観てみたい!と思うものではなかった・・・かも。
出来るだけBESTキャストの日を選んで、一度は観ておくと良い、価値のある舞台だとは思います。