実は、3日前、我が家の階段の一番上から、一番下まで見事に落ちた。いつも息子とふざけあい、パンチ、キック、追いかけて膝蹴りと鍛錬をしている私だが、意外に握力が弱い。追いかけっこをして、階段を駆け上った。待て、と下から足を引っ張る息子、落ちるものかと、手すりにしがみつく私。手が引っ張られる力に耐えられずあっけなく降参。桜島大根がゆっくり、階段を落ちていくように、ごろんごろん、と落ちたと息子が笑う。首をひねり、左足の大腿部を強打した。ちょっと立てない。そのご確認したが目だった外傷もなく、問題は痛みだけだった。翌日おっどろいたことに、足ははれ上がり、赤紫色に変色。辛いのは、体重増でキツクなった、ジーパンが足に触れて痛いのなんの。日頃から余裕が無いのに、はれてさらにきつくなり、締め上げる感じ。一挙一動に痛みを感じるから、困り者。折角、春めいてきて、またロードを走ろうと思っていた矢先なのに・・・。私の中では、春は遠いのかもしれない。
こちらに来た当初は、いろいろなものが日本のものより見劣りし、使いかっても至極悪そうに見えた。しかし、最近はこちらのモノが快適便利グッズに見えてきた。巨大なペッパーミルは(ついに買った)、非常に使い心地がよく、気分はすっかりクッキングチャンネル状態。http://www.foodnetwork.com/ 加えて、ナツメグをおろす器具まで買ってきた。中にナツメグを収納して置けるもので、5ドル弱で購入。さすがに、香りが違いますね。
ステンレスではない、耐熱ガラスの計量カップも、そのままでレンジにかけたり、湯煎にもかけられるので、大変重宝する。また、カップの種類も200mlから1000ml クラスまで、大きさがたくさんあるので、大、中、小とそろえておくと本当に便利だ。
偏見の賜物で軽視していた、計量カップの種類の多さも違う意味合いがあったことに気付いた。こちらには、1、1/2 1/3. 1/4 1/8 のカップをセットで売っている。私はてっきり、数学、計算に弱いアメリカ人の為にそれが用意されているのだと信じて疑わなかった。買い物の計算ぐらい、ちょいちょいと誰でも出来る賢い日本人には全く必要ないと。こちらのレシピでは、単位がグラムではなく、計量カップで表示されるものが多い。ケーキの粉、砂糖などを、カップ半分計ると、計れなくは無いが、非常にアバウとな計り方になってしまう。そっか、それであの様々な種類のカップがあるのかと合点する。デジタルの計りでグラムをきちんと計る日本人には、ちょっと不思議な感じがするが、これも生活の知恵で出てきたのだろう、今頃理解できた。
慣れるということは、こんなものなのかもしれない。次回のお土産は計量カップにしようと思う。欲しい方は、意思表示をしておいてください。ね。