どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

夢を乗せて・・・

2007-06-25 10:54:51 | うるるん
なんともロマンティックな題目で・・・お恥ずかしい

お母さん、お金を貯めて欲しい。。。。と、次男が私に、話したのが一年前。

高額な医療のキャンプに参加したいという。医大で、医者とは・・・・という、様々な経験をする、セミナーらしい。こちらでは、長い夏休みを利用し、子供たちは、様々なキャンプに参加する。学習系、スポーツ系、・・・・非日常の体験をする。しかし、それには、お金がかかる。地元の学校主催の安価なもなから、今回次男が参加した、大学主催の高額のキャンプまで、種類は様々にある。

キャンプというと野外で。。。。というイメージが強いが、ここでいうキャンプとは、フォーカスされた、対象を絞り込んだ、セミナーというほうが、わかりやすい感じがする。

次男と私は、一年前のその日から、せっせとたんす貯金をした。母の遺影の後ろに、毎月次男が貯めて欲しいと懇願した金額を封筒に入れておいた。一年間の思いがやっとかなった。

加えて彼は、地域の行政に奨学金を申請し、いくらかの援助も受けることに成功した。

医者になりたい。。。。それは、私の夢だった。否、私の父、母が、私に託した夢だった。しかし、ふがいない娘は、その期待に応えられなかった。実は今でも、期待に応えられなかった思いは、私を苦しめている。

誰もが勤勉に働き、血税を納め。そして、社会構成員の一人として、暮らしている、それ自体が立派な社会的な仕事だと理解しながらも、私は、どこかで、自分が社会の誰かの役に立っているという、仕事をしたかった。

次男は、勉強を一生懸命する。自分は、能力がないから、努力する以外に、方法がないという。
マス・サイエンスの選抜学校で、上級化学を教えている名物先生は、カンファレンスという、アメリカ式個人面談で、彼を僕にシェアーしてくれてありがとう、と私に言った。
これほどの賛辞があるだろうかと、私は目の奥が熱くなるのを感じた。

シカゴのイリノイ大学まで、医療キャンプに参加する彼を、今日送りにいってきた。
ボランティアの学生が、心配そうに見送る私を振り返りながら、彼に、寂しい?と。聞いていた。彼は、力強く。うんにゃ。・・と、いい(英語でね)、後ろを振り返らずに、歩いていった。

親の夢を引き継ぐ必要はまったくない。自分の夢を追いかけて欲しいと願うだけだ。子は自分とは違う人格であり、もし、期待するものがあるなら、その期待は最後まで自分に向けるべきだと私は思っている。

最近の、図書活動を通じながら(最近話題です)手にした絵本から、彼らの小さい頃を思い出していた。

さて、夢を持って飛びたてよ・・・・わが息子たち。と、エールを送りながら、長男に次いで、次男までが居ない家で、彼らが居ない寂しさを味わっている。

まだ、大丈夫、私には三男が居る。産んでてよかった、三番目。ははは。
コメント (4)
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