5月4日。水曜日。晴れ。
今日は、
GWの六日目。
みどりの日。
私は、
『能』定式会を楽しみました。
『能楽堂』
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上田観正会能楽堂
『観正会定式能』
『観正会定式能』
私の大学時代の友人。
大学時代の『コーラス部』以来・・・
社会人時代を経て
80歳を迎えた今まで、
能の『和吟』を続けておられます。
大学時代のもう一人の友人はクラリネットを続けておられ
友人たちの『発表会』に寄せていただくのみです。
一番目『題目』は、
『百萬』
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『百萬の子』を演じた小学5年生の『南櫻子』
お見事で、かわいらしく、立派でした。
ある春のこと。僧が男の子を拾います。
その子を連れて、嵯峨野の寺の大念仏に参加します。
そこへ、
『百萬』と呼ばれる『狂女』が現われ、念仏を唱え始めます。
狂女は、子供と生き別れて正気を失ったことを語り、
子供に遭わせてください、と祈ります。
子供は、しばらくその様子を見ていると・・・
狂女は『自分の母親』だと気づき、僧に話します。
僧に狂女は、『人前で恥をさらす真似をするのは、子供に遭うためだと言って、
さまざまの舞を見事に舞うのです。
物語りでも涙を誘そわれ、
櫻子さんのけなげなお姿にも涙を誘われました。
『能』は、
八世紀・奈良時代に中国から渡来した『散楽』
という芸能を源流としています。
平安期に入ると、
平安京の都市文化・宮廷文化の影響を受けて、
『散楽』は大いなる変質を遂げるのです。
『能』と呼ばれる、新たな演劇へと進化したのです。
なかでも『観世座』のスターの、観阿弥、世阿弥、以降、
現在に至っています。
私は、鑑賞を重ねる度に、少しずつ知識を増やしながらも、
能を見ている間は、ただただ『能』に没頭します。
そんな私に、『能』自身が「能の何であるか」を教えてくれるのです。
その感覚・醍醐味が好きです♡♡
第二『演目』は、
狂言 『茶壺』
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武蔵野大学のHPより拝借しました。
詐欺師が近づき、
『茶壺』の所有権を奪い争うという演目です。
止めに入った『代官』の前で・・・
身振り手振りの仕方話で説明する『持ち主』。
持ち主の説明を盗み見て、真似て代官に説明する『素っ破・詐欺師』。
ところが結果は・・・
思わぬ展開で、信じられない裁きを下す『代官』です。
終われば、開いた口がふさがらない結末に、大拍手でした。
さすが狂言! 笑いを誘いました。
最後の『演目』
『野守』
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前半の、雅味を持つ『尉』の語り。
後半の、力強い『鬼神』の舞。
二人は対照的でありながらも、
『能』の持つ芸術性の極みで、
厳粛に展開していきます。
本作は、
『新古今和歌集』や歌楽書にある
『はし鷹の野守の鏡得て しがな思い思はずよそながら見む』
という和歌に構想を得て世阿弥が作った作品だそうです。
日本の伝統芸術の『能』
※演じる方々、詠う方々、が
狭い能舞台において、広い世界を感じさせながら、
『松』の前で、
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自分たちの演技を見事に演じ上げます。
感服いたします。
※そのご苦労と訓練は、いかばかりのものかと、
その芸術の継承にも、感服いたします。
皆様のすばらしい演技を見ながら・・・
皆様のすばらしい演技を見ながら・・・
『日本の伝統芸・能』を背負っていらした
皆様の『重責』を思って、
涙がこみ上げた私でした。
涙がこみ上げた私でした。
私の友人も『伝統の継承者』のお一人です。
感服します。尊敬します。
今日は、芸術性豊かなGWとなりました。
感服します。尊敬します。
今日は、芸術性豊かなGWとなりました。
私の『日本人気質』に火が尽きました!
『日本人』の何であるかを、
『日本伝統芸能』から学んでいきたいものです。
感謝!感謝!
そして。
今日は5月4日。復活節第三水曜日。
『今日の入祭唱』
『わたしの口は賛美に満ち、
絶えることのないあなたの輝きをたたえます。
あなたが贖ってくださったこの魂は、あなたをほめ歌います。』
詩編 71章8&23節
『今日のアレルヤ唱』
アレルヤ、アレルヤ。
『わたしの父の意志は、子を見て信じる者が永遠のいのちを保ち、
終わりの日に復活することである。』
ヨハネによる福音書 6章40節 アレルヤ、アレルヤ。
『今日の福音 イエスの御言葉』
『そのとき、イエスは人々に言われた。
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「わたしが命のパンである。
わたしのもとに来る者は 決して飢えることがなく、
わたしを信じる者は 決して渇くことがない。
しかし、前にも言ったように、
あなたがたはわたしを見ているのに、信じない。
父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。
わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。
わたしが天から降って来たのは、
自分の意志を行うためではなく、
わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。
わたしをお遣わしになった方の御心とは、
わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、
終わりの日に復活させることである。
わたしの父の御心は、
子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、
わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」』
ヨハネによる福音書 6章35-40節
今日のイエス様は、
人々に語りました。
『イエスを信じて、イエスの体を食べる者には、
「永遠の命」が与えられる』 と。
神が『すべての人の救い』を望んでおられること。
その『事実』を教えるために、
イエス様は神からこの世に派遣されたのです。
神がなさることはすべて、
私たちの『幸せ』のためです。
私たちに起こる、悲しいことも嬉しいことも、すべては、
私たちを『救い』に導くためであると、
信じることができる者は『幸せな人』です。
イエス様を信じる者、イエス様に従う者、
その人には『永遠の命』があるのです。
信じることができる者は『幸せな人』です。
神は、イエスを信じる者を復活させるのです。
その時、
私たちは、信仰によって頂く『永遠の命』に入るのです。
それは永遠に続くのです。
神にお会いでき、いまままでの信仰に、感謝するのです。
私たちも、
神の恵みによって、信仰ができました。
神にお目にかかるまで、信仰に感謝してまいりましょう。
祈りましょう。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
大型GWも明日で終わります。
難病の友人から、『「ショートステイ」に初めて出かけて、
同居の娘家族に思いっきりにGWを楽しんでもらいました。』と御報告でした。
いろいろのGWがあります。
与えられた場所で、残りのGWを、穏やかにお過ごしください。 お元気で!