卒業式にまつわる話、感動の挨拶シリーズ第二弾。
退任される女性の先生は、冒頭、私は一週間に一度、ここであなた達を教えていたのではなく、私が学んでいましたと話された。答えが探せないようなユニークな質問、一生懸命な態度、多くを学びました。そして、彼女は、学ぶことは楽しいですと、はっきりとおっしゃる。私の歳になっても学ぶことは楽しい・・・と。
日本では、年甲斐も無く・・・(漢字はこれでいいのかなあ???)と、よく使う。自らも使うし、他者から使われることもある。前者は照れ隠しであり、後者は悪意のある批判に使われる。
私も正直いつまで学ぶのだろうと思うことがある。大学に行ってまで、勉強している私は何なのだろうかと・・・。楽ではないし、逃げたいときもある。でも、彼女の、年甲斐もなくも使うことなく、私は学ぶことが楽しいと 聞いたとき、スカッとしたものを感じた。そうだ、私も楽しいのだ。学びたいのだ。
スポンジのような心と頭を持っているあなた達は、どんどんと様々なことを吸収してください。そして、一緒に学び続けよう。。。さようなら・・と、彼女は締めくくった。
つい最近、友人である、彼女に電話をした。いい挨拶だった、と。感動したと。
次の日彼女からメールが届いていた。あなたのほかに、もう1人、私に挨拶がよかったとコメントを伝えに来てくれた人がいた。誰か。。。。あなたの(私の)息子さんよ!教室に来て、いい挨拶でした。学ぶを多用してましたね・・・と、言って帰ったそうだ。
親子で似ているといえばそうだが、自分の感動を言葉にして、相手に伝えられる人に育っていってくれていることが、嬉しいと素直に感じた。