maria-pon

お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

訪問着プチオフ③

2006-11-05 02:48:20 | きもの
ランチの後は、根津のPonia-Ponに・・・。
どなさんが、今回見たいとおっしゃっていたお店の中で、アクセスの比較的良いところ、ということで、店長のらふさんの在店日を事前に確認して、満を持して伺ったのですが・・・。
こじんまりとした店内にすでにキモノガールたち5名の先客が。
そこにキモノお姉さん4名のわたくしたちが入店したものですから、店内の気温急上昇!

前回悩んだカティサーク帯を発見。宮本さん、どなさんにもご相談して、やっぱり連れて帰ろう、と決めて心も落ち着き、お店の隅っこで涼むわたくし
何気に若者ならではのカワイイお洒落を楽しんでいる先客のお嬢さん方を温かくチェックする宮本さん。
どなさんは積極的に色々ご覧になるも、カティサーク帯以上のものには巡り合えなかったxxxとのこと。
マイペースでショールを次々に羽織るmiwaちゃん。どれもお似合いよ~。
結局、どなさんを手ぶらでお返しするわけにはいかん!と江戸っ子気質のわたくし、カティサーク帯はどなさんにお譲りすることに(貸してくださるとのお話もありゆえ~。よろしくお願い致します



Poniaの前で。らふさんが撮影してくださいました

銀座に戻って和光のチョコレートサロンで一休み
お奨めのチョコレートパフェでございます。



元気を取り戻して、1丁目の「アンティークモ-ル銀座」に。
ここでは「灯屋」さんで素敵な帯多数をチェック。どなさんはサリー帯で、これ、と言う色との出会い待ち。宮本さんはクリーム色のサリー帯でお手持ちのちょっと地味めのキモノに合いそうなものをチェック。後日、実際にあわせてご覧になるかも、とのこと。
miwaちゃんはグレー地に赤の蕾文の帯と淡いグリーンとオレンジ系の紅葉文のはんなり帯がどちらも今日のお着物にぴったり。慎重派のmiwaちゃんも即決はせず。

色々と見て回る間に閉店のお時間。
どなさんと宮本さんをお見送りして、miwaちゃんとお草履やさんを見に中央通に戻り・・・。

いやはや、本当にキモノやさん巡りは楽しいですね!
皆様、お付き合いいただきましてありがとうございました。
また、ご一緒させてくださいませね






訪問着でプチオフ②

2006-11-04 22:39:32 | きもの
実はこの日のドレスコードは「訪問着」

普段ちょっとお洒落してお着物の集い・・・といっても、お洒落な紬や小紋で、素敵な訪問着を持っていても中々着用のチャンスが巡ってこない・・・のなら、作ってしまえというわたくしが得意とする(?)作戦にて、この日の皆様の着姿の艶やかなことといったら・・・



左から、お顔を隠しているのが勿体無い、言わずと知れた美女、宮本さん。
お祖母様のお宝着物、今回はロイヤルブルーの晴れやかな訪問着。半衿もアンティークの刺繍入りの水色で爽やか~。帯はぐっとシックに黒地に金糸で鳳凰を繊細に縫い取った池田のもの、かと思い込んでいましたが、こちらもご先祖さまのお品だそうです。昔の良いものはモノとしての力がありますね
お隣、miwaちゃんは今回はお気に入りの千鳥格子の紬で・・・。「東三季」で着付けてもらった完璧な着姿。帯揚げは、訪問着の人たちとの集い、と相談して東三季でご購入の京好みの白地に赤の絞りの飛び柄がカワイイものを。おろしたての帯もぴったりでした
嬉しそうなわたくしは、薔薇柄の綸子の訪問着とおそろいの帯。半衿は花刺繍の薄紫の縮緬。帯締めが、偶然帯とピッタリなのが手持ちにあった、半分表が黒グレー金白の市松、裏が同配色の斜め格子、もう半分が表フューシャローズ裏金糸交じりの白という凝ったもの。帯揚げは見えませんがピンクの縮緬です
どなさんはシックな紫の訪問着に枡蔵さんの袋帯。ポルトガルのカルタ柄・・・でしたかしら。
繊細な愛らしさのある素敵な帯で、間近に観られてシ・ア・ワ・セ



miwaちゃんの帯を撮影中の宮本さん。鳳凰の繊細な金刺繍をご堪能ください



どなさんの帯。模様の一つ一つがカワイイのです!見えますかしら?



わたくしの帯~。藤色がかった甘いグレーの地に咲き誇る大輪の薔薇・・・
この帯と着物は一目ぼれでしたの。今日、お誕生日にDEBUTさせられて本当に良かったですわん


訪問着でプチオフ

2006-11-04 03:26:49 | きもの
11月3日の文化の日は晴れの特異日
デリケートなきもので集うには絶好の日!というわけで、
仙台からどなさんをお迎えして、「レ・ミゼラブル」観劇メンバー、宮本さんmiwaさんと4人で集いました。

場所は日本橋高島屋のすぐ近く、「merveille」という控えめなエントランスのこじんまりとしたフレンチ。
前菜、メイン、デザートのランチとシャンパーニュをいただきました
彩り美しく、美味なお食事、感じの良いサービス。どなさんのリクエストで予約したお店ですが、とても気持ちの良い時間を過ごせました(3時間!?)
どなさん、さすがですわ~

実は、この日はMyBirthday
予約の際に、宮本さんから「お誕生日の人がいます、とおっしゃいましたか?」とお尋ねいただいたのですが、なんとなく照れくさいようなもして、特にお店のほうにもリクエストせずにそのままにしていましたら、なんと!


miwaさんがお店にTELして下さっていたのでした!
もう~、miwaちゃんったら~(ゴロにゃン)嬉しすぎます~。
右上には小さなキャンドルまで灯されていてお誕生日気分が一気に盛り上がりました。
宮本さんからはDEMELのラングドシャチョコレートまでいただいてHappyなわたくしです~。





勝沼ワイナリー巡り♪④

2006-11-02 03:25:47 | 
最後は、山梨ワインさんから徒歩5分の近場にある、ダイヤモンド酒造さん。
「シャンテワイン」のブランドを持ち、ワインビネガーも同じ工場でお作りになっています。

事務所の入り口はいったところに、半円系のソファとガラステ-ブルの居心地の良いスペースがあり、そちらで試飲をさせていただけます。

こちらも、2代目でいらっしゃるお若い雨宮さんがご説明くださり、大変興味深いお話をお伺いできました。ブルゴーニュで修行をされたというだけあって、赤ワイン、ベリーAの扱いがお得意とお見受けしました。樽の使い方にこだわりがおありで、大手のマンズワインの研究者が派遣される提携先がボルドーにあるので、樽もボルドーの製造業者からマンズワインさんが買い付ける際に中小の醸造家も共同購入させてもらっていらしたのだそうですが、雨宮さんはブルゴーニュで、甲州の葡萄にはブルゴーニュスタイルの方が合う、と実感。
帰国後、ブルゴーニュの樽業者と直接コンタクトを取り、勝沼の若手に声をかけて独自に輸入されるなど、若さならではのフレキシブルなトライアルを色々となさっているご様子。
こちらも色々と賞をお取りになっている注目の醸造家。
もともとのシャンテワインのシリーズもレトロなパッケージながら、内容的にはリニューアルしてお値段据え置きのため、非常にコストパフォーマンスの良いものとなっている、とは勝沼通Sさんの耳打ち情報。赤い葡萄デラウェアをあえて皮を取り除いて白ワインにし、しかも辛口に仕立てた意外性のある「デラドライ」もお奨め。

わたくしは、樽の香りがベリーAの果実味と合っており、フランスワイン馴れした舌には馴染みやすい風味を持つ「ますかっとベリーA Plus」を購入。



こちらはまだ開けていません。楽しみ~

取材の下調べにいらしたA新聞記者のMさんの会議の時刻に合わせて、16:26塩山発の「かいじ116号」に乗らなくてはならないので、とお伝えして、ギリギリの時間まで、試飲&ご説明タイム。
なんと、雨宮さんが駅までお送りくださいました!ありがとうございます。

今回、少しずつの試飲とはいえ、相当量いただいたはず・・・なのですが、(ランチのときは新酒をしっかりいただきましたし)全員 全く悪酔いせず。

今回の3ワイナリ-以外にも、面白い醸造所がまだまだありそうで・・・。
ここ2年、2ヶ月に一度は勝沼に足を運んでは自宅のワインカーブの補充をしているとのたまうSさんの嵌りっぷりが理解できる小旅行でした

やっぱり日本料理には(含む日本の洋食)日本のワイン、ですかしらね





勝沼ワイナリー巡り♪③

2006-11-02 02:56:27 | 
2時間ほど、ゆっくりと美酒美食を堪能したわたくしたち、次なるワイナリー、山梨ワインさんには、徒歩で向かいます。食後のお散歩。晴天の中、たわわに実る葡萄畠を打ち眺めつつのお散歩は快適



こちらは、養蚕農家を買い取ったという風情ある日本家屋にお邪魔すると入り口に20種類ほどのワインを試飲できるスペースが。

勝沼のワインというか、日本のワイン全般に「甘口・フルーティ」というイメージがありますが、これは葡萄の品種が食用葡萄に近いものが日本では作られてきたという背景と、食事用というよりは、デザート感覚の嗜好品あるいは薬用酒としての捕らえ方をされてきた経緯がそういうワインをはぐくんできたともいえるでしょう。

ただ、ここ数年のワインブームで日本の消費者に食事とワインのマリアージュという概念が生まれたのと、醸造家のほうでも世代交代が進み、ちょうど団塊ジュニアにあたる世代の2代目が、世界各地の葡萄産地で勉強されて戻られ、学んだことを実家のワイン作りに反映。

その上の世代の意欲的なワイン農家は、むしろ、日本固有の葡萄品種よりも、ヨーロッパのメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネといったワイン用の葡萄品種を日本で育てて、その葡萄で本格ワインを目指す、というベクトルで努力されてきたのですが、いかんせん、日本の雨の多い豊かな土壌の風土では、元来乾燥した小石や砂の多い土壌でこそスクスクと生育する品種は難しく、条件の合う畠は限られています。

というわけで、今のトレンドとしては、日本の風土に合った、甲州やベリーAといった日本の葡萄を、酵母の種類、発酵方法、樽の使い方などを工夫することで、和食にも合う、個性を活かしたやや辛口のワインを志向しており、若い世代がその新しい潮流の中心となっている、というのが今の勝沼のあり方のようです。

山梨ワインさんでも、今回カーブをご案内くださったお若い野沢さんが、近年この方向で作られた和食にあう甲州ワイン「四季の詩」などで賞をお取りになっており、試飲スペ-スのラインナップも半分は従来の甘口、半分は近年開発されたやや辛口が並ぶわかりやすい構成

他に、アジロンダックという凝縮された強い果実味が特色の葡萄を使用した「あじろん」も山梨ワインさんのスペシャルだそう。苺ジャムのような甘い香りが個性的。

こちらでは、野沢さんの代表作「四季の詩」を購入。
その後、家で お刺身とあわせていただきましたが、さっぱりとした優しい味わいで、なかなかのものでした。