長男が元気に米国へ向けて、今朝、旅立った。
駅に送りに行ったものの、もちろんホームには入らない。元気でね、心配はそれだけ。
以前、大先輩から、とりあえず視覚に入ってこない子供のことは、心配にはならないもんだ、と聞かされたことがあった。え?逆でしょうと、信じられなかった。
しかし、実際に子供が大学生として、親元を離れてしまうと、こちらも居ないことを前提にした、新しい生活のリズムができあがり、さして毎日の生活で、子供のことを心配することはなくなった。時間があるとき、ほっとしたときなど、思い出したように、心配するだけのことだ。まるで心配することが親の責務でもあるように・・・。
親元を離れた生活を、私自身も大学生で始めて体験したが、それは、それは楽しかった。そして、たまに帰省すると、両親や家族が妙にかわいらしく思えるようになった。
この、距離感を私は気に入っている。成長した子供たちと、距離感を持ちながらというのが、なかなかいい。
さて、私もモードを切り替えて、しっかりしないと。
彼が旅立った朝が、青空でよかった。