マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

癒しの空間と時間

2012-09-25 17:00:00 | 私のこと
   『神戸・茜屋珈琲店 』
昭和41年開店。 今年で46年。
軽井沢(3店)をはじめ、東京や大阪にある茜屋珈琲店の1号店。


阪急三宮駅西口すぐにある 珈琲専門店。
モーニング時間の終わった11時開店。ランチメニューもなし。軽井沢店作成ケーキ&ジャムがある。夜10時半閉店。
「食事のにおいがコーヒーの香りの邪魔になりますので・・。」 とオーナーさん。 


行って来ました。
20年ほど前に仕事場に近くて頻繁に通った・・”20年ぶり位!”と言う友人と、2人で。
店前の、三宮駅前の喧騒の世界から完全遮断された、時が止まったような静かな空間。 落ち着いた薄暗い空間。
ガス灯だった店は・・阪神大震災後、消防法により、禁止になりました。「残念です。ガス灯を、せめて、インテリアに使っています。」と。オーナー。

46年の継続はすばらしい。 
時代に流されることなく・・創立のビジョンと姿を保つ。 それが継続のコツでしょうか? 

「阪神大震災を境に、前後で、客層が変わりました。
前は、社用族や同伴出勤の世界が広がる三宮界隈でした。そんな年配の客層も多く、待ち合わせの場でもありました。
後は、社用族の時代でなくなり・・そんな店も閉めてしまいました。 若いお客様も多くなりました。」 とオーナー。
  往年のバブル時代の名残。 や レトロの香り。  が漂うような・・。


味わってきました。

キリマンジャロ コーヒー&チーズケーキset。   1400円
強い酸味と芳醇な香り。焙煎が効いていて深めの味。

 客の前で・・豆を挽いて、ペーパーでドリップです。
 壁面にずらりと並んだコーヒーカップ。店内に響くLPレコード・クラッシック音楽。禁煙。
 席はカウンターだけ。 20席ほど。 すぐ隣にお隣さん。  近くても気になりません。

                
オーナーさんが、私たちのお相手をして下さる。
そお!  私たちの前だけは・・カウンターBarの感じです
客が、コーヒー好きとクラッシク好きが高じてサラリーマン退職後の第二の職場、オーナーになられた模様。ダンディーな72歳。

「静かな空間と 癒しの時間を求めて、お客様はおいでのようです。」
「スタバックさんなどもありますが、他店とは違う空間を提供したいと考えています。」 とオーナー。
「静かでええわ~」なんて、客が、ネット上のコメントを書き込んでいる。 見つけました。


私たちと同席の客は、11人ほど。 ほぼ満席状態。
女性3人ずれ一組。 と 他は全員カップル。 30~40台の若い人ばかり。

この空間は・・何かが違う!  何か  スタバックや他コーヒー店と何かが違う!  何か
分かりました!  ひらめきました!  気付きました!
  客の一人として、携帯を開いている人がいない!!

現代の人は・・・
携帯を開かずにはおられない! 
家に帰っても・・携帯。 車に乗っても・・携帯。 食事しながらでも・・携帯。 寝ても覚めても・・携帯

コーヒーというより・・『癒し=携帯OFF状態を自分に課せる=空間と時間』 が嬉しいのではないかしら???


現代は・・・
静かな空間すら・・自分で工夫するのではなく・・人様に、お金を出して、提供してもらわなくてはならない時代。な~んだ。
私の友人には・・携帯を持たない人も何人もいます。 それって・・単に新しい挑戦しないだけかも? でも期せずして・・静寂の時間を楽しんでいるのかもね? 
   ”ふ~ん!” 妙に、考えさせられ、感心し、納得した、素敵なコーヒータイムでした。。


皆さま!
ご訪問感謝します。 秋風の吹く昨今・・静寂を保ちつつ・・内面を豊かにしていきましょう! 



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記録 
今日・25日のラン距離・14km

走る時間は・・私の大事な静寂の時間です

9月走行距離合計:57km







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