英国ロイヤルバレエ団が今回のJapanTourに選んだのは人気の新作&盤石の古典の2本立て。
ウィ―ルドンの「不思議の国のアリス」と「白鳥の湖」ダウエル版。
気鋭の新進振付家クリストファー・ウィ―ルドンというには、若く見える割に、2001年からのNYCBでのキャリアですでに中堅どころのイメージですが。
舞台挨拶や楽屋口でのお姿はスラリと長身で、今すぐダンサーとして舞台に立たれても全く違和感なし、な雰囲気。
ロイヤル出身なのですね。
ゆえに、今回の配役にもダンサーのキャラクターを熟知したうえでの選択がなされた模様で、そのあたりもプログラムに詳しく書かれていて面白かったです。
2007年に立ち上げた自身のカンパニー、モルフォセス(現在は資金難のため解散)を率いた経験もあり、このアリスについてのロイヤル側からのオファー、1年で作品を作ってほしい、に対して、普段超高速で仕事をしている彼にとっては驚きだったとか、豊富な資金が提供され、ロイヤルの優れたスタッフの仕事に感嘆した、という通り、普段資金難な中で溢れる才能を効率的に発揮している彼がたずなをとって、ある意味純粋に作品作りに取り組んでいる美術・衣装その他スタッフらと仕事をしたら、それは素晴らしいものが出来るだろうなと観劇前にざっとプログラムに目を通して予想した通り・・・いや、それを上回る、キャッチ―にして、ロイヤルバレエのお家芸、英国らしさも取り入れられた非常にバランスの良い楽しい舞台でした。
映像の使い方もムリがなく、比較的シンプルながら、非常に効果的で、某歌劇団の演出家の全員に観ていただきたい!と思わず熱望してしまったわたくし・・・^^;
ざっと舞台を順を追って振り返りつつ、コメントをつけていきたいと思います・・・が、
今夜の追加公演のチケットを取ってしまいましたので、続きは夜に・・・
*初日の舞台を振りかえります*
<第一幕>
エドワード・ワトソンのルイス・キャロルはちょっとインテリ風の飄々としたおじさん^^
友人の大学教授の家のTeaPartyに呼ばれて早めに到着。その家の3姉妹の写真を撮ったりしてのんびりすごしている模様。
時々違うデザインになっているけれども基本全身リラ色のチュチュに同色のカチューシャ、黒の横分ショ―トボブは3人のアリス共通でしたので、これは演出のこだわりなのでしょう。
ローレンの代わりに初日を努めることになったサラ・ラムは、夢見る青い目に金髪の妖精タイプのプリンシパルですが、黒髪もお似合い。ほっそりとした容姿で、表情も豊かで、ファンタジ―の世界の少女にぴったり。
姉妹役の1人にゲネでアリスを踊ったスティックス=ブルネルが入っているのが豪華。
最初海賊の恰好をしていて、母親に注意されて水色のおすましワンピに着かえたところがとても絵本のアリスのイメージ^^
もう一人の姉妹役、リャーン・コープは固定?ちょっとチャイニーズっぽい赤い衣装に長く垂らしたウェーブヘアでカワイイ姉妹。彼女は濃い薔薇色のワンピにお召し替え。
そこに通り掛かる庭師のジャック。
2人は密かに恋仲。
白い薔薇に一本混ざった赤い薔薇を神経質な奥様に怒られて手にした彼がアリスにこっそりプレゼント。
嬉しくなった彼女が、ティーパーティの準備をしている小間使いの銀の皿から小さなタルトを一つ拝借。
お返しよ
ラブラブモ―ドの2人のパ・ド・ドゥ。
そこ割り込む母親。なぜこのタルトをあなたが!と言いがかり。
ヒステリックに解雇を申し渡し、抗議するアリスは子供の言うこととあしらわれて憤然と立ち去ります。
次々と訪れる招待客たち。
ここで、後に主要な脇役を努めるメンバーが何気に揃っているのが注目どころ。
乳母車を押して来た濃い紫のフリルたっぷりのドレスの公爵夫人、マジシャン・・・。一瞬だれかわからないほどのメイクですが、マッドハッター役のスティーブン!さりげなく着席します。
着替えた姉妹とパーティに戻ったアリスの目に映るのはスーツケース片手に立ち去ろうとするジャック。
悲しむアリスの気を紛らわそうと、また写真を撮るよ、とキャロル。
黒い掛け布の下の三脚のカメラを覗いている彼に異変が?!
お尻を動かすとちょっとズボンの割れ目から。。白い尻尾?
出てきて、カメラバッグを広げるとちょっとした家庭用ビニールプールのような枠が出来て・・・。
ひょいと入って姿が見えない。
出てくるとなんと、真っ白なウサギの姿!
アリスも誘われて頭から飛び込みます。
ここ、ベアトリスもサラも見事な造型で、脚だけ垂直に出して、ちょっとパタパタさせるその動きがシンクロ顔負け。
で、背景のスクリーンがMAXとなり、ヒチコックのサイコ?めまい?の扉映像のような黒白の渦巻きがどこまでも続きます。
装飾的なゴシック文字のアルファベットがその渦に巻き込まれていくシンプルな映像なのですが、音楽と相まって奈落に落ちて行くアリスを効果的に表現。
底に届いて、気付いたアリス。
今度は背景に白黒の重厚な扉がずらり。
でも小さくて通れそうにありません。
その扉の一つが50cmくらいのミニサイズでリモコン操作されて?アリスの前まできてピタッと止まります。
小さいけれど・・・上半身を無理やり入れてみると・・・。
劇場の天井からちらちらと銀色のコンフェッティが・・・。
1階客席通路前方に左右4人ずつの花の精が現れて夢のようにまた去っていきます。
身体を引きぬくともとの扉。
何だったのかしら・・・。
天井からスルスルと降りてくるリボンの端にくくりつけられた小ビンと表示の札。
「Drink me!」音楽と映像で周りの扉が巨大化し、アリスはぴょんぴょん跳んでもドアノブに手が届きません。
「Eat me!」舞台上手からするすると今度は巨大なマジックハンド。
小さな青いケ―キ?
アリスが手にしてかじるのは、ゲネではその水色のもの、でしたけど、本番では普通の白いマシュマロのように見えました^^
今度は巨人アリスになるのですが、この演出が上手い。
舞台の中央スクリーンの一部をだまし絵にして奥行きもつけたBOXにし、そこにアリスがハマり込むと、奥に行くにつれてアリスがどんどん大きくなるように見えると言う・・・。
なんてこと!
ドアに腕を突っ込んで、天井に頭を押し付けて・・・。
舞台に降りると、そのBOXがスクリーンに変わり、アリスの目鼻が描かれたイラストに。
めそめそしているとその涙でスクリーンが薄いブルーに染まり・・・。
スクリーンが上がると後ろの舞台に、よく歌舞伎などであるような、波の絵が多重構造になって並べられ、その波間を縫って、動物のお顔に人間の(19世紀の紳士たちの服装・・・ロイヤル十八番のベアトリクス・ポッター物語仕様です^^)身体の生き物たちが波間に(隠れてリフトされている?)浮かんだり、泳いだり・・・・。
その動物たちが並んだところで旗を手にしたアリス。「ART」と読めますが・・・。
ちょっと旗を広げると「TART」え、あの問題の発端になったタルト?
更に広げると「START」運動会?
こういう言葉遊びがルイス・キャロル的で、上手いなと。
号令一下、動物たちは奇声を上げていなくなります。
またひとりぼっち?
背景が変わり、ほのぼのとしたクロスステッチのお家とHOME SWEET HOMEの文字が。
例の動物頭に紳士の服装の2人が登場。銀色のお魚と緑のカエルくん。
このカエルを蔵健太さんが演じて、その場で肩の高さまで助走なしに飛び上がる素晴らしい跳躍などをみせます。
お魚のオンディビエラともども素晴らしい跳躍力。なにやら招待状らしきものをアリスに渡してお家に引っ込みます。
アリスも続いて入ると・・・。
CAOS!!!
巨大なソーセージマシーンが盛大に稼働する地下室の台所。
恐ろしい中華肉切り包丁を手にした血まみれのエプロンの料理女と泣き叫ぶ赤ん坊を抱いた先のティーパーティーでは乳母車を引いていた紫ドレスの公爵夫人。公爵夫人はシンデレラの継母のように、男性ダンサーがこってりメークで恐面白く大げさに演じるキャラクテールポジ。
赤子の泣き声、激しい音楽、包丁を鳴らす音、機械の稼働する振動と蒸気!!
怖すぎですが、アリスは、赤ん坊を受け取ってあやしながらもその世界にスルリと同化?
なぜか公爵夫人と料理女が包丁でバトルを始め、ソーセージで首を絞められて死にそうになる料理女・・という更なるカオスに。
そんな中で、アリスが思いだして、先の招待状を公爵夫人に手渡すと、それはハートの女王からのクロケットゲームのお誘い。喜ぶ公爵夫人。
そこに突然現れるハートのジャック(=アリスの家の庭師)。
ここでも彼は女王のタルトを盗んだ罪で追われています。
ジャックを追って女王ご一行様のご登場。
大きな筒型の巨大な赤いスカートの上の赤いハートがデコルテになったドレスを着用した女王はアリスの母親。
ものすごい迫力ですが、ゼナイダ・ヤノウスキー・・・長身のクール・ビューティ―イメージが・・・こんな熱い演技が出来るキャラクターだったとは・・・@@
言葉もありません^^;
ようこそ!女王様!
公爵夫人はさかなクンとかえるくんに命じてご馳走を持ってこさせますが、銀の蓋を取るとお皿からはみ出て飛び出すソーセージ!!
何よ!これは!!女王のお怒りを買って慌てふためく人々。
追われるジャックが戻ってきて、場面のカオスは頂点に。
女王の家令である?白ウサギ、アリスに白い薄布で目隠しをします。
くるくる回るアリスの頬にチュッとキスして去るウサギ。
またアリスが1人で舞台に・・・。
休憩をお知らせするのは
舞台中央から降りてきた巨大な斧。
血のしずくのように赤いハートが垂れ下がり、斧の刃の白いところがスクリーンになっていて、お休憩を知らせます。
intermission
ウィ―ルドンの「不思議の国のアリス」と「白鳥の湖」ダウエル版。
気鋭の新進振付家クリストファー・ウィ―ルドンというには、若く見える割に、2001年からのNYCBでのキャリアですでに中堅どころのイメージですが。
舞台挨拶や楽屋口でのお姿はスラリと長身で、今すぐダンサーとして舞台に立たれても全く違和感なし、な雰囲気。
ロイヤル出身なのですね。
ゆえに、今回の配役にもダンサーのキャラクターを熟知したうえでの選択がなされた模様で、そのあたりもプログラムに詳しく書かれていて面白かったです。
2007年に立ち上げた自身のカンパニー、モルフォセス(現在は資金難のため解散)を率いた経験もあり、このアリスについてのロイヤル側からのオファー、1年で作品を作ってほしい、に対して、普段超高速で仕事をしている彼にとっては驚きだったとか、豊富な資金が提供され、ロイヤルの優れたスタッフの仕事に感嘆した、という通り、普段資金難な中で溢れる才能を効率的に発揮している彼がたずなをとって、ある意味純粋に作品作りに取り組んでいる美術・衣装その他スタッフらと仕事をしたら、それは素晴らしいものが出来るだろうなと観劇前にざっとプログラムに目を通して予想した通り・・・いや、それを上回る、キャッチ―にして、ロイヤルバレエのお家芸、英国らしさも取り入れられた非常にバランスの良い楽しい舞台でした。
映像の使い方もムリがなく、比較的シンプルながら、非常に効果的で、某歌劇団の演出家の全員に観ていただきたい!と思わず熱望してしまったわたくし・・・^^;
ざっと舞台を順を追って振り返りつつ、コメントをつけていきたいと思います・・・が、
今夜の追加公演のチケットを取ってしまいましたので、続きは夜に・・・
*初日の舞台を振りかえります*
<第一幕>
エドワード・ワトソンのルイス・キャロルはちょっとインテリ風の飄々としたおじさん^^
友人の大学教授の家のTeaPartyに呼ばれて早めに到着。その家の3姉妹の写真を撮ったりしてのんびりすごしている模様。
時々違うデザインになっているけれども基本全身リラ色のチュチュに同色のカチューシャ、黒の横分ショ―トボブは3人のアリス共通でしたので、これは演出のこだわりなのでしょう。
ローレンの代わりに初日を努めることになったサラ・ラムは、夢見る青い目に金髪の妖精タイプのプリンシパルですが、黒髪もお似合い。ほっそりとした容姿で、表情も豊かで、ファンタジ―の世界の少女にぴったり。
姉妹役の1人にゲネでアリスを踊ったスティックス=ブルネルが入っているのが豪華。
最初海賊の恰好をしていて、母親に注意されて水色のおすましワンピに着かえたところがとても絵本のアリスのイメージ^^
もう一人の姉妹役、リャーン・コープは固定?ちょっとチャイニーズっぽい赤い衣装に長く垂らしたウェーブヘアでカワイイ姉妹。彼女は濃い薔薇色のワンピにお召し替え。
そこに通り掛かる庭師のジャック。
2人は密かに恋仲。
白い薔薇に一本混ざった赤い薔薇を神経質な奥様に怒られて手にした彼がアリスにこっそりプレゼント。
嬉しくなった彼女が、ティーパーティの準備をしている小間使いの銀の皿から小さなタルトを一つ拝借。
お返しよ
ラブラブモ―ドの2人のパ・ド・ドゥ。
そこ割り込む母親。なぜこのタルトをあなたが!と言いがかり。
ヒステリックに解雇を申し渡し、抗議するアリスは子供の言うこととあしらわれて憤然と立ち去ります。
次々と訪れる招待客たち。
ここで、後に主要な脇役を努めるメンバーが何気に揃っているのが注目どころ。
乳母車を押して来た濃い紫のフリルたっぷりのドレスの公爵夫人、マジシャン・・・。一瞬だれかわからないほどのメイクですが、マッドハッター役のスティーブン!さりげなく着席します。
着替えた姉妹とパーティに戻ったアリスの目に映るのはスーツケース片手に立ち去ろうとするジャック。
悲しむアリスの気を紛らわそうと、また写真を撮るよ、とキャロル。
黒い掛け布の下の三脚のカメラを覗いている彼に異変が?!
お尻を動かすとちょっとズボンの割れ目から。。白い尻尾?
出てきて、カメラバッグを広げるとちょっとした家庭用ビニールプールのような枠が出来て・・・。
ひょいと入って姿が見えない。
出てくるとなんと、真っ白なウサギの姿!
アリスも誘われて頭から飛び込みます。
ここ、ベアトリスもサラも見事な造型で、脚だけ垂直に出して、ちょっとパタパタさせるその動きがシンクロ顔負け。
で、背景のスクリーンがMAXとなり、ヒチコックのサイコ?めまい?の扉映像のような黒白の渦巻きがどこまでも続きます。
装飾的なゴシック文字のアルファベットがその渦に巻き込まれていくシンプルな映像なのですが、音楽と相まって奈落に落ちて行くアリスを効果的に表現。
底に届いて、気付いたアリス。
今度は背景に白黒の重厚な扉がずらり。
でも小さくて通れそうにありません。
その扉の一つが50cmくらいのミニサイズでリモコン操作されて?アリスの前まできてピタッと止まります。
小さいけれど・・・上半身を無理やり入れてみると・・・。
劇場の天井からちらちらと銀色のコンフェッティが・・・。
1階客席通路前方に左右4人ずつの花の精が現れて夢のようにまた去っていきます。
身体を引きぬくともとの扉。
何だったのかしら・・・。
天井からスルスルと降りてくるリボンの端にくくりつけられた小ビンと表示の札。
「Drink me!」音楽と映像で周りの扉が巨大化し、アリスはぴょんぴょん跳んでもドアノブに手が届きません。
「Eat me!」舞台上手からするすると今度は巨大なマジックハンド。
小さな青いケ―キ?
アリスが手にしてかじるのは、ゲネではその水色のもの、でしたけど、本番では普通の白いマシュマロのように見えました^^
今度は巨人アリスになるのですが、この演出が上手い。
舞台の中央スクリーンの一部をだまし絵にして奥行きもつけたBOXにし、そこにアリスがハマり込むと、奥に行くにつれてアリスがどんどん大きくなるように見えると言う・・・。
なんてこと!
ドアに腕を突っ込んで、天井に頭を押し付けて・・・。
舞台に降りると、そのBOXがスクリーンに変わり、アリスの目鼻が描かれたイラストに。
めそめそしているとその涙でスクリーンが薄いブルーに染まり・・・。
スクリーンが上がると後ろの舞台に、よく歌舞伎などであるような、波の絵が多重構造になって並べられ、その波間を縫って、動物のお顔に人間の(19世紀の紳士たちの服装・・・ロイヤル十八番のベアトリクス・ポッター物語仕様です^^)身体の生き物たちが波間に(隠れてリフトされている?)浮かんだり、泳いだり・・・・。
その動物たちが並んだところで旗を手にしたアリス。「ART」と読めますが・・・。
ちょっと旗を広げると「TART」え、あの問題の発端になったタルト?
更に広げると「START」運動会?
こういう言葉遊びがルイス・キャロル的で、上手いなと。
号令一下、動物たちは奇声を上げていなくなります。
またひとりぼっち?
背景が変わり、ほのぼのとしたクロスステッチのお家とHOME SWEET HOMEの文字が。
例の動物頭に紳士の服装の2人が登場。銀色のお魚と緑のカエルくん。
このカエルを蔵健太さんが演じて、その場で肩の高さまで助走なしに飛び上がる素晴らしい跳躍などをみせます。
お魚のオンディビエラともども素晴らしい跳躍力。なにやら招待状らしきものをアリスに渡してお家に引っ込みます。
アリスも続いて入ると・・・。
CAOS!!!
巨大なソーセージマシーンが盛大に稼働する地下室の台所。
恐ろしい中華肉切り包丁を手にした血まみれのエプロンの料理女と泣き叫ぶ赤ん坊を抱いた先のティーパーティーでは乳母車を引いていた紫ドレスの公爵夫人。公爵夫人はシンデレラの継母のように、男性ダンサーがこってりメークで恐面白く大げさに演じるキャラクテールポジ。
赤子の泣き声、激しい音楽、包丁を鳴らす音、機械の稼働する振動と蒸気!!
怖すぎですが、アリスは、赤ん坊を受け取ってあやしながらもその世界にスルリと同化?
なぜか公爵夫人と料理女が包丁でバトルを始め、ソーセージで首を絞められて死にそうになる料理女・・という更なるカオスに。
そんな中で、アリスが思いだして、先の招待状を公爵夫人に手渡すと、それはハートの女王からのクロケットゲームのお誘い。喜ぶ公爵夫人。
そこに突然現れるハートのジャック(=アリスの家の庭師)。
ここでも彼は女王のタルトを盗んだ罪で追われています。
ジャックを追って女王ご一行様のご登場。
大きな筒型の巨大な赤いスカートの上の赤いハートがデコルテになったドレスを着用した女王はアリスの母親。
ものすごい迫力ですが、ゼナイダ・ヤノウスキー・・・長身のクール・ビューティ―イメージが・・・こんな熱い演技が出来るキャラクターだったとは・・・@@
言葉もありません^^;
ようこそ!女王様!
公爵夫人はさかなクンとかえるくんに命じてご馳走を持ってこさせますが、銀の蓋を取るとお皿からはみ出て飛び出すソーセージ!!
何よ!これは!!女王のお怒りを買って慌てふためく人々。
追われるジャックが戻ってきて、場面のカオスは頂点に。
女王の家令である?白ウサギ、アリスに白い薄布で目隠しをします。
くるくる回るアリスの頬にチュッとキスして去るウサギ。
またアリスが1人で舞台に・・・。
休憩をお知らせするのは
舞台中央から降りてきた巨大な斧。
血のしずくのように赤いハートが垂れ下がり、斧の刃の白いところがスクリーンになっていて、お休憩を知らせます。
intermission