プロジェクトXという番組の最終回のビデオを友人が貸してくれた。私は、この番組をいつもタオルを持って観ていた。とにかく、毎回涙が止まらない。感動で打ち震え、トモロオさんの口調を真似て、一体いくつの番組を独自に作り上げたか分らないほどだ。
その中で、やはり私が好きなのは、つっぱり生徒と元全日本のラガーマン山口先生とのラグビーを通じての人間同士のやりとり、つっぱり生徒と泣き虫先生の物語だ。
ビデオに録画したものを何回も見直した。ビデオの世界規格を作り上げた話も素晴らしいのだけど・・・。それは次回に
やはり感動するのは、先生が自分に矢印を向けたというくだり。ダメな生徒達が、名門高校にワンサイドゲームを強いられている。当然でしょう。彼らは努力はしないし、だいいち勝とうとも思ってもいないのだから。でも、先生は矢印を自分に向ける。情けない思いをしてるやろな、この子達のために自分は何をしてやったんだ?
お疲れさん、怪我はないか?
そんなことば、私には到底かけられない。
悔しい、先生勝ちたいと、泣く生徒を、よしがんばろうと、一年で勝てるチームにできるのだから、先生もすごいが、生徒もすごい。つっぱりはすごいと実感する。
自分に矢印を向けられるか?これは難しい。他者に対しては、鋭い切り口はいくらであるのに、自分に向えない。
私は感動で、バスタオルが要るほどだった。