帰国して、一番驚いたことは、同じ歳の人が亡くなっていた事だった。
息子たちのサッカーを通じて知り合いになった。私の方はお友達だとおもっていたけど、どうだろう・・。そんなによく話をしたわけでもないし、第一個人的にどうこう付き合いがあったわけではない。サッカーを通じてのものだった。
誰にも色々な人生があり、様々なことが起こる。私は人のことをあまり詮索することは好きではない。淡々と受け入れることが、他の人との付き合いだと思っている。
自分の人生は自分でどうにかしなくてはいけないが、人の人生は事実を受け入れていくことしかできない。
帰国して、きっとどこかのスーパーでばったりと会い、帰ったよ、どうしてた?位の会話を交わすものだと思っていた。
亡くなったと友人から聞いた時は、声も出ないくらいに驚いた。どうしてだろう。
色々な事情があったんだろう。仲のいい友達たちで、昨夜偲ぶ会をした。
それぞれの近況を話したり、故人の話をしたりした。
人生は思っているほど長くはないし、落胆するほど短くもないと思っている。最近は前者を強く意識するようになってきた。躊躇している暇は無いかもしれないよ、と、自分に問いかける。
一昨日のエスカレーターのことも、母やシャロンが、私を守ってくれたような気がした。